ひつようけいひ
自営でデザイナーを目指すとか言う人達が以外に知らないのが運営に最低限かかる経費。
家賃とか通信費、光熱費はおいといて、
まずはPC。
DTPならMAC、WEBをやるならWINも必要。(動作確認用)
一台25万としてかける2で50万。
アプリケーション。
イラストレーター、フォトショップは必須、さらにクォークかもしくはインデザイン。
WEBならさらにドリームウィーバー、ファイアーワークス、フラッシュ。
合計で50から70万くらい。
プラス、フォント関係(写植文字もただではありません!)
通常業務に必要なモリサワフォントの基本パックおよびフォントワークスの和文書体だけで
50万くらいするかな。
はい合計はいくらでしょう?
そんだけのリスクを負って開業する根性あります?
(ちょっとしたおこずかい稼ぎには全くむいていません。)
なおかつ、何年に一度かはバージョンアップが行われます。
機材の減価償却も基本的にはほぼ2年で終わり。
とすると年、80~100万単位のお金を投資しないと仕事がつづけられませんね。
どうです?
それでもやります?
ちなみに、お金の無いお客さんがよくいう著作権フリーの写真素材集ってのも、
使うつもりなら経費はアナタもち。フリーって言ってる時点でお客は一円も払う気ないからね。
ちょさくけん
デザインの仕事をしている人なら一度は気にしたことのある著作権。
お客さんにありがちなのがデータを渡したら好きにしていい、と考える人がほとんど。
違うんです。
代価としていただいているのは使用権の譲渡であって著作権の方ではないんです。
デジタルデータであるがゆえに非常にここら辺の意識が希薄になりがち。
というか、無視しがち。
ある時に印刷物(パンフレットだったかな?)のお仕事を依頼されたとき。
レセプション用だったのでついでにイベント用ロゴも作ってくれ!という広告代理店からの
依頼がありました。
無論このロゴは会場のいたるところに貼られ、記念品のそこかしこにも入るような
シロモノだったのですが、金額的にはウヤムヤのままに…
パンフだけの制作で完結するならいいんですが様々な所で使うとなるとデータ自体を渡さざるを得ません。
それは2001年度のイベントだつったのですが、翌年の2002年、ロゴは使いまわして年数だけかえたものがWEB等に堂々と使われていました。
(もちろんこちら側には何の報告も無くです。)
そりゃ、出来るだけ出て行くお金は減らしたいのが本音でしょうけどねぇ。
それはないんじゃないの、代理店さんよ?
代理店はその辺理解しているはずだし、よその制作会社に投げたときにそういう話もでるはずですし。
もちろんお客さん側には見積もりでロゴの制作費は乗っけているはずなんです。
著作権とかそういう部分に関しては代理店がもっとシビアにならないといけないと思います。
一時的には安上がりでも、そういうことを続けると力のあるデザイン会社の体力を徐々に奪っていくし、
実情、そこに対してギャラが払われない以上デザイナーもテンション下がりまくりますわな。
自分たちが売っている商品が何であるのか?
何で自分たちは食べていけているのか?
よく考えたほうがいいと思われます!
アンタら別にえらくないから、勘違いしてるみたいだけど。
やってることは人様の作ったものを右から左に流すだけ!
これでなんで勘違いできるのか不思議ですよ。
未だ完了せず
前述のフラッシュの案件ですが、
えー、未だに納品できていません。
とはいってもお客さんのテキスト待ちで納品できないんですが…
困ったことに仕事が動いていないなら他の仕事回せばいいじゃないか?と考えるお客さんが結構います。
けど、自分の所の仕事が動き出したら他の仕事よりも優先して納品してほしいというのが実情です。
そんなにタイミングよく仕事の出入りのコントロールができれば苦労しませんて。
というか、アナタが自分のところの仕事優先!と思っているようによそ様も同じように考えてるわけですよ。
困ったもんだ。
というわけで仕事が小規模であればあるほど、動きづらいというのが本音です。
仕事にかかる手間はそんなに変わらないわけだし。
10万円の仕事10点より、100万の仕事一点のほうが正直楽なんですが。
ちなみに月またぎで請求書をだすと結局仕事を始めた月から起算して半年後に入金とかって
ことも多々あります。実際キツイですよ、入金すら忘れるところもあるしね。
(個人事務所経由は経理が適当なのでなかなか払ってもらえない事が多いのです。)
人の作ったスクリプト
私はグラフィックデザインもやりますがwebデザインの方もやります。
(webは多少プログラム知識が必要で論理的な思考が求められる為、
感性で勝負するタイプのデザイナーさんには難しいようです。)
先日簡単なコンテンツの更新を頼まれました。
ただしhtmlコーディングではなくflashオーサリングの話。
本当は別の会社がやっていたらしいんですが画像の中身だけ
変えてシステム自体は流用したいとのことでした。
ただ、制作会社も元のフラッシュファイルを渡すことは拒否したようで(当たり前ですが)
なんとか書き出したムービーから推測してほぼ同じものを再現してくれないか?
