Colly's Camp -34ページ目

朝霧の町。

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朝いつも通り5時に目が覚めた。布団から出るのが辛くなりはじめた10月、気温はきっと7℃くらいか…
障子を開けて外を見ると、裏山から田圃まで全てに霧がかかっている。

コレは…

と、奥さんを起こして
「山に行こうか!」

歩いて登ればいいのだけれど、とりあえず車で林道を山頂に向けて走らせる。

曇ってんじゃないの~?

なんて思ってしまうほど濃い霧の中を走るとやがて霧の上に出る。

そう、これこそが飛騨古川の自然と人々の生活が育んできた飛騨の朝霧。

古川盆地の朝霧は、昼と夜の寒暖差が大きくなる春と秋、快晴で風の弱い日に見られる。田んぼや町中を巡る水路、周囲の森などに水が豊かに蓄えられているため発生する。

これを高い山の上から見ると青空と町にかかる雲海のような朝霧のコントラストがとても神秘的にうつる。

でもせっかく登るのなら…と、飛騨古川でいちばん標高の高い猪臥山へ…

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細い林道を登り、紅葉の始まりかけた樹々の間からは下界の風景をのみ込む朝霧が見え隠れする。

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山頂付近の駐車場には既にたくさんのカメラマン。

ここでも良い写真が撮れそうだけれど、やっぱり目指すは山頂。

もっと上へ
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ため息がでる…
ぐるっと360℃のパノラマ…

青空を自由に走る雲…

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この山の麓に自分の棲家があると思うと感慨深いものがある。

僕もこの山に育まれているんだ…と素直に思えるくらい神秘的なんだもの…

本当はこの頂でコーヒーを飲みたかったけれど、混んでいてそんな雰囲気でもなく、それは次回のお楽しみ。

実はここで朝霧を見ようと思ったきっかけは、Facebookの友達の写真。彼とはまだあった事はないけれど、今朝山頂で初顔合わせ。でもその場では互いに何も知らずに普通に会話。後で僕の投稿へのコメントから知る…といういかにもFacebook的な出会いでした。

こういう人との繋がりも含めて、自分がこの町に住んでいると言う事実をとても嬉しく思える景色…

…と、僕はこんな町に住んでいます。





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ハチドリのように。

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春からなんだかんだとバタバタで、最近の雨みたいにまとまって降ってはズルズルと予報に反してくずついていくように、僕のデスク両脇には書類と言う名の仕事が積み上げられて行った。
その積み上げられた書類は僕が農作業から帰ってくるまでの間に未処理のまま少しずつ高くなり、ついには山から吹きおりてくる5月の突風に吹かれて、オフィスは空中に散乱する書類で前も後ろも見えなくなった…

こういうのを「収拾がつかない」というのだ。

でも散らかしっぱなしじゃどうしようもないので、少しずつ根気に片付ける。僕が片付ける間にも無情に仕事は溜まって行く。

なんて事を繰り返して、最近ようやく散らかった書類をある程度まとめる事が出来た。けっして片付いたわけじゃない。

でもまとまると、前後左右が見えるようになってふと気付く。

東北地方の復興に何か力になりたくて、色々計画していたんだ…

でも何ひとつ準備が出来ていない。

そんな時、スターバックスコーヒーのレジにあった一枚のカード。そこにはハチドリの絵が描かれている。


「私は、私にできる事をしているだけ…」


これは「ハチドリのひとしずく」というお話の中のハチドリのセリフ。

前から知っている話だけれど、このタイミングでガツンと響いた。

とりあえず、ささやかだけれど今できる事…

カードを買ってみた。

小さく、一滴ずつ。

今はまず自分の仕事を片付けること。
これに集中します。


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タコ名月。

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中秋の名月だと言うのに、夜空は台風の影響で動きの速い雲とごうごうと吹く風でそれどころではない。

家の庭にはおあつらえ向きの鷹の羽ススキが風に揺れているけれど、取りに行く気にすらならない。

でも、こんな台風の中でも名月を美味しく楽しむ事はできるのです。

想像して見て下さい…

まん丸い月の表面には紅生姜の赤と葉ネギの緑、中核にはぶつ切りタコが…

台風の雲の上で月は太陽の光を浴びて、表面をカリカリに中をトロトロにして行きます。

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もしかしたら、月が黄色い夜には明石焼のようにふわとろになっていたりするかも知れません。


…なんて、今宵は台風に隠された芋名月ならぬタコ名月です。

たこ焼き用の鉄板を買ってきて我が家で初のセルフたこ焼き。
ちゃんと油回しをやったお陰と気合いの仕込みで初めてにしてはなかなかの出来でした!

なかなか美味しい十五夜の月。

次は十三夜で会いましょう…!

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