「皆様へのお裾分けです」
「親戚からたくさん送ってきたもので、皆様へのお裾分けです」。
一人暮らしや核家族で時々こういうことがあります。
また、一般の方がブログで情報発信をする最近では、心温まるエピソードを披露して「私も感動したので、皆様へのお裾分けです」という書き方をよくします。
ところがこの「お裾分け」は「裾の部分」つまり「余り」を分け与える意味で、本来目上の人に使わない言葉なのです。
もちろん、言葉うんぬんより、その「皆さんに分ける」心遣いが優しく歓迎されはするでしょう。『広辞苑』を引いても「もらいものの余分を分配すること。おすそわけ」とあり、特に目下の人が対象とは書かれていません。
しかしやはり、感覚としてお客様相手には使いにくい言葉です。
「いただきもので失礼ですが、食べきれないので助けてください」「たくさん送ってきて食べられないので、皆さんで召し上がっていただけるととても助かります」という言い方もあります。分けてもらったほうも恐縮せずにすみます。
また、こんな時にちょっと知っておくと素敵な言葉があります。
それは「お福分け(福分け)」です。「祝賀の品、また貰い物などを分けて他人に与えること。おふくわけ」という意味があります。「福渡し」も同様です。
そのほうが、縁起がよく、温かい感じがします。
───ポイント
☆「お裾分け」は広く使われていますがもともとは「裾の部分」「余り」を分けるという意味です。縁起の良い言葉として「お福分け」を知っておくと便利です。
◆最新記事一覧です> http://ameblo.jp/comkeigo/entrylist.html
◆主宰者のHPです> http://www.value-p.jp
◆主宰者のメインBLOGです> http://valuep.livedoor.biz/