ということで「4時間ぐらいで出来ます。」って答えてお仕事をゲット。
(まあ、画像表示用のコンテンツは作るのは手間ですが一度雛形さえできていれば
画像の差し替えで済むので元のファイルがあれば非常においしい仕事なのですが。)
本当は14時間ぐらいかかったけど。
挙動や微妙な動きをプログラム上でしかも見た目から判断だったので、これでもかなり早いほうです。
正直他人の作ったプログラム解析はとても時間がかかるためあまり気は進んでなかったのです。
あとでこの仕事を引き受けたのを激しく後悔。土日はこの仕事で完全に引きこもり状態なのでした。
しかし元のファイルを作った会社は一体いくらで更新作業を見積もったんですかね。
プライド
昔、専門学校の生徒さんにデザイナーの現状を説明していたとき
「そこまで給料が低くて、家にも帰れなくて、自分の時間すら持てないのならやる意味あるんですか?」
と言われたことがありました。
(給料水準は未経験者を基準に言っていたのでたしか18万を切るとかいったような覚えがあります。)
私は「デザイナーより楽でお金を稼げる仕事は、たくさんあるよ。」と答えました。
でも君はやりがいのある仕事をしたかったんじゃないの?
自分でなきゃならない理由がほしかったんじゃないの?
何か世に残る仕事が(たとえそれがごくわずかだったとしても)したかったんじゃないの?
たとえそれが直ぐに消費されるデザインであったとしても自分に納得できる理由とやりがいは
少なくとも与えてくれるはずです。
けどそれは所詮、自己満足もしくはプライド…
他人にとってはどーでもいいことなのかもしれません。
でもなー、デザイナーからプライドとったらなんも残らんしなぁ。
武士は食わねど高楊枝ナリ。
2歩すすんで3歩さがる
以前前に書いたとおりデザイン作業は基本的にクライアントの意向で右往左往。
しかもお客は素人考えで、なおかつその場で考えたことだから指示がメチャクチャ。
もちろん、デザイナーですからお客の言うことにアドバイスはしても強要はできませんので
いわれた通りには直しますが。
「だまって俺の言うことをきけ!」ではその辺のアーティスト気取りの馬鹿と同じですからね。
明らかにクオリティが下がる方へ軌道修正されようとしたなら全力で止めますが、
それでも2徹3徹してるともうどうでもいいような状態になってきます。
文字を赤くして目立つようにしろ!
とかいうのならまだましな方で(色ってのは全体のバランスで見るものなので
必ずしも赤にすれば目立つわけではないし、仕事の内容によってちゃんと色のバランスは
担当のデザイナーによって計算されているものなのです。)
「私、紫嫌いなので使わないでください。」とかいうのもある。
私が嫌いって…
これ、あなたが買う商品ですか?
