FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -146ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

28日の東京外国為替市場は、各通貨値を削る展開となった。

エディ豪中銀補佐が景気の見通しについて楽観的な見方を示したほか、

注目材料であった豪消費者物価指数が、前期比で予想(+0.9%)を

上回る+1.0%と発表され、一時豪ドル円は上昇したものの続かず。


前年比では引き続きインフレ目標を大きく下回っており、

追加利上げ期待を大きく押し上げる内容とはならなかったため、

逆に水準を崩す展開となった。


先週テクニカル的な上値抵抗線に上昇を阻まれた豪ドル円は、

今週調整相場となっており、ひとまずは82.01円(8/10高値)が

下値目処として意識されそうだ。


一方、NZドル円も下値を窺う展開。NBNZ企業信頼感指数が

前月(49.1)を下回る48.2となったことを受け、

68円を割り込む推移となっている。

アジア圏株式市場が軒並み軟調な値動きとなっていることもあり、

66円台への下落も視野に入れておきたい。


27日の欧米市場では、全般的に円が買い戻される展開となった。

方向感に欠ける動きが継続した欧州タイムから一転、
10月消費者信頼感指数(結果:47.7 予想:54.0)と
10月リッチモンド連銀製造業指数(結果:7 予想:14)が
予想を下回る内容となったことをきっかけに、リスク回避の
円買い戻しが優勢となった。

特に、ユーロ円(安値:135.66円)や豪ドル円(安値:83.71円)を中心とした、
クロス円各通貨の下落が目立つ格好となった。

一方の米ドル円は、一旦買い支えられる場面もあったが、
米金利低下や原油価格の反発などを受けて、
91円台後半まで下落した。

しかし、重要な節目とされている91.70円付近で下げ止まる形となっており、
この水準を維持できるかがポイントとなりそうだ。

28日からは9月米新築住宅販売件数をはじめとした米経済指標の発表が
相次ぐことから、内容次第で米ドルに方向感が出てくる可能性もあるだろう。

27日午後の東京外国為替市場は、米ドル円・クロス円各通貨とも

動意の薄い展開であった。


藤井財務大臣より、「出口戦略については、日本経済は

まだ語る状況にはない」との認識が示されたが、

市場の反応は限定的であった。


今週は明日以降に各国の重要イベントが集まっているため、

積極的な取引が仕掛けにくいとの見方が多いようだ。


米ドル円は92.00円付近でのもみ合い。

8月初旬からの下落分の38.2%戻しにあたる91.70円付近での

値固めが進んでいることで、米ドル買い安心感が広がっているとの

声が聞かれている。

短期的には、次の目標値である8月初旬以来の

半値戻し(92.90円付近)までの上昇に期待したい。