上海 / 体感する!現代アート | COMPASSUS@shanghai

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上海老房子生活の中で魅了されたモノ、デザイン
風景、お仕事、旅行など、日々を記録しています。



暑くなったり、寒くなったり、毎日天候に振り回されますね。

先日、ふと思い立って、久しぶりに美術館へ。




黄浦江沿いに佇む龍美術館 LONG MUSEUM。

古い船着き場の工場をリノベーションした美術館で、
カフェ、ミュージアムショップ、ホールなども併設されています。




お目当ては、現代美術家オラファー・エリアソン(Olafur Eliasson) の個展。
『Nothingness is not nothing at all』


- The open pyramid -

入場してまず現れるのが、この逆ビラミッド型の巨大な鏡の天井。

天井に写る自分が、まるで他人みたいな感覚に。
初めて見る、この角度から眺める自分。

一気に、アート観賞のスイッチがオンへ。




- Sky gaze Circle -

立つ位置、見る角度、ほんの少しの違いで、藍色の分量が変わって見える作品。

当たり前のことだけど、
日常生活でも、いつも隣に居る人とも全く同じ風景を見ているわけでない、ってこと、
思い出させてくれます。




- Round rainbow -

回転するアクリルの輪に光を当てることで生まれる、光と影の世界。

一瞬、一瞬、光のラインが変化してく、幻想的な作品。
作品と、自分と、空間と、時間と、その一体感に魅き込まれます。




- All your views -

この作品の前に立つと、すべての水晶に、自分の姿が映り込みます。




こんなにたくさんの自分を見せられるのは、初めてかも。
水晶の中から見つめてくる、たくさんの見知らぬ自分に、なぜか圧倒されてまった私。




- Happiness -

ちょうど目線の高さのスリットを覗くと、
上からふわふわと降り落ちてくるシャボン玉の世界。

現れては消えて、消えては現れて。
Happiness、、、幸福ってこういうことなのかな。




- your plural view -

鏡のトリックを使った作品。

ナイスショット!
中国の方は、本当に自撮りが大好きですよね。笑
皆さん、自由に、心趣くままに、楽しまれてました。


観賞者が作品に関わることで完成される、オラファー・エリアソンのアート。

「今」、「この時」、「この瞬間」、を感じました。
彼の作品は、モノじゃなくて、現象そのものなんだなぁ、と改めて実感します。

私もデザインを考える時、住宅でも、店舗でも、展示会でも、
空間を創ったその先にある、「安らぎ」とか、「賑わい」とか、「ワクワク」とか、
そういった目に見えない現象をイメージして、設計を進めていきます。
だから、彼の作品に、すごく魅かれてしまうのかもしれません。

いつもは閉じてる感覚を開かせる、
そんなアートの力って、やっぱり素晴らしい!ですね。



龍美術館 LONG MUSEUM

上海市龍騰大道3398号
http://thelongmuseum.org/html/index_cn.html

Olafur Eliasson
『Nothingness is not nothing at all』
2016.3.20 - 6.19