「エリーゼのために」を練習中の
小4生徒さんは、ほかにも
バイオリンandマンドリン伴奏の
ベートーベン作品「メヌエット」
また、連弾で
「白鳥の湖🦢」
魔女の宅急便より🧙♀️「風の丘」
も、手がけています。
一度のレッスンでは全てみきれないので、
順繰りに回して練習していて、今日は久しぶりに
「エリーゼのために」を弾きました!
以前の投稿でも取り上げた
イ短調部分の秘策!
左の連打を、
「イヌネコサル」方式で、取り組んでもらっているので、
とてもスムーズにその部分の左を弾くことができ、今日はその部分の右手の譜読みも進みました。イ短調部分の和音のテクニックは、特別な秘策をお教えしています。
ポイントは
5の指の柔軟性を使います!
とっておきの技です!
私は、普段から手のひらの筋肉、および指の関節の柔軟を使い演奏しておりますが、
子供たちの手の発達をみながら、みんなの関節や手首に負担のかからない程度に、その技を教えています。
手が私が小さいものですから、
いつも奏法には工夫に工夫を重ねております。
楽に演奏し、豊かな音量と共に音色の美しさを求めてこそがピアノだと考えています✨
鍵盤に密着した奏法は、
鍵盤から指は離れません。
スタートが鍵盤に密着しているから。
そもそも叩く概念はないので、
ピアノの鍵盤には触れるものだと、教えています。
タッチとは触れるという意味です。
それは子供たちのオクターブ奏法にも、つながります。
三年生になれば誰でも楽にオクターブを取ることができています。
オクターブをうまく演奏する
秘密は、
親指の第三関節と、5の指および各指の第三関節の間を広げてから指を180度以上?に広げたら、鍵盤にはめ込んでゆくのが、オクターブ奏法の基本。
その際、鍵盤は下から引き出しをしまう時のようにはめ込んでゆく。
上から掴んだりはしません。
なぜなら、そうすると無理して広げることなく
うまくオクターブを弾くために、子供でも指を広げることができます。
また
私は常日頃から指の関節の緩ませ具合と、手のひらの筋肉との相互的な駆け引きで、出したい音色を決めているので、その奏法を少しでも生徒さんにも伝えれるように、生徒さんの進度の段階を見てアドバイスしています。
私のピアノの理想的な音の原点は、中高で師事した大変素晴らしいピアニストでもある先生方の元でのレッスン時の音色によるものです。
先生方は外国の香り高き音でピアノを弾いておられ、そのレッスンは今でもずっと私の記憶の根底にあります。
それは、とても素晴らしいピアニストの演奏会で出会った音色と同じ感覚と感動です。
さて、
今日エリーゼを弾いてくださった生徒さん!
ベートーベンのメヌエットの伴奏もレッスンで弾きましたが、
オクターブの場面も、楽に指を広げピアノにはめ込み、無理のないノーブルな音で演奏してくれました。
本人も私も大満足です。
特に「エリーゼのために」は、生徒さん本人も私も気に入った音色に仕上がってきています!