こどもが「正しく描こう」と意識できるのは、だいたい6歳ごろです。
数の概念もできてくるので、足が二本、
何人いた、がわかるようになってきます。
また、時間の概念(昔、今、未来)がわかってくるので、過去の出来事を思い出して描くこともできるようになります。
この時期になって、やっと「何を描いてるの?」という質問に答えられるようになります。
本人も具体的なイメージを持って描いていることが多いので。
なので、本人の完成イメージを再現させるために、
大人が正しい技法を教えたり(うすだいだいをぬってから、黒で口や目を描くようにするとにじまないよ)
イメージを固める言葉をかけたり(発表会の時、Aくんの列は何人いたっけ?)
正しく描くことを指導することができるようになります。
…でもね、焦らないでくださいね。
こどもの描画って、本当にさまざま。
手先が器用で描画が上手な子もいれば、
途中で飽きちゃう子もいれば、
慎重で描けない子もいれば、
大雑把な子もいるんです。
今回、お話しているのは、あくまで教科書的な内容です。
実際はむしろ、この通りじゃない子の方が多いくらい。
ピカソプロジェクトの講座では、「普通の教科書に載っていないシチュエーションの対応方法」もしっかりお伝えしていきます。