こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
あなたに兄弟がいて小さいころや若い頃に亡くなっている場合、その兄弟の分の人生を背負って生きているということはありませんか?
これはよくあることです。
その亡くなった兄弟がまだ幼かったり若かったりするほどにその子の分まで生きなければと想ってしまうのです。
さらに、悪いことに、両親をはじめ周囲の大人たちが悪気なく、「○○ちゃんの分までしっかり生きて!」などと言ったりするのです。
そうなると、言われたあなたは、ますますプレッシャーを感じます。
ある意味、「そんなこと出来るわけないだろ!」と言えるなら問題になりません。
ですが、真面目に背負ってしまうとあなたは、自分の人生を生きられなくなってしまうかもしれません。
自分の人生ではなく、亡くなった兄弟の人生を生きるのです。
そうなるとあなたは、どこかで自分の本当の気持ちを抑圧しています。
どこかで苦しさを感じる日々となってしまうのです。
このような無意識の思い込みを「ありのままの自分であってはいけない」と呼んでいます。
この無意識の思い込みをビリーフと(メンタルブロック)言っています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
以下に、今回お話した 「ありのままの自分であってはいけない」 のビリーフについての説明を記載しておきます。
【ビリーフ(無意識の思い込み)】
ありのままの自分であってはいけない
【症状】
・「ありのままの自分ではダメ」と思ってしまう
・「誰々の様でないといけない」と感じる(成績、運動、身体、性格等の面で)
・「誰々のような容姿でないといけない」と感じる。特に、摂食障害の女性。容姿や服装、世間体に関して口うるさく、何にでもきちんとしている母親を持つ女性(女の子)に多い
・「親が望むような自分でないといけない」と感じる
・「自分もお父さん(お母さん)の様でないといけない」と感じる
・劣等感が強い(「誰々と比べて私は・・・」)
・他人がほめられているのを見たり、聞いたりすると嫌な気分がする
・過剰な競争心
・自分は何かが違うような気がする
・理由なく自分に罪悪感を感じる
・対人恐怖症
【ビリーフが出来る背景】
・親が他の兄弟、姉妹、他の子ばかりを可愛いがった、ほめた
・親から、いつも他の子と比較された
・「だからお前はダメ」といったように、親から人格的に否定された
・何でもきちっとしている模範的な母親(父親)を見て育ち、「自分も女(男)として母親(父親)のようでなければならない」と思い込んだ
・容姿や服装等の見た目に関して口うるさい親に育てられた。特に、摂食障害の女性(女の子)