こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
あなたは、同僚や友人が褒められているのをそばで聞いた時どう感じるでしょうか?
自分のことのように嬉しいと答えた方は素晴らしいですね。
ですが、ちょっと面白くない、正直イヤだと想った人も褒められたことではありませんがその程度は人間ならほとんどの人が経験したことがあると想います。
ですが、ものすごく腹が立つとか、すごくイヤな気分がするとなると子供時代に何かあるかもしれませんね。
具体的に言えば、典型的なパターンで言えば小さ頃、自分の兄弟姉妹と比較されていた場合が多いです。
例えば、「お姉ちゃんはもっと良い点数だったよ!」など、露骨に比較されて育つと過剰に競争心を持つことになります。
そうなると大人になって就職すると、同僚などに過剰なライバル心、競争心を燃やすようになります。
以前、このブログで「投影」というお話をしました。誰か他の人に自分の中の記憶や想いを映しだしてしまうことです。
まさしく、この場合で言えば会社の同僚に自分の兄弟姉妹を重ねて、競争心、ライバル心を持つわけです。
同僚が仕事などで上司に褒められたりすると兄弟が親に褒められたシーンとダブルわけですね。
そして、「お兄ちゃんはこんなに出来るのに、お前は何でこんなに成績が悪いのかねぇ」などと言われたイヤな気持ちが再現されます。
そうなると、ちょっと、その場に不釣り合いな過剰な競争心だったり、怒りが出て来てしまったりするのです。
このような症状は「ありのままの自分であってはいけない」という思い込みなどが原因となります。
この無意識の思い込みをビリーフと(メンタルブロック)言っています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
以下に、今回お話した「ありのままの自分であってはいけない」のビリーフについての説明を記載しておきます。
【ビリーフ(無意識の思い込み)】
ありのままの自分であってはいけない
【症状】
・「ありのままの自分ではダメ」と思ってしまう
・「誰々の様でないといけない」と感じる(成績、運動、身体、性格等の面で)
・「誰々のような容姿でないといけない」と感じる。特に、摂食障害の女性。容姿や服装、世間体に関して口うるさく、何にでもきちんとしている母親を持つ女性(女の子)に多い
・「親が望むような自分でないといけない」と感じる
・「自分もお父さん(お母さん)の様でないといけない」と感じる
・劣等感が強い(「誰々と比べて私は・・・」)
・他人がほめられているのを見たり、聞いたりすると嫌な気分がする
・過剰な競争心
・自分は何かが違うような気がする
・理由なく自分に罪悪感を感じる
・対人恐怖症
【ビリーフが出来る背景】
・親が他の兄弟、姉妹、他の子ばかりを可愛いがった、ほめた
・親から、いつも他の子と比較された
・「だからお前はダメ」といったように、親から人格的に否定された
・何でもきちっとしている模範的な母親(父親)を見て育ち、「自分も女(男)として母親(父親)のようでなければならない」と思い込んだ
・容姿や服装等の見た目に関して口うるさい親に育てられた。特に、摂食障害の女性(女の子)