こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
今日は、《自己重要感》に関するビリーフ(メンタルブロック)のひとつである【欲しがってはいけない】について詳しく説明したいと想います。
まずは、【症状】と【刷り込みの場面】を改めてみてみます。
【欲しがってはいけない】
【症状】
・人を優先して考える。自分は二の次。「家族のため」「親のため」と考えていることが多い
・人に頼みごとができない。罪悪感を感じる
・自分が欲しいものを「欲しい」と言えない
・「どうしたいの?」と聞かれても答えられない。「何でもいい」と答えてしまう
・ 自分の欲求を明確にしない
・ 自分のお金なのに自分のための物を買えない
・ 自分の欲しい物を選べない
・ 自分の欲しいものがわからない
・ 自分の欲求を素直に出している人を見るとイライラする
【刷り込みの場面】
・ 「あなたはお兄ちゃん(お姉ちゃん)だから」と言われて、いつもがまんをさせられた
・ 親のため、家庭の事情のために、欲しいものをがまんしなくてはならなかった
・ 両親から「欲しい、欲しいといってはいけない」「がまんするのは良いことだ」と言い聞かされた
・ 両親が自分の欲求を口に出せない人だった
特に昔の日本人現在の特に60代以上の人には
このビリーフを持っている人は多いです。
「欲しがりません、勝つまでは!」
というスローガンがありましたよね。
あれほど大々的にスローガンがあれば
ビリーフになっても不思議はありません。
また戦後、モノが少なくて、
欲しがっている状況ではありませんでした。
モノもないので、我慢するのが当然の環境でした。
質素倹約こそが美徳で贅沢は敵でしたね。
最近の若者はこのビリーフを持っている割合は
かなり少ない のですが、家計が苦しく、
「うちは貧乏だから」 「お金がない」などと
聞いて育ったりすれば このビリーフが
できることは珍しくありません。
それと典型的なパターンは刷り込みの場面
にあるように、長男や長女で「お兄ちゃん(お姉ちゃん)
なんだから、と言って我慢させられたり
しても出来ますね。
自分のためにモノを買えないというところが、
自分の本当にしたいことがわからない
というところまで波及する人もいるようです。
欲求を抑えているのでわからなくなって
しまうのでしょうね。
メンタルブロック解除セラピーを通じて
このビリーフ(メンタルブロック)を解除すると
物質的なものが欲しがれるだけでなく、
自分のやりたいことがみえて来る人もいます。
このビリーフはけっこうあっさり解決
することが多いので心当たりがあって
困っている方はぜひ一度どうぞ。