真相 1 | コラム・インテリジェンス

コラム・インテリジェンス

透き通るような…心が…ほしい

「いまの日本社会はどうにも自分から動いて汗をかいたり、自分から進んで学んだりすることに対して消極的に見えます。」(落合陽一)──(「ニッポン2021-2050データから構想を生み出す教養と思考法」落合陽一×猪瀬直樹)──

 

 落合陽一氏の父君落合信彦氏の全著作は

 若い頃に完読しているけれど、僕自身が

 67歳にもなって今度は、その御子息の

 著作を拝読するとは思っても見ませんでした。

 

 で、さすがの落合家の継承者。

 陽一氏の天才性もハナからうかがえるようです。

 

「不満がこの世紀に湧いて離れぬのはなぜかというなら、それはまさしく私たちが最も基本的な人間の生得権、すなわち、自分にかかわるすべてについて自分で考え出した意見を持つということを見失いかけているからなのだ。」

(「アリストス」ファウルズ)

 

「アリストス1」

https://ameblo.jp/column-antithesis/entry-12534119814.html

 

 落合陽一氏の出現により、

 僕が、いや、日本中の、世界中の男たちの、

 現代日本の若い男を見る目が変わってしまった

 といっても過言ではないと思われます。

 

 彼はすばらしい。天才であるばかりではなく、

 文武両道優秀にして秀逸なる人物です。

 

「自分から進んで学んだりすることに対して消極的に見えます。僕たちは日常を当たり前のこととして享受しいていますが、その当たり前がなぜ作られたのか、日本の社会構造はなぜ根本的なところで変わらないのか、そのことを多くの人は、メタ認知として歴史的背景を理解する方向で意識してはいません。」(落合陽一)──(「ニッポン2021-2050データから構想を生み出す教養と思考法」落合陽一×猪瀬直樹)──

 

 ココにお越しの人々はもうすでに

 お気づきのことかとも思われますが、

 

 僕のくちぐせのひとつも

 「アタリマエ」という言葉であると同時に、

 僕にとってのアタリマエは、

 自分の国の歴史をアタリマエに知っていて、

 深く理解していることがアタリマエである

 と申し上げてきて参ったのでした。

 

 落合陽一氏から見ても、

 現代日本男子は、己の国の歴史についても

 “メタ認知”さえできていない情けない輩で

 満ち満ちてしまっているように見えているのかも知れません。

 

「僕は時代の変化の真っただ中で、日本の近代とは何かを学び直す必要性を強く感じています。長期的な視点に立って、この国を規定しているものは何か、この国をどう構想していけばいいのかを考える。とりわけ明治以来の150年で、変わらなかった日本の構造を歴史から学ぶことなしに、僕たちは変われないでしょう。」(落合陽一)──(「ニッポン2021-2050データから構想を生み出す教養と思考法」落合陽一×猪瀬直樹)──