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COMPASSUS@shanghai

上海老房子生活の中で魅了されたモノ、デザイン
風景、お仕事、旅行など、日々を記録しています。



キラキラ輝くゴージャスなインテリア。
この華やかなゴージャス感も「上海」という街が持つ、魅力の1つですよね。

黄浦江の南浦大橋のふもとに佇む、完全予約制の隠れ家レストラン。
「THE CUBE HOUSE 22」

上海で出会い、お世話になっている友人のお誕生会を、
先日このレストランで開かせて頂きました。




イタリア人デザイナーによる設計だそうです。

装飾品もしっかりコーディネートされていて、モデルルームのよう。




飾り鋲がアクセントになった壁面。レザーの柔らかな高級感。

ディスプレイで使われているルイヴィトンのアンティークスーツケースは、
オーナーのコレクションだそうで、いたるところに飾られていて、びっくり。




お部屋によって、それぞれテーマがあるそうで、色々なインテリアを楽しめます。

このお部屋は、Bar使いでゆったり過ごせそう。




車をテーマにした少しポップなお部屋もあったり。

他にも、ビジネスで使えるミーティングルームや、
結婚式が出来そうな広々としたパーティールームなどもありました。

大富豪のお屋敷に、招かれてるかのような気分に。




お料理は、江蘇省のあっさりとした中華のフルコース。

新鮮な素材を生かしたお料理で、日本人の口にも合うような、繊細な美味しさでした。




刹那的で魅惑的な上海に、
このキラキラ輝くゴージャスインテリアは、やはりしっくりきます。

ナチュラル、シック、シンプルモダン、そんな堅実テイストが好きな日本人でも、
なんだか自然とテンションが上がってきてしまいます。笑

この高揚感が、まさに、「上海!」だなぁ、と。


そんな街で出会えた素敵な友人達と、
一緒にお祝い出来た、華やかで幸せいっぱいなお誕生会でした。
喜んで頂けて良かったです^^

このBrilliantなレストランを予約してくれた友人にも感謝です☆




THE CUBE HOUSE 22
http://thecubehouse.cn/en/




暑くなったり、寒くなったり、毎日天候に振り回されますね。

先日、ふと思い立って、久しぶりに美術館へ。




黄浦江沿いに佇む龍美術館 LONG MUSEUM。

古い船着き場の工場をリノベーションした美術館で、
カフェ、ミュージアムショップ、ホールなども併設されています。




お目当ては、現代美術家オラファー・エリアソン(Olafur Eliasson) の個展。
『Nothingness is not nothing at all』


- The open pyramid -

入場してまず現れるのが、この逆ビラミッド型の巨大な鏡の天井。

天井に写る自分が、まるで他人みたいな感覚に。
初めて見る、この角度から眺める自分。

一気に、アート観賞のスイッチがオンへ。




- Sky gaze Circle -

立つ位置、見る角度、ほんの少しの違いで、藍色の分量が変わって見える作品。

当たり前のことだけど、
日常生活でも、いつも隣に居る人とも全く同じ風景を見ているわけでない、ってこと、
思い出させてくれます。




- Round rainbow -

回転するアクリルの輪に光を当てることで生まれる、光と影の世界。

一瞬、一瞬、光のラインが変化してく、幻想的な作品。
作品と、自分と、空間と、時間と、その一体感に魅き込まれます。




- All your views -

この作品の前に立つと、すべての水晶に、自分の姿が映り込みます。




こんなにたくさんの自分を見せられるのは、初めてかも。
水晶の中から見つめてくる、たくさんの見知らぬ自分に、なぜか圧倒されてまった私。




- Happiness -

ちょうど目線の高さのスリットを覗くと、
上からふわふわと降り落ちてくるシャボン玉の世界。

現れては消えて、消えては現れて。
Happiness、、、幸福ってこういうことなのかな。




- your plural view -

鏡のトリックを使った作品。

ナイスショット!
中国の方は、本当に自撮りが大好きですよね。笑
皆さん、自由に、心趣くままに、楽しまれてました。


観賞者が作品に関わることで完成される、オラファー・エリアソンのアート。

「今」、「この時」、「この瞬間」、を感じました。
彼の作品は、モノじゃなくて、現象そのものなんだなぁ、と改めて実感します。

私もデザインを考える時、住宅でも、店舗でも、展示会でも、
空間を創ったその先にある、「安らぎ」とか、「賑わい」とか、「ワクワク」とか、
そういった目に見えない現象をイメージして、設計を進めていきます。
だから、彼の作品に、すごく魅かれてしまうのかもしれません。

いつもは閉じてる感覚を開かせる、
そんなアートの力って、やっぱり素晴らしい!ですね。



龍美術館 LONG MUSEUM

上海市龍騰大道3398号
http://thelongmuseum.org/html/index_cn.html

Olafur Eliasson
『Nothingness is not nothing at all』
2016.3.20 - 6.19






ようやく、旅の記録③最終回です。

ギリ諸島から上海に戻る間に、夫のお仕事もあり、ジャカルタに3泊。

ホテルは、「Morrissey Hotel Residences」。
黒い犬が、館内のいたるところで出迎えてくれます。




廊下にも、ゆったり寛げる空間があったり、




屋上には、屋外プールとキッチン付きのパーティルームもありました。
2Fには、気軽に使えるミーティングルームも。

街の中心部で立地も良く、ビジネスにも観光にも使い易い手軽なホテル。




お部屋は、色々な間取りがあるようですが、この構成は割と使い易かったです。

天井も高く、壁一面大きな窓で、面積の割には開放感が。
トイレとシャワールームが狭くて残念でしたが、キッチンもあって長期滞在も可能です。




上手くミニマム設計されていたので、コンベックスで寸法をきっちり取ってみました。
ホテルは良い勉強になります。




さて、ジャカルタ観光中に、インドネシア人の女性に連れて行って頂いたレストラン。

「Dapur Babah Elite & Tao Bar」

プラナカン料理を味わえます。




プラナカンとは、主に東南アジアへ渡った中華系移民の末裔たちのこと。

中国、マレー、ジャワ、オランダ、イギリスなどの文化がミックスされた、独特の世界。
ここのオーナは、他にホテルなども手がけているそうです。




中庭席もあります。

上海も、東洋と西洋がミックスされた美しい文化がありますが、
異文化が出会うことで生まれる美しさとユーモアに、私はいつも魅かれてしまいます。




盛りつけも素敵な、イカ入り炒飯の「ナシゴレン・チュミ」。
ハーブが良く効いていて、今回の旅の中でこのレストランが一番美味でした。



ジャカルタは、予想以上にハイセンスなお店が多くて驚きでした。

その割には、街のインフラが整っていない、、、というアンバランスさや、
時々遠くから聞こえてくるコーラン、コンビニにお酒が売ってない、などなど、
イスラム文化も垣間見え、この街の独特さを感じる旅となりました。

私の内側の感覚が、また少し広がったような気がします。





Morrissey Hotel Residences
http://iammorrissey.com

Dapur Babah Elite & Tao Bar
https://www.tuguhotels.com/restaurants/jakarta/dapurbabahelite/