ピカソプロジェクト公式ブログ 満足度98%!2万人が笑顔になった こどもの表現の伸ばし方〜未来で花開く、ひらめきのタネを育てよう

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こどもはみんな芸術家!アートでこどもたちの表現力を育てるピカソプロジェクト。
こども向けアートワークショップ、幼稚園保育園のアートサポート、保護者の方のためのワークショップ等を運営しながら、美術教育の研究を行なっています。

こどもはみんな芸術家!
ピカソプロジェクトは、
アートを通じてこどもたちの表現力を育てる活動です。
イベントや教室でのワークショップを通して、
こどもたちの心にアイデアの種をまいています。

5/24カラコロ




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鑑賞教育の研究発表会に行ってきました

鑑賞教育で育つものって?

の続きです。

 

滋賀大学教育各部教授の新関伸也先生のお話は、本当に納得することばかりでした。

先生が「だから、ぜひ~してください」とおっしゃったときに、

ピカソプロジェクトの
まるちゃん先生は思わず「はい!」と良いお返事をしてしまうほど。
ピカソプロジェクトで実践していることと本当に似ていることの多い内容でした。

そのひとつが「発問」というキーワード。
あまり聞いたことのない言葉ですよね。

調べたところ、どうやら一般的な言葉ではないようで、文部科学省のHPに解説が載っていました。
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「質問」は子供が本文を見ればわかるもの。 
「発問」は子供の思考・認識過程を経るもの。
引用元 文部科学省HP http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/002/003/002/004.htm
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ピカソプロジェクトのワークショップを考えるときにいつも大切にしていることは
・アートを題材に、こどもに試行錯誤とチャレンジをさせる
・アートを通してなんらかの表現をさせることで、表現力を育てる
ということです。

だから、ピカソプロジェクトのワークって、子どもたちにとっては結構難しい。

普通の工作教室みたいに、作り方の説明や絶対に失敗しない方法を事前に伝えることがないんです。
もちろん、安心安全のための指導はしますけれども!
でも、「はい」「いいえ」で終わるような、いわゆる「質問」はしないのです。

どうしてなんだろう?と相談にのったり、
どうしようか?と一緒に考えたり。

その結果
シャガールのこの作品から、

「この作品、夢の中みたいやな。」

「ここって、戦争のこと描いてるんちゃう?夢やのになんでやろ」
「ほんまは、夢じゃなくて世界平和大事っていいたいんちゃうん?」

「あ、わかった。この人の夢が、世界平和やったんちゃうん?」

こんな話が出てくることも。

ちなみに、このやり取りをしていたのは、幼稚園児と小学低学年です。


鑑賞教育で大切なのは、大人の発問力 by新関伸也先生

 

そしてもうひとつ、ピカソプロジェクトで大事にしていることと同じことを、

新関先生がわかりやすく学術的に解説してくださったことがあります。

それはまた明日、お伝えしますね。


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鑑賞学習の研究会に行ってきましたの続きです。

ピカソプロジェクトも、ちょうど1年ほど前から、鑑賞教育を取り入れていますが、
そもそも鑑賞教育の効果ってどんなところにあるのでしょうか?

1年前に、ピカソプロジェクトが最初に鑑賞教育を取り入れるときに参考にしたのは、こちらの本です。

 

 


この本は、鑑賞学習をすることによって
・観察
・解釈
・根拠をもった考察
・意見の再検討
・複数の可能性を追求する力
が育つといわれています。

ただ、アメリカの例で「英語を母国語としないこどもたちの言語の獲得」に注目されているところもあり、
非常に大きな効果を期待しつつ
日本で取り入れるにはちょっとアレンジが必要なのかもなーと感じました。


今回の研究発表でお話しくださった滋賀大学の新関伸也先生(滋賀大学教育学部教授)によれは、
鑑賞教育においては、
・子どもの学習に能動的な姿がある

・発問と応答がある

・子どもと教師がともに見ることを楽しんでいる

・発見や驚きがある

・もっと作品・作家について知りたくなる
であるとお話しなさっていました。

図画工作というと「作ればいい」という表現のほうにだけ注目されがちだけれども、
それぞれの行為がバランスよく行われてこそ、感性が培われるということでした。


いやー!自分で書いていて難しいことかいてるわ!って思います。

でもね、研究会の調査によれば、
先生方も「鑑賞教育は難しい」って思ってるんですって。
(研究会のインタビュー結果による)

そんな難しい鑑賞教育ですが、
ピカソプロジェクトは、3歳さんでもやってます!
むしろ、低年齢の子のほうが積極的かも。

定期教室、こんな作品を見て、小学生と話し合いもしちゃったり!
アントニオ・ガウディ「グエル公園」


そんな状況を作り出せるのは、きっとピカソプロジェクトの講座でお伝えしている

ほんの少しのコツのおかげだと思うのです。

また改めてお伝えしますね!


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こんにちは。ピカソプロジェクトです。

今日は、ピカソプロジェクトのメンバー6名で

「学校における美術鑑賞の授業モデルの拡充と普及についての実践的研究(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-26285204/)」の

研究発表会に押し掛けてきました。

鑑賞学習って、なんだろ?

