フェミニズム 4 | コラム・インテリジェンス

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透き通るような…心が…ほしい

 現場にしかわからないことがある。

 自分が現役のころには、

 雪も嵐もたいして問題にもしていなかったくせに、

 自分がいざ現役を離れて見ると、

 現役の人の事を大きなお世話の如くに心配してしまうのです。

 

 4年ぶり、都心に大雪、

 積雪10cm、警報、路面凍結。

 (共同通信)https://www.47news.jp/

 

「フロイトが明らかにしたとおり、〈正常な〉性活動なるものは存在しない。性活動は常に〈倒錯的〉なのである。」

(「老い」シモーヌ・ド・ボーヴォワール)

 

「ボーヴォワール19」

https://ameblo.jp/column-antithesis/entry-12636859566.html

 

 ボーヴォワールをフランス中期の

 フェミニズムの代表だと考えた場合、

 フランス前期のフェミニズムの代表は

 男爵夫人でありながら

 ショパン、サルトル等々との交流も盛んであった

 ジョルジュ・サンドを挙げなければならないと考えます。

 

「恋とは、われわれの魂の最も純粋な部分が

未知のものに向かっていだく聖なる憧れである」

(ジョルジュ・サンド「薔薇色の雲」)

 

「ジョルジュ・サンド ショパン~マルクス」

https://ameblo.jp/column-antithesis/entry-12534122209.html

 

 そしてなにより、この二人の思想の根源には、

 あのプラトンによるディオティマの教えが

 共通して流れているということが興味深いのかも知れません。

 

「知の豊富な者が知の貧しき者に知を分け与えること、

 それが性交であり美でありイデアとなる。」

(神託伝道主・巫女ディオティマ「饗宴」プラトン)

 

「アウレリウスの独り言 35」

https://ameblo.jp/column-antithesis/entry-12561424255.html

 

 それでもフェミニズムの根源思想である

 平等思想の実現は

 なかなかに困難であったようです。

 

「にもかかわらず、この社会では、両性間の実質的な不平等がつづいている。

 経済的にみれば、フルタイムで働く女性の平均的稼得は、フルタイムで働く男性の稼ぎの71%に満たない。」

(「正義・ジェンダー・家族」スーザン・M・オーキン)

 

 本来の劣性種である男は、

 それを誤魔化す為に古来、

 宗教や倫理道徳等々の慣習により、

 本来の優性種である女性を

 卑下、侮辱、利用して生きてきた。

 

 現代女性は、そのツケをいまから、少しずつ、

 返納していただかなければならないと考えています。