FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -49ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

25日午後、外国為替市場の米ドル円・クロス円各通貨は
午前の流れを引き継ぎ、軒並み下落気配での推移となっている。

アジア圏の中で注目度の高い中国株 が、朝鮮情勢の緊迫化を
背景に前日終値ベースで1.9%のマイナスとなり再び下落基調となる
恐れが出たことで、リスク回避の流れが再燃していることがある模様。

欧州株価もスペイン貯蓄銀行の国有化をめぐり、引き続き全面安で
スタートしたこともクロス円の上値を重くしている現状にあるようだ。

注目されている ユーロ円の動向だが、5/20の安値109.43円の安値に到達後、
何度も下値を試す展開が続いている。この流れはユーロ圏で予想に比べ良い
経済指標が発 表されたあとも構わず行われていることから、
依然予断の許さない状況が続いているといえそうだ。
24日午前の東京外国為替市場の米ドル円・クロス円各通貨は、
株価睨みの展開が続いている。

朝方、先週末引け際に上昇したダウ平均株価の動きから堅調推移が
期待された日経平均株価が軟調推移を示すと、リスク回避地合いが
強まり米ドル円・クロス円各通貨は安値を追う展開に。

ユーロ円・豪ドル円が本日高値水準からは1円以上も値を削る
(安値 ユーロ円:112.06円 豪ドル円:73.48円)荒い値動きとなっている。
ただ、中国株の寄り付き後は反転。こちらは前日比プラス圏で確りの
展開となり、円ロングポジションを巻き戻す動きが優勢となっている。

欧州情勢の不透明感が強く、長期的なポジションを保有する向きが
少なくなっており、目先も不安定な展開が続く可能性が高い。
1円ほどの上下動は「ブレ」の範囲内でもあり、この動きを考慮に
いれたポジション構築が必要になるだろう。
今週も外為相場は、波乱含みの様相を呈しそうだ。
各国第1四半期GDP(独:25日、英国・南ア:26日、米国:27日)や
4月米PCEデフレータ(26 日)等の重要指標が相次ぐ上に、
政治的なイベントも盛りだくさんであるためだ。

まず、24~25日の米中戦略経済対話では人民元切り上げに対する
話題が相場を動かす可能性がある。また、中国からの帰途には
米ガイトナー財相が英・独財相やトリシェECB総裁との会談を予定
(26・27日)しており、こちらで欧州諸国の財務問題の動向に動きがあれば、
ユーロを中心に大きく動意付くことが予想される。

加えて、各国中銀(ECB・スイス・豪)からの介入警戒感も
日増しに高まっており、こちらに絡む思惑からの売買も活発になりそうだ。
テクニカル的には、米ドル円・クロス円通貨ともそれぞれの5月の安値と、
4月高値から5月安値の38.2%戻しの水準(米ドル円:90.56円、ユーロ円:116.48円、
豪ドル円:78.27円等)とが上下の節目として意識されることが考えられるだろう。