漫画のススメ presented by HANAKO -2ページ目

電車男



著者: 中野 独人
タイトル: 電車男

ネットでは見たんですが、出版化されたのを本屋で立ち読みました。話をざっと言うと、恋愛べたなアキバ系青年が電車で女性を助けて、それをきっかけに出会いが始まる。恋愛初心者のアキバ系青年(=電車男)はインターネットの大手掲示板2ちゃんねるからどうしたらいいかアドバイスをもらって…という一連の掲示板の書き込みを本にしたんですね。感想は、冷めてるのかなー、まー普通でした。ネットで読んだときも普通でしたな。というより、私は人を誘うのにいろいろストラテジーがあることに驚いたり。。。

とくに好きな漫画家 by HANAKO

『手塚治虫』
手塚治虫モノで育ちました。
それでもまだまだ読んでない作品は多いです。
死ぬまでに読めるかしら。。

『富樫義博』
原稿が下書き提出だろうがなんだろうが大好きです。
面白すぎ。作者独自の心理学があると思う。

『樹なつみ』
少女漫画でも少年漫画でもない、SF。

『荒木飛呂彦』
ジョジョですね。かなり影響受けてます。

『篠原千絵』
読みやすいし恋愛も上手に絡んでて好きです。

獣王星 / 樹なつみ



著者: 樹 なつみ
タイトル: 獣王星 2 (2)

面白い!さすが。時代は未来。5巻完結で、そう長くないストーリーでさくさく。

samurai deeper KYO



著者: 上条 明峰
タイトル: SAMURAI DEEPER KYO (1) 少年マガジンコミックス

KYOです。絵が面白そうだったんで見ようかどうか迷ってたんですけど、最近単行本を18巻まで読みました。今25巻まで出てるのかな。時代は秀吉とか信長くらい、「京四郎」は伝説の殺人侍「狂」の人格をその体に封印している。その秘密を解き明かしながら旅を続けていく侍ストーリーなんですが。

うーん、面白いかどうかったら普通ーかな。飛ばし読みなのでってのもあるけど。。ただ絵は面白そうだし、雑誌で読むには面白いかも。けれど続きものなので、マガジンで途中から読む気にはなれないんだなー。

るろうに剣心は好きだったなー、当時小学生でしたけど。今読んだら「るろ剣」もこんな感じなんだろうか。

フィーメンニンは謳う / 山口 美由紀

たろーちゃんのおすすめ



著者: 山口 美由紀
タイトル: フィーメンニンは謳う (第1巻)

コミック版 全5巻
文庫版   全2巻

ライバルのユリウスと成績で火花を散らす苦学生のリーナが拾ったのは、なぜか他の人には姿が見えない不思議な女の子・ミルッヒ。そこへミルッヒを迎えに来たという謎の青年シルヴィが現れ、ファンタジーな世界に冒険に繰り出す。というストーリー。

ぼくの地球を守ってに続き,こちらも白泉社「花とゆめ」掲載作品です。
作者である山口美由紀さんはとにかくファンタジー類の話が多い。このフィーメンニンも妖精やら魔法やらものすごくファンタジーです。読んだ後、幸せになれる作品です。</紫
少女漫画だなと思わせる要素たっぷりの作品が多いのですが,最近では、結構シリアスな時代モノも手がけているので、少女漫画が苦手な人はこちらから読むのをお薦めします。また、短編の作品が多いので、話に入りやすいと思います。
「ひとゆり峠」、「春告小町」など。

私個人としては、「踊り場ホテル」がお薦めです。

ぼくの地球を守って / 日渡 早紀



著者: 日渡 早紀
タイトル: ぼくの地球を守って 全12巻 花とゆめコミックス

有名ですよね。花ゆめに連載されていた超能力系の少女SF漫画です。男性のかたでも読んだことのある人が多い、かも。私は偶然友人から借りて読むまで名前さえ知らなかったので、最近の人は知らないかもしれないと思い載せることにしました。

キーワードは転生。現代と過去が同時進行で語られていく。面白い大作です。一気に読むことをおすすめします。

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あらすじ(フリー百科事典wikipediaより)

坂口亜梨子(ありす)は同級生の小椋迅八(じんぱち)と錦織一成から、二人が同じ夢を共有しているという話を聞く。夢の中ではそれぞれ玉蘭(ギョクラン)、槐(エンジュ)という名前で、ほかに5人の仲間とともに、月の基地で「Z-KK101」と呼ばれている地球を見守って暮らしているという。

その晩亜梨子は、マンションの隣の部屋に住む少年、小林輪を誤ってベランダから突き落としてしまう。輪は奇跡的に一命を取り留めたが、それをきっかけに紫苑(シオン)として「覚醒」する。

その後、亜梨子は迅八らから聞いたのと同じような夢を見る。その中では亜梨子は木蓮(モクレン)と呼ばれていた。迅八にその話をしたところ、間違いなく同じ夢だということになり、もしかすると他の仲間(月基地の、繻子蘭(シュスラン)、柊(ヒイラギ)、秋海棠(シュウカイドウ)、紫苑)もいるのではないかということで、雑誌で呼びかけてみることに。すると、柊、繻子蘭が実際に現れた。

前世の夢「ムーン・ドリーム」を共有する彼らは会合を開き、前世の世界の年表を作り始める。輪は前世を秋海棠であると騙ってその会合に出席し、他のメンバーから現存するはずの月基地を遠隔操作させるためのキィ・ワードを集めようとする。輪の目的は何なのか。亜梨子は輪の暴走をとめることができるのか――

