ARABAKIROCKFEST.13に潜入!!②~ワークショップ出展団体の魅力に迫る(後編)~
ARABAKI ROCK FEST.13に潜入!!②~ワークショップ出展団体の魅力に迫る(後編)~
続いて二日目に伺ったのは、東北ボランティア案内所として出展していた団体、
「NPO法人ボランティアインフォ」です。
ここはCOLORweb学生編集部員のかーぽんがお送りします!
「NPO法人ボランティアインフォ」とは……?
『ボランティアを求める人とボランティアを繋げる』
をミッションに、仙台を拠点に活動している団体です。
ボランティア情報を収集し、そのボランティア情報データベースをAPI配信している他にも、ボランティアの企画や、ボランティアの募集、ボランティア団体さんへのサポートにも力を入れていらっしゃいます。
代表の北村さんにお話をお伺いしました。
かーぽん(以下:か)「北村さんが、ボランティアを始めたきっかけは何でしょうか?」
北村さん(以下:北)「もともと社会貢献したい気持ちがあって、そんな共通の思いがある人に声を掛けられてですね。震災が起こる前には、カンボジアに学校を建てるボランティアもしたんですよ。」
か「カンボジアに学校!それまたすごいですね。どのような経緯を経て、今はボランティアインフォとしての活動をされているのですか?」
北「東日本大震災後に立ちあがった、『助け合いジャパンボランティア情報ステーション』と、仙台駅のスタンドグラス横に開設していた『ボランティア情報ステーションin仙台・宮城』が合流して、ボランティアインフォが出来ました。
どちらとも、ボランティアの情報を発信していたんですよ。『ボランティア情報ステーションin仙台・宮城』が仙台駅内にあったのは少しの間でしたけど、たくさんの人に来て頂けたし、相談者数も多かったです。実際のボランティア状況ではボランティアを求めている団体も、ボランティアをしたいけれどどうしたらいいのか分からないという人も沢山居て、まだまだボランティアに関する情報を発信する事は必要だと強く感じました。」
か「確かに、私もボランティアをしてみたいという気持ちはあっても、どのような事から始めればいいのか……。」
北「実際ボランティアをしてみたいけれど……っていう人は本当に多く居ます。なので、こういったイベント(ARABAKI ROCK FEST.)にて、敷居がわりと低めで、初心者の人でも参加しやすいボランティア情報も案内しています。」
か「こうしたイベントでボランティア情報に触れられると、気軽にボランティアの情報を得ることが出来る感じがします。実際に、このARABAKI ROCK FEST.13での反響はどうでしょうか?」
北「やっぱり、ボランティアって言っても、『何をしていいのか分からない』とおっしゃる方が多くて、ここでさっき言った初心者の人でも参加しやすいものを提案すると、『やってみたい』という声も上がりました。」
か「逆に、ボランティアを求めている団体さんに対しては、具体的にどのようにサポートされているのですか?」
北「集まったボランティア達をまとめ、一緒に協力サポートしているんですけど、具体的にはボランティア団体に対し、何を求めているのか自ら動いて聞きに行きます。そこでしっかりヒアリング調査をして、必要としていることを補っていきます。イベントのボランティアにおいても、イベントの度に団体さんと沢山話合っています。イベントといえば、去年のAIR JAMや今年は3月に開催された第1回ベルリン国際映画祭in仙台でもお手伝いさせてもらいました!」
か「ボランティアを集ったり、ボランティア団体さんの活動の企画をお手伝いしたり、現場のコーディネートをされたり、色々されていますね。
今後の展開としては、どのようにお考えですか?」
北「今後の展開としても、ずっとボランティアを求めている人がいる限り、情報や場を提供し続けていきます。そこで、ボランティアをすることを楽しんでもらって、どんどん次のボランティアへ繋げていければなと思いますね。3月にスタートした長期ボランティアは、ap bankと協力していて、今大体15人くらいの方が参加しています。この人数も増やしていけたらなと思います。Ap bank東北ボランティアプログラムは、2011年3月に起きた東日本大震災において、被災地とボランティアを繋ぐものなんですよ。」
か「東日本大震災は、忘れられない、忘れてはいけない出来事ですよね。復興がまだまだ先なのに対し、ボランティアの数はどんどん減っている傾向にあります。今後は、その傾向をいかに変えていくかが重要になってきますね。
最後に、ボランティアインフォさんの今後の予定を教えて下さい。」
北「震災関連のボランティア情報の収集と発信を続けながら、震災とは関係ないイベントなどでボランティアが参加して楽しめるような場作りをしていく予定です。
6月に福島県の猪苗代湖でキャンプイベント、
(日本最大級のキャンプフェス、GO OUT CAMPが福島県の猪苗代湖と合体したイベント)
8月にはサッカー日本代表の試合のボランティアコーディネートの予定もあります!」
か「キャンプ…!行ってみたい!!」
震災から2年が経ち、私が普通の生活をしていても、現状の被災地のなかでは復興のふの字も見えていないところがあります。復旧・復興と騒がれていますが、やっと復旧にたどり着いても、復興までの道のりは、まだまだです。被災地ではまだまだボランティアを求めています。そんな中、ボランティアをしてみたいという思いはあっても、最初から大きなボランティアは不安……。ボランティアってどうすればいいの……?と、なかなかボランティアに踏み込めない人は、私を含め沢山いると思います。そこで、NPO法人ボランティアインフォさんでは、私たちのような人達(ボランティアをしてみたい)とボランティア団体(ボランティアを求めている)とを繋ぐ、架け橋の役目をされています。「はじめは小さな事で、楽しくボランティアを経験する事が大事」と語ってくれた北村さんの言葉は、ボランティア初心者の私にとって、変に気を負わず、「やってみよう!」と後押ししてくれるような感じがしました。
とても人柄が良く、笑顔が素敵な北村さんとボランティアインフォの皆さん、貴重なお話と最高の笑顔ありがとうございました!!!!!
