FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -133ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

25日午後の東京外国為替市場は、各通貨とも動意の薄い展開であった。


米ドル円は88円台前半でのもみ合い。NY時間に発表される10月耐久財受注

(予想:前月比+0.5%)や10月PCEコア・デフレータ(予想:前年比+1.3%)等の

米経済指標の結果を見極めたい向きが多く、発表までは同様な展開が続く

可能性が高そうだ。


動意が生まれてくるとすれば、一連の指標発表後となりそうだが、

特に22:30発表の10月PCEコア・デフレーターの結果に注意を払いたい。

FRBが政策金利を決定する際に重視する指標の一つで、


ここ一年程は下落傾向が続いていたが直近の二カ月は横ばいと

底打ち感も出ている。

また、18日に発表された10月米消費者物価指数でも物価上昇の

兆候が確認されていた。


仮に予想以上の結果となって米金利先安観が後退するようなら、

米ドル安トレンド転換のきっかけとなる可能性もあるだろう。


24日の欧米外国為替市場は、米ドル円が一時88.35円まで値を削るなど、

米ドルの地合いの弱さが際立った。


この日発表された11月リッチモンド連銀製造業指数が予想(8)を大きく

下回る1となった事に加え、FOMC議事録において出口戦略が検討されて

いない事が明らかとなり、改めて米低金利政策の長期化が嫌気されたようだ。


但し、原油高とドル安がインフレを加速される可能性があるとの指摘もされており、

完全なドル安容認とまでは言い難い内容。国内消費や住宅市況が予想以上に

改善すれば、比較的早期に利上げが検討される可能性もあり、注意したい。


一方のランド円は、本日のプラス圏を回復している。

欧州時間に発表された第3四半期GDPが、前期比+0.9%と市場予想

(同+0.5)を上回り、リセッションから脱却したことが好感された。


テクニカル的にも上値を抑えていた5日線を上抜けており、一段の上昇余地が

生まれそうだ。

24日午後の東京外国為替市場は円買い優勢の展開となった。


英FT紙が、金融安定理事会(FSB)が年末までに発表するとされる

自己資本新規制のもとでは、世界の大手金融機関の多くが資本上足に陥り、

向こう数年間に渡って増資が必要になる可能性もあるとの見方をS&Pの

アナリストの話として報道した。


この報を受けてリスク回避の流れが再燃、円買いが加速する形となっている。

中でも豪ドル円への影響が強く、一時81円台を割り込む(安値:80.98円)

場面も見られた。


ダウ平均先物が時間外取引で軟調な動きを示していることから、

目先もこの流れが継続する可能性が高く、短期的には先週末の安値80.61円

付近を試す展開となることも考えられそうだ。


一方の米ドル円は88.70円付近での推移。

こちらも上値は重いが、米ドルが円以外の主要通貨に対しては買い優勢に

推移していることで、クロス円通貨に比べると下落の勢いは弱い。


本日は第3四半期 GDP改定値やFOMC議事録等、重要なイベントが多い。

GDP等は貿易赤字拡大や個人消費の伸び悩みから下方修正を見込む

向きが多いようだ。

これらの材料を消化したうえで88円台を維持できるかが焦点となる。