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もしも17歳女子高生と24歳男子大学生が出会ったら…を大調査!



日差しも暖かくなり、ようやく春を感じられる気候になってきましたね!最近、くしゃみと瞼のかゆみに悩まされていますが絶対に花粉症ではない、なつこです。

春と言えば、出会いの季節!みなさんも周りで、新しい出会いの予感を感じていることでしょう。そんな中、今回はひとつの小さな出会いに密着していきたいと思います。その名も、『もしも24歳男子大学生と17歳女子高生が出会ったら』。別室でCOLORweb学生編集部メンバーがモニターを通して見守る中、学生編集部最年長のこうたさんは全く初対面の女子高生相手に、一体どんな話術を見せてくれるのか?
協力してくれたのは、COLORweb学生編集部あやのの友達、桃子ちゃん。早速、二人の会話に耳を傾けたいと思います。
こうた(以下青文字)「はじめまして」
桃子(以下桃文字)「桃子です。あ、昨日誕生日なんですよ、私!」
「桃に子どもの子。かわいい名前ですね~」
「ええそうですか?子ってつくとちょっと古臭くないですか?」
「確かに、最近の名前はね」
「すごいですよね。最近いとこに子どもが生まれたんですけど、りくって言って、「陸」に「く」っていうよく分からない字がついてて」
「よくわからない字!?もう「陸」で、りくなんじゃないの?」
「そうなんです。それに「く」がつくんです。りくくみたいな」
「俺もこの間公園で暇だったからベンチに座ってたの。そしたら子どもたちが遊んでて、その子どもたちが呼び合う名前がもうすごいの。レオとか…」
「えーすごい!外国人みたい」
 

桃子ちゃんが社交的なのもあり、話は意外にも盛り上がっているみたいです。こうたさんはと言うと、相変わらず落ちつかない様子でしきりにピーチティを飲んでいますが、二人の間の壁はとれたようです。


「今の時期忙しい?」
「私放送部入ってるんですけど」
「放送部!?放送部って、何してるの?」
「朝と昼の放送、あとはたまにデイトエフエムの「飛び出せ高校生」っていう番組に何ヶ月かに1回ださせてもらってて。あとはコスモスっていって、録音して福祉施設に送るモノとかもあります」
「すごいね!」
「でももう引退なんです」
「3年生だからね」
「引退したんですけど、この間の大会で全国大会の出場が決まったので、まだつくってるんですよ」
「つくってるって、何を?」
「テレビドラマです」
「放送部なのにテレビドラマがあるの!?」
「はい。朗読とかアナウンスとかいろいろ部門があって、その中のテレビドラマ部門です」
「つくって…読むの?ごめんね、何も知らないから」
「いやいや!やってないと分からないと思うんで。ドラマだと8分くらいのドラマを脚本から演技から編集から」
「はい、全部。普通に番組をつくるんですよー」
「すごいね。カラーウェブでも大学生たちがCMつくろうって企画があったんだけど、全然進まなくてさ」
「うちの部は話をつくるのが得意な子がいたので」
「立派だね~。最近の高校生は、こう、あげぽよ~みたいな感じなのかなと思ってたんだけど、ちがうんだね。ちゃんとやってるんだね」
 

 ここで、こうたさんのピーチティがなくなったようです。しかし、空のコップを持ちあげて飲むしぐさをしています。そんな中、話題は文化祭へ。




「高校生って、時間が過ぎるの早くないですか?」
「早い早い」
「中学の倍くらいの速さでした」
「やることもいっぱいあるしね」
「行事も立て続けにあるので、早かったなあって。あと1年かって思います。ちょっとしみじみ。この間先輩の卒業式があったので、あと1年かーって」
「あと1年間、勉強だもんね」
「そうなんですよね。でも私文化祭の実行委員長をやるんです。だから9月までそっちに専念しなくちゃいけなくて。9月ってもう忙しいじゃないですか。みんな勉強してるだろうし」
「そうだね。毎週模試みたいな」
「だから両立が不安です。まあ、やりますけど(笑)」
「そっか。でもちゃんと文化祭の方やってれば、勉強も自然とできるんじゃないかな…ごめん、すごく無責任なこと言ったけど(笑)」
「頑張ります!あ、ぜひ文化祭に来てください」
「え!?いやいやいや(笑)」
「大学生も来るんですよ!」
「そうなの?毎年、文化祭ならこれ、みたいなものってある?」
「ジャズダンス部の発表ですかね。あれはまさにJKって感じです!」
「ジャズダン!すごいね」
「あとはネルトンっていうやつをソフト部がやってるんですけど」
「ネルトン?」
「文化祭に来た大学生と、女子高生でフィーリングカップルみたいな」
「うわー!ちょっとそれやらしいわーやめてよー(笑)」
「ぜひ参加してください!」
「後ろで見てます(笑)」
 

 だいぶ打ち解けた様子の二人ですが、やはり女子高生の若さに押され気味なこうたさん。そしてついに、話題は女子高生の恋愛に突入!7年のギャップに、耐えられるか!?
 

