いつも読んでいただきありがとうございます。
今回は沖縄県で購入できるJR券について書きたいと思います。
JR券はJRの窓口、一部会社線の窓口、契約旅行代理店にて購入することが出来ます。
沖縄県にはJRが走っていませんが、一か所のみJR券を購入できる場所があります。
これが筆者が沖縄県で購入したきっぷです。
発行箇所が〇日 沖縄となっています。
これは日本旅行 沖縄支店のことです。
せっかくなので、乗車券について解説します。
乗車券の下の・・・・□□□□・・・・は
新幹線と在来線で営業会社が変わる場合の経由判定をしています。
前4つは東京~熱海間(新幹線 JR東海、在来線JR東日本)
中4つは米原~新大阪間(新幹線 JR東海、在来線JR西日本)
後4つは新下関~博多間(新幹線 JR西日本、在来線 門司~博多はJR九州)です。
この区間を一駅でも含む乗車券においては新幹線経由を■■■■、在来線経由を□□□□として表記します。
そして、当該区間が無い区間は・・・・と表記し、12文字となります。
なお、そもそもこれらの区間を含まない場合下線で表記されます。
続いて、経由欄です。経由欄は乗車経路の路線名が表記されます。
通常、〇〇線の「線」は省略されますが、路線名と同一の駅名がある場合のみ線まで表記されます。
有効期限です。
以前は〇月〇日から〇日間有効という表記でしたが、その解釈をめぐってトラブルが絶えなかったようです。
例えば、1月1日から1日間有効なら、購入時から24時間使えると主張する人もいたようです。
JRの世界においては、1日間有効というのは当日限り有効の意味なのですが、分かりやすくするため〇月〇日から〇月〇日まで有効、〇月〇日当日限り有効などと最近表記が変わりました。
右側の紫色の数字は切符番号です。
駅ではトイレットペーパーのようなロール紙を使用していますが、旅行会社では予めカットされたプリカット紙を使っています。
紛失などを防ぐため、予め数字が印字されています。
(6-タ)というのは、発行会社と区分です。
1はJR北海道管内、2はJR東日本管内、3はJR東海管内、4はJR西日本管内、5はJR四国管内、6はJR九州管内での発行という意味です。
タは他社線区間を含むという意味です。
なので、ここからはJR九州管内発行で他社線区間を含む切符と分かります。
C61は誤取消防止符号(キャンセルコード)です。
通常、払戻や変更などできっぷの取消を行う場合、端末機にきっぷを入れきっぷの磁気データから自動で取消を行います。
磁気不良できっぷの読み取りができない場合、係員が手入力できっぷの内容を端末機に入力するとともに誤取消防止符号を入力し、それらが一致していないと取り消せないようになっています。
誤取消防止符号はC00~C98まで2ケタの数字で構成され、券面の内容から自動的に算出されきっぷに印字されます。
CはキャンセルのCという意味です。
C99は特別な番号になっており、券面のキャンセルコードに関わらず、C99(救急)を入れるとなんでも取消が出来てしまいます。
C99は会社によっては使用禁止にしているところもあるようです。
9882は日本旅行沖縄支店の店舗番号のようです。
その右の96は発券担当者番号ではないかと思っています。
ちなみに、日本旅行沖縄支店は通常の旅行代理店ではなく、ビルの一室にあります。もちろん、個人客でも利用できます。
室内に入っても、内線で係員を呼び出す方式となっており、個人客でも利用できるとは言え敷居が高いことは事実です。
かつてはJR九州 沖縄支店があったそうですが、閉店してしまい、ここ日本旅行 沖縄支店が唯一となっています。
クレジットカードや日本旅行で取り扱える各種ギフト券も利用できますが、変更や払戻の際はここ(日本旅行 沖縄支店)での取り扱いとなってしまいます。と言われ筆者は現金で購入しました。
ちなみに、JR券の購入者はちょくちょく来ており、新幹線のきっぷを買いたいなどと言って来店している人もいたので、そこそこの需要はあるようです。
ネット予約が発達した今、いつまで日本旅行 沖縄支店が残るか分かりません。コレクターの方はお早めに