・NPO法人ボランティアインフォ
(URL)http://volunteerinfo.jp/
・Ap bank 東北ボランティアプログラム
(URL)http://apfj.apbank.jp/volunteers/
・キャンプしようよin猪苗代湖詳細
(URL)http://www.campshiyouyo.jp/news/hot-news/post-3.html
皆さんいかがでしたでしょうか?
今回、取材させていただいた2組の団体さんの情報を元に、今後こういった活動に参加される方が増える事によって、もっともっと東北が、社会が心地の良いものとなると思います。(もちろん私も……!)
さてさて次回で最後です。お次のARABAKI ROCK FEST.13潜入レポは、
いよいよライブレポをお送りします!27日UP予定ですので、お楽しみに~!!!
・バックナンバー
ARABAKI ROCK FEST.13に潜入!!①~初心者でも楽しめるフェスの魅力~
http://ameblo.jp/colorweblog/entry-11530624562.html
ARBAKIROCKFEST.13に潜入!!②~ワークショップ出展団体の魅力に迫る(前編)~
ARABAKI ROCK FEST.13に潜入!!②~ワークショップ出展団体の魅力に迫る(前編)~
ここでは、ファッションや料理、音楽ではなく
ARABAKI ROCK FEST.13のエリア内のワークショップエリア「ZAO View Village」
に焦点を当てます。
「ZAO View Village」では、アウトドアクッキングの講座が受けられたり、へナタトゥーや民族楽器、手作りキャンドル体験ができたり、またはボランティア情報の提供をしていたりと、様々なワークショップが集結していました。
今回はそのうちの、2組の出店団体に着目し、お話を伺ってきました!!!
まずARABAKI ROCK FEST.13初日は、COLORweb学生編集部員のがーすーが
キャンドル&ヘンプブレスレット制作のワークショップを行っていた「HaTiDORi」さんの代表みずほさんにお話を伺ってきました。
「HaTiDORi」とは……?
