こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
今回は、《成長》に関するリミッティング・ビリーフ(メンタルブロック)のひとつである【ありのままの自分であってはいけない】について詳しく説明したいと想います。
【ありのままの自分であってはいけない】
【症状】
・「ありのままの自分ではダメ」と思ってしまう
・「誰々の様でないといけない」と感じる(成績、運動、身体、性格等の面で)
・「誰々のような容姿でないといけない」と感じる。特に、摂食障害の女性。容姿や服装、世間体に関して口うるさく、何にでもきちんとしている母親を持つ女性(女の子)に多い
・「親が望むような自分でないといけない」と感じる
・「自分もお父さん(お母さん)の様でないといけない」と感じる
・劣等感が強い(「誰々と比べて私は・・・」)
・他人がほめられているのを見たり、聞いたりすると嫌な気分がする
・過剰な競争心
・自分は何かが違うような気がする
・理由なく自分に罪悪感を感じる
・対人恐怖症
【ビリーフが出来る背景】
・親が他の兄弟、姉妹、他の子ばかりを可愛いがった、ほめた
・親から、いつも他の子と比較された
・「だからお前はダメ」といったように、親から人格的に否定された
・何でもきちっとしている模範的な母親(父親)を見て育ち、「自分も女(男)として母親(父親)のようでなければならない」と思い込んだ
・容姿や服装等の見た目に関して口うるさい親に育てられた。特に、摂食障害の女性(女の子)
「ありのままの自分であってはいけない」
というビリーフ(無意識の思い込み)の特徴は
自分でない誰かのようにならなければいけない
と想っているところです。
例えば兄がいるとして、兄が勉強もスポーツも
出来るとします。
そうなると兄ばっかりがホメられたりします。
そして、場合によっては露骨に比較されます。
「あなたもお兄ちゃんを見習いなさい!」
なとど言われたりして比較されます。
そうなると、お兄ちゃんみたいに勉強が
出来たりスポーツが出来ないとダメなんだ
と想うようになります。
スポーツや勉強が出来ない自分は
愛されない=価値がない
という図式ができあってしまうのです。
これがありのままの自分であってはいけない
ということです。
以前、「重要な存在であってはいけない」
についてお話しました。
「重要な存在であってはいけない」は、
何かができる自分には価値があるけれど、
何かができない自分には価値がない
という思い込みでした。
それと「ありのままの自分であってはいけない」
とは類似している部分もありますが、ここで
言っているのは誰かのようでなければならない
と言った意味合いが強いです。
単に勉強が出来ないではなくて、「お兄ちゃん
やお姉ちゃんのように勉強が出来ない自分
には価値がない」という意味です。
最も、悩んでいるあなたが特に区別する必要も
ありません。
カウンセリングを受けて頂く場合に
心理カウンセラーである僕が確認すること
なので、特に区別しないといけないという
ことはありません。
ですが、違いが気になるという方もいると
思いますので簡単に解説させて頂きました。