FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -134ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

24日の欧米外国為替市場は、円と米ドルが主要通貨に対して

売られる展開となった。


欧州時間序盤、史上最高値を更新する金価格を横目に

米ドルが売られる展開。

その後トリシェECB総裁が、12月の理事会で非伝統的な政策の

解除方法を検討するとコメントしたことから、ユーロ圏の早期利上げ期待が高まり、

米ドルは対ユーロで大きく下落した。


一方、注目材料であった10月米中古住宅販売件数が市場予想(550万件)を

大きく上回る610万件と発表され、NYダウを中心に各国株価が

上昇したことでリスク志向が高まっており、キャリー通貨となる円も売りの

ターゲットとなったようだ。


低金利政策が長期間継続されると見なされているドル・円から、

利上げ期待の高い通貨への資金シフトは当面続く可能性が高く、

クロス円は更なる上昇余地がありそうだ。


一方で米ドル円は小動きに終始、米景気見通しについて強気な

見方が浮上しているにも関わらず反応は乏しく、底錬りの動きが続きそうだ。



今週は独IFO景況指数、米国の住宅関連指数そして

消費者信頼感指数等が発表される。

本日は日本の祝日、そして木曜日は米国が感謝祭で祝日となる。

この日は米国ではクリスマスの次に大切な行事とされており、

取引参加者の多くが休みを取るので流動性が低くなる。

また、11月は一部の米系金融機関の会計年度末や決算期に

あたることからポジション調整の動きが強まりやすい。

よってひとたびマーケットが動き出すと一方方向に動く事が

多くなるので注意が必要だ。


最近はバーナンキFRB議長はもとよりトリシュECB総裁など

各国要人が米ドル安に対して警鐘を鳴らしている。

米国の低金利や財政赤字の長期化等、米ドル安の材料は事欠かないが、

必ずしも理屈どおりに動かないのが為替市場。


世間一般では米ドル安の基調には変化がないというのがコンセンサスだが、

短期的な米ドルショートポジションの巻き戻しの可能性は完全に排除する事はできない。


20日午後、外為市場の各クロス円通貨は総じてもみ合いに終始した。


アジア圏株式市場が、午後に入っても金融関連株を中心に売り込ま

れていることから上値重く、また下値では値ごろ感から投機筋を中心に

買い注文が散見されていることで、方向感のない展開が続いているという。


本日は目立った経済指標の発表もなく新規材料に乏しい状況から、

週末特有のポジション調整に注意する以外は、基本的に現状のレンジで

推移するだろう。


一方の米ドル円はテクニカル面でみた場合10月27日の高値を起点とした

上値抵抗線に抑えられる格好となっており、引き続き下値目処を探る展開。


仮に88円半ばを割り込んだ場合、直近の最安値となる88円まで下落する

可能性には注意したい。