FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -51ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

17日の欧米市場の各通貨は総じて上下に激しく揺れ動く相場つきとなった。

欧州時間より売りポジションの調整からじわじわと買われる展開が続いていたが、

NY時間に入り5月ニューヨーク連銀製造業景気指数(予想29 結果19.11)の

悪材料を受け、市場では一転売り攻勢となった。


NYダウ(最大で前日比184ドル安)の急落も手伝い、各通貨は日本時間の

安値を再び試す格好を見せる等、非常に弱い状況が続いていた。


その中でも豪ドル円は一時サポートラインと目される80.00円を買い気配ベースで

一瞬だけ下抜ける動きを見せていたが、引けにかけてNYダウが買い戻されると、

再び81円台まで値を戻すこととなった。


市場では、売り材料に過敏に反応しすぎたことで値ごろ感から

一時的に買われており、テクニカル面でのサポートラインと相まって

一時的に82円近辺まで戻すこともありうるだろう。


薄氷を踏むような状況ではあるが、相変わらず大きな動きが上下方向にあるため

ストップを設定しつつ短期の押し目買いが推奨されるか。

17日午後の東京外国為替市場は円売り優勢の展開。先週末から

続いたリスク回避の流れが午前の東京時間で一巡し、午後に入ると

クロス円通貨全般でショートカバーが進む形となっている。


相場の牽引役となっているユーロ円が安値112.45円を付けて

一旦の節目(2009年1月の安値が112.07円)を迎えたのをはじめ、

豪ドル円も本日安値が80.09円までと大台80.00円は支えられる

格好となったことで、クロス円通貨はテクニカル的にも押し目買いの

入りやすい状況にある模様。


ただ、欧州勢の多くは円買いで参入している。前日比プラス圏でスタートした

欧州株もマイナス圏へ押し込まれており、波乱含みの様相を呈し始めた。

欧米時間中の材料は5月ニューヨーク連銀製造業景気指数(予想:29.0)や

3月対米証券投資額がある程度だが、欧米株価次第では大きく値の振れる

場面がでる可能性はある。本日の安値を目安にクロス円通貨の動向を

注視していきたい。

先週の週初に発表された欧州金融安定化プログラムや

欧州中央銀行などの対策は、信用リスクや流動性供給に

向けて市場の安定化につながるとみなされ、リスクテイクの

動きが強まり、円安基調となった。


しかし、週末にかけて悲観論が頭をもたげる形で世界各国の

株価が下落し、再びリスク回避となる円高への動きが強まった。

為替市場は今週も不安定な状態が継続する見込み。


ファンダメンタルズを表す経済指標よりもユーロ諸国関連の

ニュースや各国の株価動向にマーケットは敏感に反応する動きが続きそうだ。