前回、「最古の耕運機の目」を失踪者に渡すといった偽の記憶を埋め込まれたダインスレイヴ。その目の隠し場所に赴き、狙い通り主人公の妹である蛍をおびき出すことに成功しました。しかし、ダインスレイヴと蛍の戦闘は避けられません。

 

 彼らの状況も気になりますが、このタイミングで失踪者が現れるかもしれないので主人公はヴィマラ村に急行します。

 

 

↑おっ?左上のミニマップを見ると、行ける場所に制限がかかっていますね……。これは寄り道するしかないっか!

 

 

パイモン 「どこに行くんだよ、ダインに頼まれたことがまだ終わってないぞ!」

 

 やっぱり!今回はボイス付きでパイモンが注意してくれましたね!

 

 

 結果に満足したので、真面目にストーリーを進めることに。

 

 

パイモン 「落ち着きがないって話だったよな?なんでまた大人しくなってるんだ……」

 

 確かヴィマラ村のアトッサの話によれば、最近ヒルチャールの活発的に行動していると言っていましたが……?

 

 

 

 そして、どこからか聞こえる声。

 

 

パイモン 「……聞こえたか?今の声って一体……」

主人公 「パイモンにも聞こえた?」

 

 パイモンにも聞こえたんだ!何だか優しい若い男性の声でしたね。

 

 

パイモン 「とりあえず、ヒルチャールのことは置いとこう。今なら例の『失踪者』が見つかるかもってダインが言ってたし、急いでヴィマラ村に戻ろうぜ。」

 

 というわけで、ヴィマラ村で失踪者のことについて改めて聞き込みをします。しかし、何故かみんな失踪者なんていないと言っています。

 

 

バハラーム 「『彼』しかいないだろう。間違いない……だが、なぜ失踪したと?」

主人公 「最近、その人のことを見かけた?」

 

 ……なるほど。ということは、これは恐らく例の男が失踪する前の世界ということだな!?

 

 

パイモン 「おまえが前に血縁者の記憶に入ったみたいに、オイラたちも今、誰かの記憶の中にいるってことか……」

 

 血縁者の記憶に入ったときは、目覚めた後に世界が変わっていましたが、今回は一体どのタイミングで記憶に入ったのでしょうか?目の隠し場所から出た時……?目が覚めていても、気が付かないうちに記憶の世界に入ってしまうこともあるのだな~。

 

 

パイモン 「ああ、そうだな!『記憶の中にしか存在しない人』……やっとそいつの正体を掴むチャンスが来たぞ!」

 

 

 さて、一体誰の記憶の中だという問題があるのですが、この夕暮れの時間帯がヒントになっていました。

 

 アトッサ!

 

 

パイモン 「うん、間違いない!ここはアトッサの記憶だ!」

主人公 「行こう。」 「あの木の下に。」

 

 

 

 それではあの木の下へやってきました。狙い通りアトッサともう一人男性がいました。あれが例の失踪者、もといダインスレイヴに偽の記憶を埋め込んだ犯人なのでしょう。

 

 

↑ん?アトッサの近くにいる人が着ている服……コロタール・アルベリヒが着ていた物にそっくりなのですが……。

 

 

↑瞳に菱形の模様がある……やはりカーンルイア人か。

 

 

??? 「君に会えて嬉しいよ。旅人、僕たちが会うのはこれが初めてだよね?」

 

 

 ……ん?このスカーフってまさか!

 

 

 「その極限の悲しみから生まれて、あの子は『運命の織機』になる。」

 カリベルト!

 

 何故ここに……?しかも、ヒルチャールから人間の姿になって……。

 

 

カリベルト 「場所を変えよっか。さよならのあいさつは……メッセージをいくつか残すとしよう。」

 

 お互い聞きたいことはあるはず。場所を変えてゆっくりカリベルトと話をしましょう。

 

 

 

↑何と書いているのでしょうか?調べれば誰かが翻訳しているでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

↑飛ばされた場所は、千尋の砂漠にあった永遠のオアシスを彷彿させますね。

 

 

 

アチーブメント達成 存在の証明

 

 

 

カリベルト 「僕の『意識空間』、そう理解してくれていいよ。僕が現実世界に存在してないことは、君たちももう知ってるでしょう?」

 

 

 

 

 

 ここで腰を据えて話をします。まずは「運命の織機」について。

 

カリベルト 「極限の悲しみと苦痛、血に流れる希望と悔恨、そして常識では計れないアビスの力……」

カリベルト 「父さんはかつて言った――これらすべてを揃えたとき、僕は運命の織機になれるって。」

 

 運命の織機って人間がなるものなんだ……?てっきり武器みたいに人間が扱う道具みたいなものだと思っていたのだけど。

 

 

カリベルト 「でも実際、僕は運命の織機になれたとは言えないだろうね。運命の織機はただ、僕を利用して『組み上げ』られただけなんだから……」

 

 

カリベルト 「その瞬間、カリベルト・アルベリヒという人間は死んだんだ。」

 

 カリベルトが一体いつ頃に亡くなったのか、それがよく分かりませんね。運命の織機はダインスレイヴが持っていた「最古の耕運機の目」と「穢れた逆さ神像」がないと完成しないといった認識なのですが。完成前の組み立て段階で死んだとなると、もっと昔の話ということでOKなのかな?