「もともと女子高だったので、女子クラスのときもありましたけど、私は共学の雰囲気の方が好きでしたね。と言っても男子は5人くらいしかいないんですけど」
「5人!?それ共学じゃないでしょ(笑)」
「まだそういう比率なんですよ」
「男子、肩身狭そうだなあ」
「でも、私の学校の女の子は、同じ学校の男子はないかなって思ってると思いますよ」
「そうなの?」
「他校に求めますね。中には校内でのカップルもいますけど」
「いいな~。一緒の高校の人と付き合って、自転車で登校とかしたかったもん!」
「したかったです私も!」
「したかったって、まだできるでしょ!」
「いや、できないんです。もう大学でいいかなって」
「高校の時恋愛しておいた方がいいよ、絶対!大学ではできないよ!」
「え、できないんですか!?」
「高校の方が絶対いい。大学の浮ついた感じより高校の甘酸っぱい感じの方がいいですよ、絶対!」
 

対談中一番大きな声を出したこうたさん。何かあったんでしょうか…。
そして話題は、高校3年生ならではのリアルな悩みに。


「大学に、浪人して行った人とか結構いましたか?」
「いますいます」
「浪人したくないなって思ってて。でも浪人しちゃったらどうしようって考えてるんです」
「どこの大学行くかにもよるけど」
「でも金銭的にも私立には行けないかなって。浪人して予備校通いになってもそれはそれでお金かかるって聞きましたし」
「ぼんやりどこかに行きたいとかってあるの?」
「まあありますけど…」
「教えて!」
「それはちょっと言えないです!まだ言えないです!教えないです!」
 


受験の悩みを聞くと、高校生って感じがしますよね。私も裏で効いていて、思わず高校時代を思い出してしましました。
 


「最近のJKの間で何が流行ってるとかってあるの?普段何して遊んでるの?」
「カラオケ行ったりプリクラ撮ったり…アーケードぶらぶら歩いたり、エスパルとかフォーラス行ったりですかね」
「うわ~JK!あ、お願いがあるんだけど、プリクラ持ってますか?良かったら見せてもらってもいい?」
「いいですよ!」
「大学生になってさ、撮るときにポーズとか分からないんだよね。恥ずかしくて」
「ピースとかしないんですか?」
「しないしない。恥ずかしいもん!」
「でも今あんまり持ってないですよ」
「え!?それ全部プリクラ!?」
「はい」
「いっぱいあるね!すごいな!」
「コスプレあるところとかあって、サンタさんのコスプレとかしてるのとか」
「すごいなあ。若い!あ、やっぱりてへぺろとかするんだ!」
「はい、てへぺろとか(笑)」
「すごい。真似しよう」
「男同士でとか撮るんですか?」
「男同士じゃなくて、男女で飲んだときとか、女子にプリクラ撮ろうって言われて」
「なるほど~」
「いいよって言ったものの、どんな顔したらいいか分からない。あ、さっき大学いったら恋出来ないって言ってたけど、嘘だった。全然できるから、頑張って勉強して」
「そうなんですか?良かった~」
 

 
こうしてDD(男子大学生)とJK(女子高生)の出会いは幕を閉じたのでした。当初は沈黙を心配していましたが、予想以上に楽しく会話できたようです。しかし、こうたさんの持つ紙コップには、2杯目のわずかなピーチティが。若さのパワーは、24歳の喉をからからに乾かしていったようです。



The story of your hands.~働く人の手を大調査!~


 

あなたはどんな手をしていますか?
傷だらけの手、ごつごつした手、すらっとした手、やわらかい手、力強い手。
人の手は、そこに、その人の生き方が現れてくる。

人の手から、その人の暮らしやこだわり、内面までも探る連載企画「The story of your hands.」
記念すべき1回目の「手」は宮城県白石市を拠点にイスやテーブルなど生活用品を作るワタナベケイタさん。
モノづくりを営むワタナベさんの手は、はたしてどんな手なのでしょうか。

たんちゃんのレポートでお楽しみください!

