イングランドはサッカーの母国と言われる。プレミア・リーグを見ていても、世界中からスター選手が集まり、大変活況を呈している。華がある。しかし、いざイングランド代表に目を向けてみると、その成績はあまりかんばしくない。ワールド・カップの優勝は、1966年の自国開催の時の1回だけだ(ちなみに、ブラジルは5回優勝している)。その後も4位が最高で、1974年、1978年、1994年の大会では、予選で敗退し、本大会に出場していない。しかし、僕が感心したのは、1966年に優勝した時に、アルフ・ラムゼイ監督が、いわゆる2トップといわれる4-4-2のフォーメーションを敷いていたということだ。本職のウイングを起用せず、中盤の運動量を重視したフォーメーションで、当時「Wingless Wonders ウイングレス・ワンダーズ(無翼の脅威)」と言われたらしい。このフォーメーションは、1993年にJ・リーグが開幕した頃は、一般的なフォーメーションだった。それをイングランドの代表はいち早く取り入れていたのだ。その先進性には敬意を表したい。今後も、イングランド代表には、サッカーの母国として、世界中をワクワクさせるようなサッカーを見せてもらいたいと思っている。


1970年頃見ていた「三菱ダイアモンド・サッカー」は、1970年のワールド・カップ・メキシコ大会の放送を一通り終え、その後は、当時のイングランドの1部リーグ(現プレミア・リーグ)の試合を放送してくれた。イングランドのサッカーはとにかくスピードがあり、展開が速いのにはびっくりした。マンチェスター・ユナイテッドのボビー・チャールトンやジョージ・ベストのプレイも見る事ができた。ジョージ・ベストは北アイルランドの代表で、1968年に史上最年少で、バランドールを受賞した選手だ。今もその時見た華麗なドリブルが目に焼き付いている。マンチェスター・ユナイテッド(現在香川真司が所属している)は、1958年の「ミュンヘンの悲劇(航空事故)」を乗り越え、1968年にイングランドのクラブとしては初のヨーロッパ・チャンピョンになったクラブであり、1999年には、ベッカム、ギグス、スコールズなどを擁し、イングランドのクラブ史上初の世界チャンピョンになったクラブだ。その時の試合を残念ながら僕は見ることができなかったのだが、その結果を聞いた時は、本当にうれしかった。それから、2008年にFIFAクラブ・ワールドカップにC・ロナウド、ルーニーなどを擁して優勝し、2度目の世界チャンピョンになったのは、まだ記憶に新しい。そんな訳で、昔からマンチェスター・ユナイテッドには、愛着を持っていたので、僕の好きな香川真司選手には、是非頑張ってもらいたいと思っている。 


僕が中島みゆきを知ったのは、1975年頃、たまたま付けていたラジオから流れてきた「あざみ嬢のララバイ」を聞いた時だ。変わった歌い方をする、妙にさめた感じの女の子だなという印象を持った。その後、嫁に来た妻が、第6回世界歌謡祭でグランプリを受賞した「時代」のシングルを持っていたので、聞かせてもらった。曲もいいし、「時代」という言葉の使い方が面白いなと思った。そして、「時代」はめぐって、NHKの番組の「プロジェクトX~挑戦者たち~」の主題歌だった「地上の星」を初めてきいた時は、その迫力と説得力のある歌に圧倒されてしまった。この番組自体もおもしろくてよく見ていた。またエンディング・テーマの「ヘッドライト・テールライト」も好きだ。もちろん「地上の星」で、「紅白」に初出場した時も見た。その後、有線放送などでも何回となく彼女の歌を耳にしたが、人生を切々と歌う彼女の歌を聞いていると、僕は「シャンソン」を聞いているような気分になってくるのだ。