FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -132ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

26日の欧米外国為替市場は、円が主要通貨に対して大きく上昇した。


ドバイの政府系投資会社ドバイワールドが債務返済の延期を要請した

とのニュースを受け、マーケットでは債権を大量に保有している

欧州系金融機関の財務内容を圧迫するとの見方が優勢となった。


英FTや独DAXなどの欧州株式市場は、金融セクターを中心に

下げ幅を拡大、結局3%を超える大幅下落を記録した。


一方では、ラガルド仏財務相によるユーロ高けん制発言などもあり、

目先もユーロは軟調な推移を強いられる可能性が高いか。

ユーロ円では10月の安値(128.96)が視界に入り押し目買いも散見

されそうだが、アジア時間での同時株安が更なる円買いを支援する

可能性もあり、注意したい。


一方のランド円は、高値から500ポイント近い下落幅を一時記録した。

一連のリスク回避行動や、インフレ指標の落ち着きが材料視されており、

下値余地を確認する展開が続きそうだ。

26日午後の東京外国為替市場、午前中に急進した円買いの

流れは一服している。

円買い進行のきっかけとなった米ドル円は86.28円まで

年初来安値を更新後、緩やかに水準を回復し現在は86.80円付近

で推移している。

今回の動きに対する、各国通貨当局者の反応に注目が

集まっているが、今のところ目立った発言はなされていない。

一部ではスイス中銀による為替介入の可能性が噂されたが、

この噂に関しスイス中銀はコメントを拒否しているとのこと。

下落が一服したとはいえ、米ドル円は87円台を回復しきれて

いないように市場参加者の下値警戒感も依然として高い。

本日はサンクスギビングデーで米国市場が休場なため、

市場が薄くなるNY時間には短期筋による仕掛け的な動きにも

注意をしておきたい。

一方のクロス円各通貨も午後は下げ一服の展開。

豪ドル円は、安値も79.55円までと11月の安値(79.45)更新は

回避される格好となった。

テクニカル的な節目を維持したことで、目先は豪ドル買い安心感が

高まる可能性がある。

節目となる80円台も回復しており、短期的には5日間移動平均線の

差し掛かる81.30円付近までの上昇に期待したい。

25日の欧米外国為替市場は、引き続き米ドルの弱さが際立つ値動きとなり、

米ドル円は一時87.21円まで値を削った。


この日発表された米経済指標は、10月PCEコアデフレータ

(予想:前月比+0.1% 結果:同+0.2%)や10月新築住宅販売件数

(予想:40.8万件 結果:43万件)など概ね市場予想を上回る強い

数字となったものの、米ドル買いには結びつかず。

逆に通貨当局がドル安を容認しているとの見方から、

主要通貨に対するドル売りが加速する展開となったようだ。


米ドル円はリーマンショック以降の最安値である87.10円に迫る勢いで、

本日も下値余地を探る可能性が濃厚だが、やや売られすぎとの意見も

聞かれている。


遅ればせながら米雇用環境に改善の兆しが見られ始めており、

一旦底打ちとなる事も考えられる。

世界的にドル安が進行していることで、日本当局にも為替介入の理由が

出来つつあり、関係者の発言如何によっては大きく値を戻すことも

考えられるだろう。


一方で下げ幅が小さいのが加ドル円。

ロシア中銀が、外貨準備の一部を加ドルで運用するとコメントした事が

材料視されており、目先も加ドルの支援材料となりそうだ。