東日本大震災による原発被害が起こったことをきっかけに、これからのエネルギーとわたしたちの未来についてみんなで話し合える場と、音楽・アートイベントを融合したイベントを仙台で定期的に開催している団体です。イベントの寄付金は福島の子供たちを守るために活動している団体に寄付されています。
がーすー(以下が)「HaTiDORiは原発被害を考えるイベント活動をされていますが、実際被害について心を痛めているがなかなか行動に移せない人も多いと思います。みずほさんは何か具体的なきっかけがあったのでしょうか?」
みずほさん(以下み)「元々、沿岸部の支援活動をしていました。ダンスをしているのでチャリティイベントで支援金を集めたり、ツイッターで寄付金や物資を集めたりして、避難所や仮設住宅に届けるという活動をしていました。最初は津波被害のあった地域だけの支援だったのですが、原発事故のあった福島の友人が子どものために地元を離れるという話をしていて、色々と原発について気になり調べ始めて、福島のために何かできることはないかと考えだしました。もともとダンスや音楽イベントをやっていたので、その要素を取り入れたエネルギー問題について学べるイベントを行い始めました。その一環として、イベント出演アーティストの特技を生かして、キャンドル作りやブレスレット作りを寄付につなげられるような活動をする様になりました。」
が「HaTiDORiはみずほさん一人で活動しているのですか。」
み「HaTiDORiは最初は二人だったのですが一人は東京へ行ってしまったので、今は私が中心でその時その時で協力してくれる仲間に声をかけさせて頂いています。」
が「こういったイベントをする上でみずほさんの原動力になっているものは何ですか?」
み「苦しんでいる人がいるのが分かっているのに、何もしないというのが、考えられなかったんです。」
が「なるほど、ワークショップではなぜキャンドル作り体験をされているのでしょうか?」
み「もともと趣味で作っていたのですが、震災があって電気がつかず真っ暗になったときに灯りの大切さを感じたのではないかなと思います。石巻の友達にキャンドルを送ったときにすごく助かったと言われて。その後被災地の仮設住宅や避難所でもキャンドルナイトをしていました。
その後キャンドル作りを生かして苦しんでいるひとの力になれないだろうかと考え、ワークショップの収益を被災地や福島のために寄付をするということを始めました。」
が「以前、COLORwebでランチの取材をしたゴリラ食堂
の店主さんも青森出身で手作りキャンドルを販売されていますよね?何か繋がりが?」
み「そうです、キャンドル繋がりです。被災地でキャンドルナイトをすると言ったら快く貸してくださいました。キャンドルナイトをしたら被災地の方々が喜んでくれて、津波で亡くなった旦那様のために飾りたいと持ち帰ったおばあちゃんもいました。ゴリラキャンドルさんはじめ、キャンドルを作っている人たちは平和を祈る人たちが多いのです。祈りや、癒しなどの意味もありますが、もちろん楽しいので続けているというのが一番です。」
が「今回のワークショップでのキャンドル作り体験はお子さんも多いですよね。」
み「お子さんでも簡単に安全に作れるようなワークショップにして、親子でも楽しめるよう心がけています。
基本的に、アートの力を借りて楽しんでチャリティをしています。ただ寄付金を送る、ということはしていないです。
イベントでも芸術、音楽の力を使うというところを大事にしています。基本は、エネルギーや福島の支援について話し合う場を作るのが目的なのですが、あまり政治やエネルギーの話は友達の間では話さないですよね。イベントに来る方々にマイクを渡すと、友達や家族にも話せないという人が多いです。参加者には福島の人も多いのですが、あまり県内でも話せないという人もいました。
イベントには大学生の女の子もいっぱい来てくれます。社会人になるということで自分も社会の問題を意識し始めて、その第一歩として来てくれる人もいます。」
が「学生でも被災地支援の団体さんがたくさんありますよね。交流を持ったりすることはあるのですか?」
み「あまりないですが、イベントには十代から五十代まで幅広い年代の方が来てくださっています。大抵の方は原発について気になってはいたけど人には言えなかった、という人が多いです。あまりコアな人が集まるような場所ではないですね。
HaTiDORiは、仙台の「ちいさなたびジャパン」という福島のお母さん子供たちと線量の低い地域で保養合宿をしている団体さんに寄付を続けています。子供たちは普段外で遊べないので思い切り遊ばせてあげて、お母さんたちはヨガをしたりして、リラックスしつつ話しやすい空間を作る活動をしています。参加者のお母さんたちは、放射能への不安やお子さんのこともそうですが、女性ならではの悩みも抱えているそうです。
今回のワークショップ収益は、奄美大島遠征に行くための費用となります。」
が「今回のような大きなイベントには良く参加されるのですか?」
み「アラバキは今回が初めてです。去年はAIR JAMに別の団体と一緒に参加しました。他には長町で行われるマルシェや、七ヶ浜のお祭りなど、色々とお声をかけていただいています。HaTiDORiをやる前からダンスやキャンドル作りをやっていたのでそれもあったからですね。本編のHaTiDORiのほうもメディアテークさんと共同で開催させていただいたりもして、徐々に認知度や行動範囲が広まっていると思います。
