この記事を書くにあたり、天文学的な冥王星についてもちょっと調べたのですが
まぁ〜 面白い!
と冥王星が大好きになりまして、
ちょっとご紹介。
*見つかったきっかけが面白い
それは海王星が見つかったきっかけに遡ります。
海王星が見つかったきっかけ、それは、天王星の軌道の微妙なブレでした。
そのブレは、未発見の惑星の仕業に違いない!と
天文学者たちが調べたところ、海王星が見つかったというわけです。
そして今度は、海王星の軌道のブレが指摘されます。
海王星が見つかった仮説と同様、
未知の惑星が影響を与えているんじゃないか?
天文学者たちは予測を始めます。
そこで見つかったのが冥王星。
冥王星を発見したのはこの方。
アメリカの天文学者、トンボーさんです。
Wikipedeiaより
写真の中で彼が手にしているのは、なんと自作の望遠鏡。
経済的な理由で大学進学を諦めたが、望遠鏡を自作し、天文の研究はやめなかった。
地道に腕を磨き、天文台に採用となる・・・のち、冥王星を発見。というストーリー。
ちなみに、こちらに、冥王星発見時の写真があります。
こんな、こまっかい違いよく気づいたよねという写真です。ぜひ見てください。
泣ける。泣けるよ。
こういうちょっとした感動に出会うと、ついつい数秘を調べます。
彼は22のゾロ目でした。納得!
その突き進む感じ、並外れた行動力、さすがです!!
NASA/JHUAPL/SWRI, Public domain, via Wikimedia Commons
File:Pluto by LORRI and Ralph, 13 July 2015.jpg - Wikimedia Commonscommons.wikimedia.org
ちなみにこの白いハート部分可愛くないですか?
彼にちなんでトンボー地域と名付けられています❤️
*色々と想定外で面白い
で。めでたく発見された冥王星ですが
現在天文学の世界では惑星から外されております。
発見後のさまざまな研究により
あれ、思ったよりちっちゃくね?(月より小さい)
これ、天王星に影響を及ぼすほどの重力持ってなくね?
アーンド、
海王星の「軌道のブレ」が
他の惑星の影響でなく、公転軌道の推定が正確でなかったため、とわかったのである。。。
チーーーーん(涙
”惑星Xはそもそも存在する必要はなかったのだ”
ニュートン別冊 「ついに到達!冥王星 太陽系探査の最前線」より
ああ。ここまで言われちゃったよ
そんなこんなで、天文学会では、賛否両論ありつつも、冥王星は準惑星という位置付けになったのであった。
トンボー氏は、亡くなる直前まで、冥王星は惑星であるべき、と主張していたらしいよ・・・
あとは、アメリカ人が初めて見つけた惑星だったらしく、
アメリカとしては、惑星のままにしておきたかったんじゃないか、という記載も見かけました。
しかし、冥王星は人々にロマンを与え。
2015年ニューホライズンズ探査機が冥王星に超接近した時の、サイエンスチームの笑顔の写真がこの本にあるのですが
とってもいい顔なんだよ。
そして、冥王星まで探査機が到達するには、最初の発射のエネルギー+太陽光だけでは無理で、木星スイングバイ(木星の公転のエネルギーを利用して加速)をしています。
木星と待ち合わせして到達してるんよ、そりゃぁ緻密な計算あってのことだったでしょう。
また泣ける。
このニューホライズンズは現在、どんどん地球から遠ざかっているようです。いつまで通信できるのでしょうね・・・
ニューホライズンズの現在の位置を知りたい方はこちら
ちなみに冥王星はプルートという名前が付いており、ローマ神話、ギリシア神話に通じたイギリスの少女が名付けたものだそうです。
(ローマ神話に登場する冥府の王)
他にも色々候補はあったけれど、トンボー氏の前に冥王星探索を行なっていた、パーシヴァル・ローウェル氏のイニシャルPとL(PLuto)を表すということもあり、採用されたとのこと。
ディズニーのプルートは、冥王星が発見された年に生まれたキャラクターで、それが命名の由来らしい。
そして、組曲「惑星」を作曲したホルストは、冥王星の曲も作りたかったらしいけれども、体力的な理由で断念したとのこと。
(亡くなる数年前に冥王星が発見される)
そして、西洋占星術上では今でも惑星です。
冥王星、愛されてるよなぁー(感動)
宇宙っていいですよね
なんか、短絡的に見ると、誰得な研究だ?と思っちゃうけれども。(めっちゃお金かかるし)
でも、地球を宇宙を俯瞰して見れるということは、自分の人生やりたいことやろう!
そんなエールをもらいます。
今日はこの辺で。
今年もありがとうございました。
来年も好きなことを書いていきます!