FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -27ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

13日午後の東京外国為替市場、円は主要通貨に対して一時、

全面安の展開となった。米ドル円は3日ぶりに86円台を回復した。

昨日に続き金融当局・政府からの円高けん制は続いている。

昨年12月には鳩山前首相と白川日銀総裁が会談した前日、

日銀は臨時の金融政策決定会合を開催して追加緩和策の

導入を決定している。

相次ぐ円高けん制からドル安円高の流れが反転したことで、

一旦下攻めムードが後退したことに加え、クロス円に買いが

入ったことが米ドル円を押し上げたようだ。

一方で昨日発表の米国新規失業保険申請件数は予想より悪く、

米雇用情勢の低迷があらためて確認されたことで、

景気回復の腰折れ懸念が強まる中、米国時間には、

7月の消費者物価指数(CPI)や小売売上高、8月のミシガン

大学消費者マインド指数などの各種指標が発表される。

市場予想ではおおむね改善傾向が見込まれているが、

予想外の結果となった場合には、リスク回避を目的にした

円買いには警戒も必要ではないだろうか。

12日の欧米市場では、米ドル円、クロス円共に水準を
上げる動きを見せた。

NY序盤より雇用関連指標である米新規失業保険申請件数の
予想外の悪化を受け上値の重い展開が続いていたが、
菅首相と仙谷官房長官の電話協議の中で「動きが急すぎる」と発言し、
日銀と具体策の検討に入ったとの報道があったことが意識され、
積極的な円買いが手控えられた模様。

NYダウも米指標を受け、寄りつきから-100ドル強の下げ幅を
見せていたが、徐々に買い戻しの動きがみられると一転
円売り方向への流れとなった。

ここ最近の米ドル買い戻しは、FRBの金融政策が後手に回っていることで
リスク回避の流れから、ポジションを手仕舞い米国に資金が
戻ったため起きた所謂レパトリであり、消極的な米ドル買いに
過ぎないとの声も聞かれている。

そのため、クロス円に関しての上昇は限定的になるとの
声も聞かれており、86円の上値抵抗を超えられるか注目したい。

12日午前の東京外国為替市場において、豪ドル円が

軟調な推移となった。


10:30に発表された7月豪雇用統計は、失業率(予想:5.1%、結果:5.3%)が

予想外の悪化、雇用者数(予想:2.0万人、結果2.35万人)こそ

予想を上回ったものの、豪経済に対しては強気な見方が多いだけに

前者の結果により強く反応する形となった。


豪ドル円は75.84円まで本日安値を更新約1ヵ月ぶりの

75円台突入となった。5月下旬の安値を起点としたサポートが

75.00円付近に差し掛かっており、当面はこちらを意識する

展開となりそうか。


一方の米ドル円は85.00円を中心とにもみ合う展開。

84円台後半を巡る攻防が続いており依然予断を許さない。

一部メディアで玉木財務官が日銀関係者と会う予定との

報道がなされた。今のところ、目立った反応はないが

欧州勢により蒸し返されることも考えられ、欧州序盤の

動きに注意を払いたい。