昨日は、大阪グランコンパスで
家族関係コースの復習会を開催しておりました。
家族関係コースを開催していると
「兄弟間の不公平」の話は、たくさん伺います。
それくらい、誰もが、いくつになっても忘れられない
トラウマになっているということですね!
受講生は、ほとんどが30代以上の立派な社会人の方々ですが
それでも、心の中にはそのトラウマが根深く残っています。
その体験のせいで、自分は愛されていない、
どうせ嫌われている、と言う思いが払拭できなかったり
いつも自分だけが差別されている感覚が抜けない、という方や
子育てするうえで、子ども達にどう接していいか困っている
お母さん達にも参考になるお話をしたいな、と思います。
もくじ
- 兄弟の不公平、不平等をうみだす思考
- いつも自分だけが差別されている感覚が抜けない
- 親になって子育てする時に気を付けること
このブログをご覧の方は、もしかすると
親の差別が自分に与えた影響が大きすぎる
そのせいで、一生、自分は愛されないのでは?
幸せになれないのでは?と思うと苦しい。
また、子ども達がそんな風に感じていたらどうしよう?
と思っているかもしれませんが、大丈夫!!
このトラウマは克服できます。
私は、「親子の愛(親の愛)」について学ぶ家族関係コースを
3年以上開催してきて、様々な親子関係の問題についてご相談を受けてきました。
毎回、みなさま、親に愛された「幸せな過去」を思い出し、
トラウマによる不安を、将来の希望へと変換されています。
私自身も、母親の弟に対する態度と自分に対する態度の違いに
悩んでいた時期があったのですが、フラクタル心理学を学び
そのトラウマを克服したことで、自己肯定できるようになりました。
なので、今もこうして、自信を持ってフラクタル心理学をお薦めしています^^
■兄弟の不公平、不平等をうみだす思考
私達は、親が子どもを不公平に扱うから
不公平感、不平等感を感じてトラウマになっている
と信じていますが、実は、そうではありません。
この不公平感・不平等感を生み出す元になる原因は・・・
『お母さんを独占したい』
という、子どもなら誰もが持っている想いです。
兄弟がいても、どの兄弟よりも自分だけを
お母さんに特別に扱って欲しかったわけですから
私達は、皆、子どもの頃、常に不平等を願っていたということです。
だから、この世の中は、「不平等」「不公平」で溢れているように感じます。
この不平等な思考は、親が持っていたわけではなく
元々は、自分の心の中にあった、ということを、まず認めましょう。
お母さんに自分だけを見て特別扱いして欲しかった
と言う想いが「兄弟間の不平等や不公平」を作っていたのです。
■いつも自分だけが差別されている感覚が抜けない
そうは言っても、自分は、確かに、親の差別(えこひいき)に
傷ついて、今も、その辛い思い出から逃れられない。
確かに、そうですね。
子どもの頃の辛い思いは、もう忘れているようで
実はまだ、心の奥深くには残っていて、
今の自分の状況に大きな影響を与えています。
思い出すだけで、腹が立ったり、悲しくなったりすることもありますよね。
でも、大人になった今だから、分かることもありませんか。
- あの時の親の態度は、本当に兄弟差別だったのか?
- 自分は何一つ、間違っていることはなかったのか?
- その出来事が、愛されていない証拠になるのか?
こういう赤ちゃんや子どもの頃には理解できなかったことを
そのまま、親の兄弟差別だ、愛されてないんだ、と信じて疑わなかったので
この世の中は不平等だ。
自分だけ差別される。
と言う想いから逃れられずに苦しんできたんですね。
本来、兄弟は、親を奪い合うライバルではないですから
上の子(下の子)じゃなく、自分だけを特別扱いして!!
と思う必要はなかったんですが、子どもの頃は
お母さんが他の兄弟に取られそうで嫌だったんですよね。
親からすれば、どんな性格でも、どんな行動を取っても
やはり、我が子は、何によりも愛しい存在です。
1人目でも、2人目でも、3人目でも・・・
母になったあなたになら、それがよく分かるのではないでしょうか。
だったら、自分の親も、同じように兄弟みんなを愛していたはずですね。
親を自分一人で独占したい。
親に自分だけを特別扱いして欲しい。
そう思って必死に、親から兄弟を排除しようとすればするほど
自分も親、兄弟から排除(差別)されそうな気がして不安になってしまいます。
まずは、この勘違いを手放しましょう。
そして、兄弟がいて良かった♡と思えることを考えてみませんか。
実際にあなたは、兄弟と過ごした時間、経験したことから
たくさんのことを学び、兄弟と一緒に何かを楽しんだり
一緒に成し遂げ、身につけてきたことがあるはずです。
この兄弟がいたことのメリットが分からないいまま、
自分が母親になると、とても困ることが起こります。
■自分が親となって子育てする時に気を付けること
このように兄弟差別を感じて育った人が母親になると
今度は、自分の子ども達を自分と同じように傷つけたくない、と
異常に、自分の子ども達への言動に気を遣うようになります。
子どもを平等に扱わなければ!!と必死になり過ぎて
子ども達の顔色を伺い、子どものワガママに振り回されがちに。。。
そして、どうしても
「おねぇちゃんでしょ、○○しなさい!」とは言いたくない、という方は
もう、〇歳になったから、~しようね。
もうすぐ、幼稚園に行く年になるから、出来るようになっておこうね。
というような表現を心掛けてみるといいですね。
実際、やるべきこと、というのは、みんな同じように
年齢によって変わってくるわけですから。
そして、また、頭では分かっているはずなのに
無意識に「不平等」や「不公平」を感じるときには
自分が誰か(親代わりの存在)を独占したいと思っていないか。
そのために、○○さん(ママ友や同僚など)を排除したいと思っていないか。
普段は、見えない心の内側をチェックして修正しておきましょう。
■不公平・不平等思考をしっかり手放したいなら
自分を苦しめる思考パターンや、
問題の原因になっているトラウマを解消したいと思う時
「その想いを手放しましょう」
「その勘違いを外していきましょう」
と言葉では簡単に言えますが、この年齢まで、長年、
持ち続けてきた想いを手放すのはかなり難しいもの。
そんな時は、プロの力を頼りましょう。
自分1人で何とかしようとするより、ずっと早く問題が解決します。
子どもの心とお母さんの心は、深い部分で繋がっていますから
お母さん自身の心が、トラウマから解放されて、癒されれば
子ども達の心の状態も安定し、問題も良くなりますます。
ですので、お母さん自身の心の癒しやトラウマ解消だけではなく、
子ども達の困った問題行動にも有効です。
今まで、色々試してきたけどダメだった、という方も、
フラクタル心理学講座やカウンセリングは試してみる価値ありますよ!!
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