第192回「衣装合わせ」 | 劇団ガバメンツ 

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GEKIDAN GABAMENTS

毎日、エキストラバージンの稽古である。今日は衣装合わせがあった。はっきり言って、パンプスをパンストと勘違いしていたような僕が意見できる場ではない。衣装さんにお任せして、最終的に決を下すのが僕の仕事だ。僕が書く芝居は、現代劇だし、奇抜な衣装はないのでいつも役者たちはありふれた格好だ。申し訳なくも思うが、いろいろと考えた結果こうなっている。しかし、今回ばかりは少し違うのだ。とある役には絶対に普段着では持っていないような衣装を探してもらった。これを衣装と呼ばずして何と呼ぼうか。ある役者さんはその姿を見て「私じゃなくてよかった」と他人事のように胸をなでおろしていた。僕も役者ではないけれど「僕じゃなくてよかった」とひそかに思った。みなさんには是非楽しみにしていただきたい☆