辞世8 | コラム・インテリジェンス

コラム・インテリジェンス

透き通るような…心が…ほしい

梅雨があるから

晴天を有難く感じられます。

 

梅雨がなくても晴天は、

有難く感じられるのかも知れないけど、

 

僕はともすれば、晴天の有難味を

忘れ去ってしまっていた瞬間が

あったようでなかったようで、

 

どうにもその瞬間が悔いられるようで、

そうでもないのかとも考えられる時間が、

愛おしいようにも感じています。

 

「千日の稽古を鍛(たん)とし、万日の稽古を錬とする」

「道においては、死をいとわず思う」

「我、事において後悔せず」

(宮本武蔵/「五輪書」「独行道」より)

 

人生は険く厳しい。

なので、

切磋琢磨、努力に努力を重ねても、

こと足りるということもないようです。

 

死をも恐れぬ覚悟で努力と鍛錬を惜しまず、

ただひたすら切磋琢磨なる探求を怠らず、

その結果に「悔いることなき我が人生」

というものが現れてくるのかとも

思われなくもないのです。

 

人生の残りが長期に渡りそうな人々に、

余命いくばくもないと

宣告されている老いぼれである僕が、

贈ることのできる言葉でもあるのかとも

考えられます。

 

送られるほうが贈るというも

妙な話ではありますが、

それも人生、それが人生、でも

あるのかも知れません。

 

「官兵衛と武蔵」

https://ameblo.jp/column-antithesis/entry-12534120829.html

 

官兵衛も武蔵も、ともに軍師。

文武両道成りて人と成す、

ということでもあるようです。

 

「おもしろき こともなき世を おもしろく 棲みなすものは心なりけり」

(高杉晋作/望東尼)

 

武蔵の五輪書を武器とし、

官兵衛の頭脳、

晋作の生きざまと心象を、

深く読み解くことにより、

 

それを我が心の持ちようとすることで、

日常の心の平安、平静を保つ。

 

これが人生を楽しむ秘訣である

のかも知れません。

 

「志士の愛人」

https://ameblo.jp/column-antithesis/entry-12534119516.html

 

愛人がどうのこうのと議論する前に、

晋作と“愛人おうの”の純愛にふれれば、

心と視野はいっそう

拡がることかとも思われます。