ICカード導入の功罪 名古屋市営地下鉄 名鉄編 | 鉄マイラー修行中

鉄マイラー修行中

2014年トワイライトエクスプレスのスイートに乗車。
寝台特急の魅力にとりつかれてしまった筆者。
2015年にカシオペアに乗車するも、寝台特急はほぼ全廃。
現在は特典航空券を活用し、観光列車の旅を中心に楽しんでいる。
2017年(不通区間を除き)JR完乗達成。

↑自宅で映画見ませんか?

 

いつも読んでいただきありがとうございます。

不定期更新ですが、毎日更新できるよう頑張ります。

今回はICカード導入の功罪について書きます。

 

 

これは名古屋市営地下鉄とその周辺の路線図です。

今回は名鉄と相互乗り入れを行っている上飯田線(ピンク色)に注目したいと思います。

二社とも全国共通交通系ICカードの利用が可能となっています。

 

ICカードはシステム上、中間改札などが無い限り乗車経路を判定することが出来ません。

そのため、実際の乗車経路に関わらず旅客有利の運賃での引き落としとなることがあります。

 

例えば、上飯田駅から上小田井駅まで移動するとき、地下鉄経由なら310円、名鉄経由なら880円となります。

駅できっぷを購入する場合は実際に乗る経路で購入しないといけないため、地下鉄経由のきっぷで名鉄経由に乗ると不正乗車になります。

ですが、ICカードの場合、乗車経路の判定が出来ないので名鉄経由で乗車したとしてもこの区間では310円しか引き落とされません。

また、路線の中間駅であり相互直通運転を行っているため中間改札を設置するのも難しいと思われます。

正規運賃の半額以下で乗れるのは良いようにも思いますが、名鉄からしたらとんでもなく迷惑な話です。

実際の輸送を行っているにも関わらず、この場合運賃収入は名古屋市営地下鉄にしか入らないのです。

 

ICカードは切符を買わなくて便利、自動改札を瞬時に通過できるなどのメリットも多いのですが

その一方で、運賃の配分がきちんと行われていない側面も持っています。

今や都市圏でのICカード利用率は8割を超えていると言われていますが、まだまだ改善の余地はありそうです。

そして、磁気きっぷの素晴らしさもまだまだありそうです。

 

ただ、このような状況を名鉄が見て見ぬふりしているとは考えられません。

もしかしたら、近い将来中間改札の設置などがあるかもしれません。

 

次回もよろしくお願いします。
このブログは読者の皆様からのいいね!やコメントによって成り立っています。
コメントやナイスをよろしくお願いします。
感想などコメントをいただけるとより嬉しいです。
 
このブログを検索する場合は「鉄マイラー修行中」で!!

 

↓お得な動画配信サービスはこちらから!