そんな印象を持たれる方も多いと思うのですが、実は学習指導要録でも、図画工作において『鑑賞』の大切さは明記されているんです。

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第2章 各教科 第7節 図画工作

第1 目標
 表現及び鑑賞の活動を通して,感性を働かせながら,つくりだす喜びを味わうようにするとともに,造形的な創造活動の基礎的な能力を培い,豊かな情操を養う。

引用元:文部科学省 学習主導要領「生きる力」第2章 各教科 第7節 図画工作
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syo/zu.htm
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図画工作=表現、と捉えがちなのですが、実は鑑賞も表現と同じくらい大切な目標なんですね。
でも実は、学校現場ではまだまだ浸透しきっていないのが課題になっています。

そんな鑑賞学習にプラットフォーム(土台となる環境)を!と

立ち上がった研究チームの中間研究発表が、今日の会でした。


参加なさっていらしたのは、小中高の現役の先生方がほとんど。
一般企業からは、私たちくらいだったかもしれません。
しずかーに聞いているつもりでしたが、相槌等どうしてもにぎやかになってしまい(笑)

研究チームの先生方のお話、学校の先生方のお話を伺いながら、ほんっとうにいろんなことを考えました。

長くなるので、続きはまた後日。

最後に、ピカソプロジェクトでチャレンジしてもらった作品をご紹介しますね。
ピカソプロジェクトに来た子には、もうお馴染み!ゴッホです。
保育園で4~5歳の子どもたちが「ゴッホ!ゴッホ!」ってゴッホコールしてくれるくらい、

大盛り上がりの鑑賞学習です。





Vincent van Gogh Wheat Field with Crows (1890)


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活動理論では、外から見える行動を「外的活動」と呼んでいます。

では、もう1つの「内的活動」とはどんなものなのでしょうか?
 
クレヨンを使って先生の真似をして画用紙に描いてみる機会を例に考えてみましょう。
 
先生がクレヨンで紙に描くのを見せています。
 
Aちゃんは、先生の動きをじっと見ていました。
Bちゃんは、クレヨンを持って先生の真似をして描きました。
Cちゃんは、先生のお手本を見て自分なりに描きました。
Dちゃんは、描いているお友達を見てから、自分も描こうとしました。
 
外的活動の考え方は行動に注目しますので「先生がやったことと、同じようにできるかどうか」を見ます。
 
その視点で見ると、一番達成しているのはBちゃんで、
一番達成できていないのはAちゃんということになります。
 
捉え方によっては、
Cちゃんは困った子で
Dちゃんはワンテンポ遅れた子ということになります。
 
ちょっと乱暴な評価だなぁと思いませんか?
 
でも実は、正解を書かないと点数がもらえないテストをはじめ、多くの幼稚園・保育園・学校で採用されている評価法がこの方法なんです。
 
 
一方、内的活動の考え方は心の動きや興味に注目しますので、「どう取り組んだか」を見ます。
 
すると
Aちゃんは先生の動きに興味津々で観察していて、
Bちゃんは先生の言葉の意味を理解していて、
Cちゃんはクレヨンの機能(描けること)に刺激を受けていろいろひらめいていて、
Dちゃんはお友達と一緒に描くという時間を楽しんでいる
という捉え方もできるようになってきます。
 
内的活動の基準を持つことができたら、外的活動だけでは見つけられなかった
こどもたちの可能性がたくさん見えてきます。
 
image
 
 

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こんにちは。ピカソプロジェクトです。

大阪教育大学の幼児教育学 玉置哲淳教授が提唱する「活動理論」をご存知ですか?

玉置教授は、弊社代表奥村みずほが通っている大阪総合保育大学大学院で教科部長をなさっています。

奥村が「この理論、おもろいねん!!!」と鼻息荒くしている、活動理論。

その活動理論についてお話させていただきますね。

一般的に『こどもの活動』というと『こどもが何をするか』という風に考える人は多いと思います。
でも、実はそれは、こどもの活動のうちの、ある一面でしかないというのが、活動理論の考え方。
外から見て何をしているかわかる活動(行動と言ってもいいかもしれませんが)を外的活動と言います。

この外的活動は「大人の側から見てわかりやすい」という利点があります。
しかし玉置教授は、この外的活動の視点にとらわれている限り、こどもの成長をサポートする保育者にはなれないと説いています。

もう少し、外的活動について説明しましょう。

外的活動の評価基準は「できる・できない」というもの。
いやいや、
お名前を呼ばれて返事ができたとか、
はさみで切ることができたとか、
「できた・できなかった」で判断するのは、
ごくごく普通なことなんじゃないの?って思ってしまう人も多いと思います。

でも、これを「普通なこと」と思ってしまうことが
こどもの成長をサポートする大人として
もしかすると危ないことなのかもしれません。

「できた・できなかった」という外的活動の基準しか持っていないと
手先が器用・不器用とか
運動神経がいい・悪いとか
発達が早い・遅いとか
子ども自身がどうしようもない部分が評価に大きくかかわってしまう可能性が高くなってしまうんです。

そして、「できない子」という烙印が押されてしまう可能性も高まるんですよね。

だから、こどもと接する大人は「内的活動」という基準を持つべきというのが、この活動理論。

少し抽象的なお話が続いたので、
次回はもう少し具体的に、
外的活動と内的活動について説明しますね。

 

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