おねがいだから主観でデザインの判断しないで…
って言いたい。
絶対に言えないけど。
でも、大抵こういう自分の主観を押し付ける人は仕事に対する最終判断権限が無かったりします。
さんざん直したり戻したりしたあと社長プレゼンで怒られて一からデザインしなおし。
なんてことも実際にはよくあるんですよねぇ。
コスト感覚
フリーでデザイナーをやっていると時間にいろんな意味で融通がきく。
当然、自分のために割く時間や仕事の為に割く時間のコントロールが難しくなる。
人間だれしも遊ぶ時間はたくさんほしい、しかもフリーであるがゆえに自由になる時間は際限ない。
これは仕事の割り当て時間についても言える。
一つの仕事だけやっていれば生活していけるわけではないので並列でいくつかの案件を
こなすことになるわけだが、何しろ時間をかければ仕事のクオリティはあがる。
デザイナーとしては自分のかかわった仕事はある程度のクオリティーを維持したいし、
自分の満足度を高めたいという欲求もある。
だが一人でやっていくとなるとそこらへんのコスト感覚が重要になる。
社長でもあり従業員でもあるわけで、相反する時間と金にどう折り合いをつけていくか。
なかなか難しい問題なのです。
まぁ、現実としてはいくらギャラが安かろうが手を抜けるわけではないし、
そうそう手離れの良い仕事に恵まれるわけでもない。
結果的にはほとんどの人が自分の時間(といっても最低限の食う、寝る)を削るしかないわけで、
もうちょっとデザインの意味と有用性を一般の方にも知ってほしい。
はっきりいっちゃえばプロのデザイナーがやった仕事を、
極々限定された一般の人の好き嫌いだけで判断されると「それ、ちがうくね?」と思うのです。
多くの人たちから批判されるようなら自分が間違っていると認めますが。
限られた会議室の中でデザイン知識の無い担当者に仕事を否定されると、
「確かにあなたはお客ですけど、良い悪いの判断が出来るのは私ですよね?」って言いたくなる。
決してデザイナーという職業が偉いと思っているわけではない。
ただ、こちらはデザインを真剣にやってきた者として自分の仕事が粗末に扱われるのは
我慢がならないし、プロの判断を信じてくれませんかねぇ?ということなのだけれども…
うーん、なかなか難しいです。
風水嫌い
全然関係ない話ですが、
表題のとおり風水というものが嫌いです。
というか、そういうものに頼る精神構造自体が嫌い。ちょっと宗教じみてるしね。
身内の中に宗教で身を持ち崩した人がいるとどうしても、宗教に熱心な人は精神的に自立
できていないんじゃないのかなぁと思ったりします。
正直キモチワルイ。
ぶっちゃけ、前の会社で私の隣に席があった女性がまさにそれでした。
何か落ち込むことがあると風水にたよるし、わけの分らないシルバーのブレスレットとか
はめてくるし(オシャレにアラズ)。会社であやしいグッズを売りつけようとするし。
この人はなにぶん精神的に自立できておらず、大人にもなれないのでいちいち言動が
子供じみててそれはもうすさまじい人だった。
まず、他人の話をきかない。
接待にでかけても客を持ち上げるわけでもなく(自分が主役になれないので)不機嫌に飲むだけ。
自分が割り込めそうな話題になると途端にしきりはじめますが、
話すのは自分の事だけ。
客がどう話を返そうと「私はね…」、「私はね…」を連発。
あきれて客もさっさと帰る始末で。
「おまえ今日はなにしにきたんだ?」って感じだった。
この人、様々なエピソードがありまして、
以前に私がいた会社は非常に狭い制作会社でした。
なので、隣の人との距離が数十センチ。
当然この女性との間隔も数十センチだったんですが、
朝出社してきて席に着く前から機嫌が悪い。
しかも私のやることなすこと全てにいちいち突っかかってくるんですね。
正直「なんなんだコイツ?」とは思いましたが私は私で朝から忙しく、
馬鹿につきあっていられないので放置してました。
で、一時間ほどしたころ社長から呼び出され、言われたのが「とにかく彼女に謝れ!」。
あまりに理不尽な話なので「理由もなくなんで誤らなきゃならないんだ!」とさすがに私も切れます。
すると、遠巻きに状況を見てた彼女が凄い勢いでやってきて言い放った言葉がこれ、
「あんたが荷物を置いてる場所、私の陣地だから!」
くらくらします。
陣地ってなんだよ?というか陣地って言葉聞いたの小学校以来でした。
全てがこんな感じなので人間として周りから嫌われていたことはいうまでもありません。
(この人あまりにもわがままでひどいので、学生時代には同じ科の人全員からハブにされてた
そうです。っていうかこれ教えてくれたの彼女の最後の友人だったんですが結局その人も
あまりのわがまま加減に耐え切れず去ってゆきました。)
でも、問題起きたら、自分の行動を省みることなく、風水(笑)
なんかベクトルちがうくね?
そーじゃねーだろ!
そんな彼女に言いたかったこと…
「あんたの周りに人間が集まらないのも友達いないのも風水のせいじゃないから!