 


■思った以上に、きれいな手

白石市を拠点にモノづくりを行うワタナベケイタさん。
24歳のころからモノづくりを始めたワタナベさんは、平日は不動産の仕事をしながら、週末や夜の時間を使って、イスやテーブルなど木工を中心にモノづくりを行っています。
木を素材に制作を行う方なので、手も傷だらけなんじゃないかな、なんて思っていましたが、実際にお会いして手を見せていただくと、意外にもきれいなすらっとした手。
もっと傷だらけの手かと思っていました、と伺うと「特に気にしているわけではないんですが、あまり怪我はしませんね」とワタナベさん。
「丁寧なモノづくりは心掛けているので、あまり怪我などもしないのかもしれません。お客様からの注文品であったり、使う人のことを考えると、制作途中に怪我なんかしていられませんよね」


■人が興味を持たないものに、興味を持つ
「小さい頃から、古木や石、捨てられた小瓶など、人が興味を持たないものに興味を持つ子供でした」モノづくりの原点を語ってくれたワタナベさん。取材で伺った自宅には今でも拾った小瓶や流木を磨いたものなどが置かれていました。
「子供の頃から変わらず、今でもそういったものが好きなんですよね。先日も庭を掃除していたら古い薬瓶が落ちていて」と、つい最近拾った瓶を見せてくれました。
ワタナベさんのこだわりは“道具としてシンプルな形にして、作りたいものを作る”こと。
人に必要とされるもの、欲しいと思われるものを作っているそう。
小さい頃からの、独特の視点が制作にも活かされているように感じました。

 



■モノを作る人、というこだわり
ワタナベさんは木工職人さんなんですか?と伺いました。
「今は木工をメインにしていますが、木工職人ではないですね。木工に囚われず自分が欲しいと思う“モノ”を作っています。自分が良いと感じるものは、木工職人の世界で良いとされるものとは限らない。木工という言葉に囚われずものを作りたいという気持ちと、木工職人に対する敬意の気持ちがあるので、自分のことは木工職人だとは思っていません」
ワタナベさんは、木工職人への敬意をはらい、自身のこだわりをしっかりと考えて、モノを作る人であることにこだわっていらっしゃいました。





■築100年の民家を自らリフォーム
ワタナベさんは今、自らリフォームを手がけた、築100年を超えた民家に暮らしています。
築100年とは言っても、いわゆる古民家ではなく、あくまでも普通の平屋住宅。
「古民家をリフォームしている方達はたくさんいらっしゃいますが、僕が手がけたいのは古い普通の住宅をリフォームして、暮らせるようにすることなんです」
そんなワタナベさんの家は、自分で内装のデザインなどを行い、本職の大工や友人達の力を借りながらも、2年をかけてリフォーム。キッチンの引き出しや戸棚は、ワタナベさんが手作りしたものなんです。

 

 

ワタナベさんの家は6月にオープンハウスとして一般開放するそうです。
詳しくはhttp://tripinterior.blog73.fc2.com/をご覧ください。
リフォームの様子なども見ることができます。


モノづくりをする人の手には、沢山のストーリーが詰まっていましたね。
手には1人1人の生き方が表れているのだと、改めて実感しました。

これからも働く人の手を調査していきますので、乞うご期待!

リノベーションプロジェクトを大調査!

 

こんにちは!早く春服が着たいCOLORWeb学生編集部の黒田です。
今回東北芸術工科大学の建築・環境デザイン学科と株式会社デザインホームが協力し、仙台市内に立ちあげたというリノベーションプロジェクトを学院大コンビ丹ちゃん&黒田で調査してきました!




▼リノベーションプロジェクトとは?
リノベーションとは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり価値を高めたりするものです。リノベーションプロジェクトは、仙台でリノベーション事業を行っているデザインホームが「若者たちのアイディアでリノベーションの魅力をさらに高めたい」という想いから、東北芸術大学の学生と共同で行いました。
今回のプロジェクトでは、学生の考えた模型を企業側ではなく、一般の人に審査してもらう投票方式を取り入れました。学生たちが考えた5つのプランをWEB上で公開し、一般ユーザー向けに人気投票を行い、得票数の多いものを実際に設計するという方式は、リノベーション従来の考えに縛られない新たな方式なんです!