大きいフェスなどに呼んでもらえるようになったので、今後もこつこつHaTiDORiを広めていきたいです。」
が「対話の場をつくることでHaTiDORiさんが目指すこととはなんでしょうか?」
み「最終的には、みんなが自分に自信を持ってしいと思っています。
森が火事で動物たちがみんな逃げる中、ハチドリだけが火を消そうと小さなくちばしで水を森に運んでいくという、インディアンに伝わる「ハチドリのひとしずく」というお話があって、それがHaTiDORiの由来になっています。小さくても自分にできることをしようというのがはじまりです。
きっと自分がなにかしたり、発言をしても世界は変わらないと思っている人が多いと思うんです。でも、自分の意見や想いを話すことで自分に自信を持って、ひとりひとりが世界を変える力があると思ってほしいと考えています。
そうすればきっと、よりよい未来をつくっていくことができると思います。」
が「最後に学生に何か一言お願いします!」
み「自信を持って楽しく!」
福島の原発事故は世界に衝撃を与えました。あれから2年が経ちましたがいまだその被害に悩まされている方は大勢います。
しかしどこかで事故の記憶が薄れていくのを実感することがあります。「どうせ私には関係ない」このような無関心の壁を、HaTiDORiさんはただ一方的に伝えるのではなく話し合う場を作ることで、少しでもその壁を乗り越え、人々の意識を変えていこうという強い思いが感じられました。
逆に「何かしたいけど何から始めたらいいかわからない」そんな思いを抱えている方も多いのではないでしょうか。そんな方はぜひHaTiDORiさんのイベントに足を運んでみてください。同じ意思を持つ人が集まり、考えを共有する、きっととても有意義な時間になると思います。
●2日間で181名がキャンドル&ヘンプブレスレットのワークショップを受けてくださり、24,150円を『ちいさなたびジャパン』に寄付しました
■HaTiDORi次回イベント情報
概要:『シューナウの思い~自然エネルギー社会を子供たちに~ 上映会』
ドイツの小さな街が「市民の市民による自然エネルギーの電力会社」を誕生させる
までの軌跡をつづった映画
『自然エネルギー・コミュニティ・市民の力についてのお話会&ワークショップ』
『ミニLIVE』
イベントの詳細はこちら
から
日時:2013年6月8日(土)
OPEN17:30 START18:00 CLOSE22:30
場所:PANGERA仙台
料金:1000yen(ワンドリンク+ワンフード代として)
備考:25名限定
COLORweb学生編集部 メンバー紹介part4
みなさん、こんばんは!新しく編集部員に仲間入りしたちーやんです!
最近は、暑かったり寒かったり忙しいですね!
私は風邪をひいてしまいました・・・・・・。
健康が一番!皆さんも風邪には気を付けてください。
さて、今回はCOLORweb学生編集部メンバー紹介part4です!
編集部員の素顔に迫ります。
①colorネーム
あっくん
②学校
東北学院大学
③よく出没する場所
本屋さん
④キャッチフレーズ
天真爛漫まんまるちゃん
⑤好きなもの
ディズニー ドライフルーツ パズル 漫画 和菓子
高校時代は周りから彼氏にしたいと言われていたことから、
あっくんと一部に呼ばれていてそこからcolorネームにしました。
好きなものはいろいろありますが、
和菓子はきなことあんこに弱いです。
これからの季節はわらび餅ですかね!
ちなみに、あっくんはわらび餅同好会の会長です。
毎年夏にみんなでわらび餅を買って食べるという会をするだけなんですがね。
でも、一番好きなものというか好きなことは友達と遊ぶことです
くだらないことで笑っている時間が幸せ
大学生活もラスト1年。たくさん遊んで思い出作ります!
①colorネーム
あすみん
②学校
東北工業大学
③よく出没する場所
古着屋、エクセル、緑のあるところ
④キャッチフレーズ
あれもこれもしたい系女子
⑤好きなもの
写真 紅茶 おいしいもの 布団
あすみんです。
COLORwebではカメラマン、それとデザイン業務担当です。
学校では普段デザインを学んでいます。
写真はデジタルもとりますが、最近はフィルムにはまっています。
現像するまで見ることはできませんが、それがまたたまりません~。
それとあの味のある感じ。はまります。
よく眠そうだといわれますが、眠くないです。大丈夫です。
もはやトレードマークだと思っています。
最近暖かくなってきて、薄着が好きなわたしにとっては嬉しい季節が来ました。
ハッピーです。
小さなことでハッピーになるあすみんでした。
①colorネーム
ちーやん
②学校
東北学院大学
③よく出没する場所
あゆみBOOKs 映画館
④キャッチフレーズ
気分や単純系はんぺん
⑤好きなもの
バニラの香り TimTam(オリジナル) 映画 アカペラ(聞く方)
広いおでこと右下のエクボがチャームポイントのちーやんです。
肌が白すぎていつも体調のことを心配をされます。
放送のサークルに所属していて
校内の昼の放送だけでなく、学校でラジオの収録もしています。
自分たちで企画やコーナーを考えて、自分の声で情報を発信していくのが
好きみたいです。
卒業するまでに、番組を友人と作ることが目標です!
今回のメンバー紹介はどうだったでしょうか!
メンバーはまだまだいるので、次回をこうご期待!