っていうか同じ職業をしてるというだけでも恥ずかしいので、
デザイナーって名乗らないでくれ、頼むから!」
不動産祭り2
前回のはどこが?不動産?という内容なので書き直し。
デザイン的に見れば不動産業界というのは相当遅れていて、
数年前にグラフィックで流行った事を内容(販売センターやパンフ等)にフィードバックしてれば、
お客さんは大満足だったりします。
じゃあ、仕事が楽かといえばそうでもない。
実際の設計仕様や物件のコンセプトが決まらなければ広告のうちようがないし、
モデルルームの展示計画も進めることができない。
要するに物件の設計ありきで進むわけですが、
この設計が進まない。
しかも、
確認申請後も減額をするために様々な所を省きはじめる。
(安全設計に関するところではなくて外観デザイン、要するに見栄えの部分。)
まぁ、外観が変われば広告の打ち方も変わるのでそれにかかわるデザイン案件というのは
必然的に変更を余儀なくされる。
もちろん売る側は設計さえ決まればさっさと売りたいのが実情だから、
かなり無理なスケジュール組みをさせられる。
要するにキツイのだ。
若者なら体力的に耐えれた徹夜も年をとると正直しんどい。
しかも本来なら設計が決まったあとから進めればいい内容を、
お客さんが「なんかこのプロジェクトちゃんとすすんでるんじゃない。」と安心したいが為だけに
おこす無駄なデザインというものがあって、
本来のコンセプトや設計のない状態でデザイン作業を始めなくてはならない。
あきらかに無駄作業なのだが、これが不動産の慣例といわれればやるしかないのが現状だ。
あるときデータ入稿(納品のこと)を指示されて徹夜でもっていったら、
データが全部変わってるのでやり直し、ということもあった。
でも一般常識にあわせるなら作業が2回分なわけで2倍ギャラがもらえるか?といえばそうじゃない。
あくまで「おさめてなんぼ」の世界なのではじめの見積もり金額のまま。
しかも見積もり時点でかなり値切られ、さらに建築業界の慣例で納品後に
1割値引きというのがほとんどのようだ。
(ナンダソレ?)
まぁ、労力のわりには儲からないのが不動産。
金額的にもツライのはわかっているので合わせてよその仕事もはしらせようものなら、
ブッキングしまくりは確実、客からは文句を言われやっぱり対応が悪いということで
ギャラ減額は必死。
それが不動産。
所詮、やくざな商売の片棒を担ぐのはそれなりの覚悟がないといけないということだろうか。
不動産祭り!
自分の事を書くというのはなんだか、非常に恥ずかしい。
のでおいおい書いていくことにしました。
近頃、不動産系統の仕事が多い。
世の中では強度設計偽装問題でゆれているというのに都内にはボンボンと
マンションが建っていきます。
供給戸数が需要を上回る日もそう遠くはないのでマンションのほしい人は
しばらく待ってから買った方が明らかにお得でしょうね。
不動産というのは魚に似ていて泳ぎ続ける(マンションをたて続ける)ないと死んでしまう。
メーカーのように同一の商品を同じ規格で大量に生産というわけにはいかないから。
基本的には一回売ったらおしまいなわけで、そんな中利益をあげようとすれば、
マンションを大量につくるか、一棟あたりの利幅を増やすわけしかないので、
今回の問題はある意味利益を追求した結果であるといえるのかもしれない。
偽装問題の起きたマンションには怖くて住めないという人がいるのは当然として、
他のマンションではそんな問題が起きないかといえばそんな保障はないわけです。
そもそも法令に違反していなかったとしても根本的に大地震に対しては耐震強度ぎりぎり
なのを知っていますか?
(大半のマンションは震度5には耐えても7や8ではアヤシイですよ。)
めったにおきない大地震ではその保障も大半が範囲外であることをお忘れなく。
ちなみに耐震と免震では免震のほうが強いといわれています。
耐震は構造自体で地震に耐える事、免震は基礎との連結部分に緩衝を設けて
基礎と構造を分離することで地震の揺れを軽減する事。
いずれにせよ工事が適当では本来の強度は発揮できないので、自宅の施工をどこの
建設会社がやったのか確認した方がいいと思います。
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もちろん私も仕事でやっているから知ってるんですが。
ただ、別に建設会社の肩を持つわけではないけど、
一生を賭けるような高い買い物をするのにまったく建築の事を
知らなかったってのはちと問題があるような気がします。
施工周りの問題なんてのは建設現場に通わない限りもちろんわかるはずもないですけど。
せめて自分が住む場所がどういう構造で作られたかぐらいは調べておきたいものです。
今なら、インターネットでかんたんに調べられるんだしさ。