こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
今日は「腰の痛み」についてのお話です。
「背中」なども相通じるものがあることが多いの
ですが、心理的なところに原因があった例です。
以前、腰がイタイというクライアントの方がいました。
腰がイタイという場合、色々原因がある
かもしれませんが、先ずカウンセラーとして
確認していくのはそれが「心理的な要因」なのか
です。
心理的な要因で腰や背中が痛くなるケースも
色々考えられますが、ある程度典型的なケース
というのもあります。
今日は、そんなある種典型的なケースであった
クライアントさんの話です。
そのクライアントさんも何が原因かはハッキリ
わからないということでした。
ですので、カウンセリングをしながら
みていくことにしました。
実際のカウンセリング現場を再現はできませんが
かいつまんでお話していきます。
先ず、クライアントさんにその腰の痛みと
対話してもらいました。
どんな風にという詳細は省略しますが、
ザックリ言えば、腰の痛みに質問してもらいます。
実際には、もうちょっと違うやり方ですが、
この記事では簡略化してお伝えしていきますね。
こんな風にクライアントさんに、腰の痛みに向かって
質問してもらいます。
クライアント:
「腰の痛みさん、あなたは私に何を知らせたいのですか?」
「なぜ、そこにいるのですか?」
そして、今度は「腰の痛み」に耳を傾けてもらいます。
そして、その答えを聞き取ります。
もちろん、本当にしゃべるわけではありませんが、
不思議と答えが浮かんで来るものです。
そして、これもまた不思議とその答えというのは
合っています。
なぜなら人間の無意識はわかっているからです。
そして、腰の痛みさんはこんな風に答えました。
腰の痛み:
「イヤだ・・・。」
次にまたクライアントさんに聞いてもらいます。
クライアント「何がイヤだ?」
以下、クライアントと腰の痛みの対話を書きます。
腰の痛み「コレ以上はムリ・・・。」
クライアント「何がムリなの?」
腰の痛み「もう耐えられない・・・。」
クライアント「何が耐えられないの?」
腰の痛み「もうコレ以上は頑張れない・・・。」
クライアント「何を?」
腰の痛み「もうコレ以上上司の言うことは聞けない・・・。」
こんな感じで「上司」というのが出て来ました。
そう、このクライアントさんは上司の
理不尽さに怒りを溜めていたのです。
そして、このクライアントさんは
「怒れない人」でした。
だから、知らず知らず自分を責めて怒りを溜めて
いたのです。
このクライアントさんには上司への怒りを
吐き出してもらったところ、とてもスッキリしたと
言われて、その次に会った時には腰の痛みが
なくなりました。
とのご報告を受けました。
こんな風に怒りの抑圧が「腰の痛み」として
出ることがあるのです。
このことについては次回も続けて
書きたいと想います。