一昨日、最初から最後まで「紅白」を見た。「トイレの神様」を歌った「植村花菜」は、よく通る澄んだ声をしていた。詩の内容については、共感できない箇所は有るけれど、正直に告白しているなと思った。「いきものががり」の「ありがとう」は、今回一番楽しみにしていた曲であった。(もちろん「ゲゲゲの女房」でよく親しんでいた)。「いきものがかり」のボーカルの女性は、明るい伸びやかな声をしている。特に「サビ」の部分では、懐かしい風景に出合ったような気分になってくる。「ゲゲゲの女房」で好演し、楽しませてくれた紅組の司会者の「松下奈緒」は、落ち着いていたと思う。
「七番」は「のだめカンタービレ」のオープニング・テーマになって広く知られるように成った。「ベートーベンの交響曲は何番が好きか?何番がいいと思う?」のような会話に成った時、クラシックの事はよく知っていると自任している人は、だいたい「七番」だと答える。最近のコンサートでも、「七番」はよく取り上げられているので、やはり人気があるのだろう。僕も、フルトヴェングラーのレコードは持っているし、色んな機会に聞いている。最近では、アーノンクール指揮のウィーン・フィルのコンサートにも出かけて聞いた。しかし僕にとって「七番」は、未だに「難しい曲」である。僕は、「三番」、「五番」、「九番」の方が聞きやすい。自分では「七番」もよく聞いたと思っているのだが、まだまだ聞く回数が少ないのかもしれない。
「THIS TIME BY BASIE 」は、僕が、ジャズを始めて、直ぐに出会ったアルバムである(CD版は11曲目までがオリジナルで12曲目から16曲目までは、他のアルバムから引っ張ってきた物である)。クインシー・ジョーンズが当時のポピュラーな曲(「ムーンリヴァー」や「思い出のサンフランシスコ」など)をカウント・ベイシー楽団の為にアレンジしてできたアルバムである。ジャズの事を殆ど知らなかった僕は、「What Kind Of Fool Am I 」という曲の中でソロを演奏している、アルト・サックスの「マーシャル・ロイアル」とトロンボーンの「アービー・グリーン」を聞いて、「ジャズのプレイヤーにもこんなにうまい人がいるのか。」と驚いた。また楽団のアンサンブルも一級品だし、強烈なアクセントは胸に突き刺さった。このアルバムで僕は、「カルチャー・ショック」を受けてしまった。それ以来カウント・ベイシーのアルバムは、次々と聞いたし、カウント・ベイシーがまだ健在な頃のコンサートには3回は行っている。カウント・ベイシー亡き後、現在の「カウント・ベイシー楽団(バンド名がちゃんと残っている)」は、古くからのメンバーであったビル・フューズがリーダーを務めている(もうトロンボーンは吹かず指揮のみ)。先日も日本で、コンサートがあったので、出かけたのだが、懐かしい曲をたくさん聞くことができた。