KIRAI / 三浦 実子



著者: 三浦 実子
タイトル: KIRAI (1)

女口説いて、おとせばオワリ。一夜限りの情事が得意。愛にも恋にも興味なし。つきあうなんて、めんどくさい。そんな最悪な男・花田慎太郎は、しかし女にモテるのだ。そして読んだらアナタもきっと慎に心を奪われる。三浦実子の辛口恋愛コミック第1巻。---カバーより。

書かれたのはかなり前で、1話にはポケベルが出てくるぐらいの時期です。ひょんなことから最近読みました。面白かった。いろいろあって変わり始めてた恋愛観が変わること決定になりました。笑。

心理描写が上手、なのかな。主要キャラクターが好きなのかも。8巻登場の「友」だけは好きになれなかったけど。

1話1話に起承転結があって、でも全体としては1話2話と繋がっていく感じ。ただ購入してもすぐ売るかな…。古本屋で1冊30円で買いました。全10巻だったので。創刊号のフレンドに載っていたらしく、雑誌の方向性も見えないためいつでも終われるように作っていたそうです。(あとがき参照)でも10巻まで連載、しっかり完結。7巻までが好きで、8,9、10とどうなるかと思ったのですが、。うん、恋愛観変わりました。少女恋愛漫画としておすすめ!!

他の作品BROTHERも性格悪い兄がいい味出してる。

月の本



著者: 林 完次
タイトル: 月の本―perfect guide to the MOON

海の波が月の引力に関係していることは有名だけれど、ほかにも出産や月経、いろんな生命に月は影響を与えていることが立証されている。たとえば体内時計は月の周期とかぶるし、赤ちゃんがおなかの中にいる期間は月の周期とかぶる。その理由などなど月の綺麗な写真と月の神秘が書かれた月の本。

月見たくなるよ。

そもそも80%水でできた人間が体内の満ち干きに影響を受けないわけないよね。月の詩や伝承、月の話が詰まった月の本。今夜は月光浴しよう。

OZ / 樹なつみ



著者: 樹 なつみ
タイトル: OZ 完全収録版1

第三次世界大戦は、最初の核ミサイルが爆発してから40分後に終結した。人口の60%を失い荒れ果てた世界は、小国に分裂し、小競合いを繰り返す。そんな世界の中を、フィリシアは兄と会うために、童顔、実力はトップクラスの傭兵ムトー軍曹と殺人サイバノイド19の力を借りて伝説の科学都市「OZ」へと旅立つ。

主人公は「ムトー軍曹」かな。

これ、いい作品です。樹なつみの作品中最高傑作とうたわれているらしい。SFなんだけど少女漫画なんだけど少女漫画っぽくない。機械の心とか恋愛要素も少し入っていたり、この作者は漫画によって絵柄を少女漫画っぽくしたり少年漫画っぽくしたりいろいろ変えるのですがこれは少年漫画風。でも綺麗。登場人物も魅力的。ありきたりなことしか言えないや。

HANAKOはわりと少女漫画も少年漫画も読むのですがどちらかというと少年よりなので、少女漫画に詳しい友達「タローちゃん」を今回ひきこんでみました。今後も定期的に登場すると思うのでよろしく願います!

タローちゃん:樹先生の作品は、少女漫画ではなく少年・成年漫画ではない中性的なものがほとんどです。人物は綺麗な男性がたくさん登場し、華やかなのに、話の内容は結構深いのです。ですから、少女漫画は苦手という方にお薦めです。

そうそう、タローちゃんと話してたのですがこの作者の漫画は少女漫画の部類に入れると少年漫画っぽく、少年漫画の部類に入れると少女漫画っぽい中世的な漫画。この話はOZとしてミュージカルにもなっている。昨年公演され、今年も3月に東京と大阪で公演予定らしいです。最近完全版になって復刻。背景が書き直され、番外話もつきました。全4巻と比較的短いのもとっつきやすい。

スプリガン (1)の主人公「おみなえ ゆう」に主人公がそっくりだったりする。職業とか容姿、性格なんかが。絵も描き方もオズのがかっこよく仕上がってますけども。

他には「獣王星」「八雲立つ」「暁の息子」など描かれています。現在「デーモン聖典」を花とゆめにて連載中。

樹なつみ公式HP

クニミツの政 / 安童 夕馬, 朝基 まさし



著者: 安童 夕馬, 朝基 まさし
タイトル: クニミツの政(まつり) (1)

『サイコメトラーEIJI』を描いていた人が描いている「クニミツの政」。主人公はサイコメトラーEIJIにもたまに登場していたクニミツ君。彼はちゃきちゃきの江戸っ子のワル。現在政治家秘書として働いている。机に向かう受身の勉強は苦手だけれど、やりたいことのために必要な勉強の吸収は凄い。巻をおうごとに、そのカリスマ性が発揮されていく。

誰にでもわかるように選挙の話や、政治の話が織り込まれています。クニミツはわからないことはなんでこうなのか、純粋な視点で問題を切り込んでいく。加えて居酒屋で仲間と話すように人をひきつけ、周囲をひきつけながら彼は今日も日本を変える男に近づいている。

「サイコメトラーEIJI」を見たとき、絵の綺麗さと背景の細かさに当時小学生の私は驚いた。クニミツの政はこの国の問題をすげーやさしい言葉で示してくれてる。選挙参謀の「コーメイ」の周到な選挙作戦、他の選挙候補者の策略と思惑。話としても面白いし、政治にも興味わくと思うんだな。週間少年マガジンにて連載中。