       



実際に投票が行なわれたHPがこちら →
仙台リノベーションスタイルHP:http://www.designhome.co.jp/tuad/

そして総得票数290票の中から栄えある!1位の投票数を獲得したプランが「二人暮らしの家」です。実際に部屋を見てみたい!と、いうことで学生のプランから実現した「二人暮らしの家」のオープンハウスに潜入してきました!



▼こんな部屋に住んでみたい!
 2月10日~12日の三日間に渡って行なわれた完成記念オープンハウスには、家族連れやこれからリノベーションを考えている方など沢山の方で賑わっていました。玄関に足を踏み入れた途端にびっくり!築34年ということを全く感じさせない、新築の部屋にしか見えません。あまり広さがない部屋だからこそ、生活感が出ない様すっきりとした収納、夏は涼しく冬は暖かく過ごせるようにと吸音・断熱を兼ねた断熱材等、デザインの完成度の高さに驚きます!普段は二人でゆったりと過ごし、時々友人を呼んでリビングでちょっとしたパーティーをする……そんな風景が頭に浮かぶ、まさに「二人暮らしの家」だと感じました。私もこんな素敵な部屋で二人暮らしがしたいなぁ、なんてついつい妄想してしまいました……。

 
 開放感あふれるリビングスペース        床には吸音・断熱材が使用されています

  
家電が外に見えないよう裏には収納スペースがありました



同じ学生としてこんな部屋を考えられるなんて本当に尊敬してしまいますが、いったいこの部屋が出来るまでにどんな楽しさ、苦労、そして喜びがあったのでしょうか?

▼リノベーション実現までの苦労と喜び!
オープンハウスを案内してくれたのは、今回「二人暮らしの家」を考案した、東北芸工科大学の大学院1年の青山亮平さん。このプロジェクトは7か月前、東北芸工科大学の建築・環境デザイン学科准教授の馬場正尊さんがデザインホームとつながりがあり、「学生ならではの新しい発想を取り入れたい」という企業側の思いがきっかけで始まったとのこと。馬場教授の募集で、プロジェクトの参加者は大学1年から大学院2年までの約20人で活動していたそうです。
「初めはどんな家にしていくのか、参加者みんなでディスカッションを重ね、面白そうなイメージが固まってきたところで、グループを5つに分け活動するようになりました。グループは考えが似た人が集まっているため、時間も合わせやすい学年同士で活動する人が多かったですね。ちなみに『二人暮らし』の家に関わっていたのは大学院生が中心でした」。やはり学業と両立しながらだと、時間を合わせやすい人たちで活動するようになってしまいますよね。学生のプロジェクトと違い、企業と連携して進めていかなくてはいけないため、責任感をとても感じていたそう。また、学業との両立やメンバー同士のスケジュール管理も大変だったそうです。
模型を実際の空間として形にしてくときの問題点は、狭い空間をどれだけ楽しく暮らしやすくできるかだったそう。馬場教授のゼミに所属していたこともあり、教授には悩んだとき相談に乗ってもらうことが多かったようです。「実際に投票結果が出て、二人暮らしの家をオープンハウスとして起用すると決まってからは、“人が住むために快適な空間とは何か”をもう一度メンバー同士で詰め直しました。その際、教授にもアドバイスを沢山いただいて、よりイメージに近い形に仕上げることができました」。

 



▼イメージ以上の空間が完成
Web投票が終わった後は、学生のアイディアをデザインホームが実現!実際に内装や設備を無くし、壁や柱・天井をコンクリートだけにして、スケルトン状態にすることで分かる変更点がいくつか出てきました。その結果、作業に時間がかかり、予定よりも2カ月ほど完成に時間がかかってしまったそうです。しかし、時間をかけた空間は予想以上の出来上がりで学生の皆もびっくり!「出来上がりを見て、イメージ以上の空間が出来上がっているのにとても感動しました。全体像が見えた時の高揚感はとても大きかったですね。」自分たちがデザインしたものが形になる喜びは、どんな苦労も吹き飛んでしまうくらい達成感が大きいですよね!
「このプロジェクトはこれからも続いていくもの。次の世代につなげていくことが必要だと思います。これからは後輩のサポートとして全力を尽くしていきたい」と語ってくれた青山さん。学生の活躍が、これからの仙台のリノベーションを発展させていく大きな原動力になっていくと感じました!