僕が中 島みゆきを知ったのは、1975年頃、たまたま付けていたラジオから流れてきた「あざみ嬢のララバイ」を聞いた時だ。変わった歌い方をする、妙にさめた感じの女の子だなという印象を持った。その後、嫁に来た妻が、第6回世界歌謡祭でグランプリを受賞した「時代」のシングルを持っていたので、聞かせてもらった。曲もいいし、「時代」という言葉の使い方が面白いなと思った。そして、「時代」はめぐって、NHKの番組の「プロジェクトX~挑戦者たち~」の主題歌だった「地上の星」を初めてきいた時は、その迫力と説得力のある歌に圧倒されてしまった。この番組自体もおもしろくてよく見ていた。またエンディング・テーマの「ヘッドライト・テールライト」も好きだ。もちろん「地上の星」で、「紅白」に初出場した時も見た。その後、有線放送などでも何回となく彼女の歌を耳にしたが、人生を切々と歌う彼女の歌を聞いていると、僕は「シャンソン」を聞いているような気分になってくるのだ。