 

 

 

カリベルト 「『運命の織機』は……地脈を紡ぐことのできる機械なんだ。」

主人公 「地脈を……紡ぐ?」

 

 そして、今度は運命の織機の能力について。

 

 初期段階では記憶を作ったり、埋め込んだりすることができますが、運命の織機が完成すると本物の地脈を紡ぐこともできる代物になるそうです。地脈には記憶が流れているといった話をダインスレイヴとしていましたが、これを使えば意図した記憶だけでなく出来事も生み出すことができるのでしょうか……?

 

 

 

カリベルト 「そして運命の織機が完成し、地脈さえも紡げるようになったとき、記憶に影響を与えるような初歩的な能力は消え……」

 

カリベルト 「……運命の織機は正真正銘――『世界規模』の道具になるんだ。」

主人公 「それが『記憶を埋め込む能力』の源?」

 

 運命の織機が完成するまでは、カリベルトがこの「記憶を埋め込む能力」を持っていました。

 

 

主人公 (つまりあの時、いきなりダインの脳内に現れた記憶は、カリベルトがこの運命の織機の未完成品を使って埋め込んだものだったんだ……)

 

 

 

カリベルト 「僕はただ……僕という人間が存在してたことをみんなに知ってほしかったんだよ……」

 

 ヴィマラ村の人たちにも記憶を埋め込んでいた理由としては、とても単純明快で個人的なものでした。

 

 

カリベルト 「災いも呪いもなく、ただ静かな村で、みんなと平穏に暮らす……その時、僕はどうしてるんだろうって。」

 

 

 

 カリベルトとのお話も一段落したので、主人公はダインスレイヴの元へ戻ろうと口にしますが……

 

カリベルト 「『末光の剣』ダインスレイヴ様のこと?ああ、そっちはもう終わったはずだよ。行く必要はないと思う。」

主人公 「終わった?」

 

 

カリベルト 「うん。だって僕は元々記憶の中にしかいられない存在だからね。こうして君と意識空間で対等に話せてるということは、つまり――」

 

 

カリベルト 「――「運命の織機」がもう完成したってことだ。」

主人公 「えっ!?」

 

 ほら~!「穢れた逆さ神像」壊さないから~!!

 

 何やってんだよダインスレイヴ!(笑)

 

 本来ならプレイヤーは、ここでダインスレイヴが蛍にやられてしまったことに驚かなきゃいけない場面なのでしょうが、それよりも穢れた逆さ神像をさっさと壊さなかった危機管理の無さに呆れてしまいます。

 

 ただ、このベッドタイムストーリー中でこの逆さ神像のことについて触れられていなかったのですよね。制作陣としては、もうこの逆さ神像の設定に関しては無かったことにしたいのでしょうか?さすがにこの設定を忘れていたといった線はないと信じているのですが……。

 

↑まさか、この穢れた逆さ神像のことは無かったことにされている……?

 

 

 というわけで、あれだけ用心していた運命の織機をまんまと完成させられてしまいました。

 

 

 

カリベルト 「あの『目』は、ダインスレイヴ様の体内に隠されてたんだよね?」

 

 ダインスレイヴの狙いとしては、体内に隠していた最古の耕運機の目を、隠し場所に入る前に主人公に預けようとしていたみたいですね。ただ、その瞬間カリベルトの記憶埋め込み能力が発動したことにより、実際には目を渡していないのに既に渡してしまったと勘違いをしてしまったということです。

 

 

↑この時、ダインスレイヴの様子がおかしかったですが、偽の記憶を埋め込まれていたのですね……。ダインスレイヴほどの者なら、気付いてほしかった気もしますが。




 

 

カリベルト 「でも少なくとも、僕は運命の織機で自分の目的を果たせた。」

主人公 「君の目的?」

 

 カリベルトも蛍の作戦については何も知らない様子。それでも運命の織機完成に助力したのは、これまた個人的な目的があったそうです。

 

 

カリベルト 「僕の目的は至ってシンプル。運命の織機が完成する間際、『記憶を創造する』機能が最も強くなったタイミングで――」

 

 

カリベルト 「すべてのヒルチャールに『偽りの記憶』を埋め込むことだ。」

 

 カリベルトがヒルチャールの姿で目が覚め困惑しているときに、父親であるコロタールが「ここはおとぎ話の世界だよ」と優しい嘘で彼をなだめていましたね。

 

 その時同様、ヒルチャールに物語を聞かせるといった「偽りの記憶」を埋め込むことによって彼らに束の間の安寧を与えていたということです。これが彼の考える一番有意義な能力の使い道だったのですね……。

 

 

 

 

 

 そして、ここでタイムリミット。今話しているカリベルトの意識も消えてしまいます。

 

 

 

↑目的を果たせたからでしょうか、カリベルトは充足感を感じている表情をしています。

 

 

 カリベルトがいなくなってしまった……

 

 

 「……そっか 最後の挨拶に間に合わなかったみたいだね」

 

 

 その声は……!

 

  蛍!

 

 

 

 

 

 

 

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