正しく描こうと思えるのは、この頃から | ピカソプロジェクト 満足度92%!3万人が笑顔になった こどもの表現の伸ばし方

ピカソプロジェクト 満足度92%!3万人が笑顔になった こどもの表現の伸ばし方

こどもはみんな芸術家!アートでこどもたちの表現力を育てるピカソプロジェクト。
こども向けアートワークショップ、幼稚園保育園のアートサポート、保護者の方のためのワークショップ等を運営しながら、美術教育の研究を行なっています。

昨日の記事で、4歳のこどもの表現についてお話しました。

こどもが「正しく描こう」と意識できるのは、だいたい6歳ごろです。
数の概念もできてくるので、足が二本、
何人いた、がわかるようになってきます。
また、時間の概念(昔、今、未来)がわかってくるので、過去の出来事を思い出して描くこともできるようになります。

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地面が出てきて、絵の中に上下を決めるのもこの時期ですね。

この時期になって、やっと「何を描いてるの?」という質問に答えられるようになります。
本人も具体的なイメージを持って描いていることが多いので。

なので、本人の完成イメージを再現させるために、
大人が正しい技法を教えたり(うすだいだいをぬってから、黒で口や目を描くようにするとにじまないよ)
イメージを固める言葉をかけたり(発表会の時、Aくんの列は何人いたっけ?)
正しく描くことを指導することができるようになります。


…でもね、焦らないでくださいね。

こどもの描画って、本当にさまざま。
手先が器用で描画が上手な子もいれば、
途中で飽きちゃう子もいれば、
慎重で描けない子もいれば、
大雑把な子もいるんです。


今回、お話しているのは、あくまで教科書的な内容です。

実際はむしろ、この通りじゃない子の方が多いくらい。

ピカソプロジェクトの講座では、「普通の教科書に載っていないシチュエーションの対応方法」もしっかりお伝えしていきます。