こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
以前、「親から離れてはいけない」という
無意識の思い込みについてお話したところで、
摂食障害についてお話しました。
今日は、異なる原因から摂食障害と
なってしまうパターンについて
お話します。
お母さんが元モデルですごく美人
だったりするとお母さんのように
綺麗でないといけないと思ったりします。
お母さんも元モデルで「美しさ」に拘り
があったりするので、直接は言わないと
しても、言動の端々から
「女性は美しくないと価値がない」
=「美しくないとお母さんに愛されない」
というようなメッセージが子供に伝わって
しまいます。
場合によってはストレートに母親が娘に
言ってしまう場合もあるでしょう。
そして、スレンダーで綺麗なお母さんが
娘にとってのお手本になると、
「痩せていなければいけない」
「太ってはいけない」
という強力な刷り込みが出来ます。
そうなると、太ることにつながってしまう
食べるということに拒絶反応が出て来ます。
太る=醜い=お母さんに愛されない
という恐怖から食事が喉を通らなくなります。
そして、徐々に痩せている基準もエスカレート
します。
厳しいどころか非現実的な基準となり
どんどん病的に痩せて行き、それでもまだ
太っているのではないか、もっと痩せないと
という強迫観念に苛まれることになります。
これが「ありのままの自分であってはいけない」
という思い込みから来る場合の摂食障害の
パターンとなります。
この無意識の思い込みをビリーフ
(メンタルブロック)と言っています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
以下に、今回お話した無意識の思い込み(ビリーフ)
「ありのままの自分であってはいけない」
ついての説明を記載しておきます。
【ビリーフ(無意識の思い込み)】
ありのままの自分であってはいけない
【症状】
・「ありのままの自分ではダメ」と思ってしまう
・「誰々の様でないといけない」と感じる(成績、運動、身体、性格等の面で)
・「誰々のような容姿でないといけない」と感じる。特に、摂食障害の女性。容姿や服装、世間体に関して口うるさく、何にでもきちんとしている母親を持つ女性(女の子)に多い
・「親が望むような自分でないといけない」と感じる
・「自分もお父さん(お母さん)の様でないといけない」と感じる
・劣等感が強い(「誰々と比べて私は・・・」)
・他人がほめられているのを見たり、聞いたりすると嫌な気分がする
・過剰な競争心
・自分は何かが違うような気がする
・理由なく自分に罪悪感を感じる
・対人恐怖症
【ビリーフが出来る背景】
・親が他の兄弟、姉妹、他の子ばかりを可愛いがった、ほめた
・親から、いつも他の子と比較された
・「だからお前はダメ」といったように、親から人格的に否定された
・何でもきちっとしている模範的な母親(父親)を見て育ち、「自分も女(男)として母親(父親)のようでなければならない」と思い込んだ
・容姿や服装等の見た目に関して口うるさい親に育てられた。特に、摂食障害の女性(女の子)