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12月10日 丹後ばら寿司作り体験(リレー塾)

地域力体感ツーリズムNo.14の
「常吉村営百貨店 丹後ばら寿司づくり体験」ツアーは、
参加者が定員に満たなかったので、
希望者だけで活動団体のリレー塾に参加してきました。


まずは、ばら寿司作りを体験するまえに、
少し集落から離れたところにある「平地地蔵」を見学!


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5・3メートルは京都府内で最大のお地蔵さまとのこと。
見上げると、雪の降る丹後の寒い冬からお地蔵様を守ろうと、
わらでしっかり冬支度をしていました。

何とも穏やかな表情をしていましたが、建立理由は、悲しい歴史から・・・。
350年程前この地を支配していた宮津藩の重税に耐えかねた
「吉田新兵衛」率いる農民が、一揆決起の賛同のため
なんと120もの村を周り歩いたのです。

首謀者として「吉田新兵衛」は処刑されてしまい、
一揆から約10年たったとき、「吉田新兵衛」の志を称え
霊を慰めるために像を建てたそうです。 

穏やかな顔は、丹後の地の平穏を祈るように、
ここを訪れる人が和やかな 気持ちになりますように…
そんな印象を受けました。

またこちらは「水子供養」でも有名だそうです。
奥地にあるためでしょうか、年に何回か女性の姿が見受けられるそうです。


【上常吉公民館にて、「ばら寿司作り体験」スタート】


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今回手際よく、そしてニコニコ笑顔で教えてくださった大木さん。
何からしていいのやら分からない私たちに、
一つ一つ教えてくださいました。 本当に、ありがとうございました!!

ばら寿司は、鯖のそぼろ作りから。


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①缶詰から出てきたのは、都会では見かけない、おおきなごろっとした鯖です。



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②割り箸4本を使い、とにかく混ぜる、混ぜる!ひたすら混ぜる・・・


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③ばら寿司の主役、かなめである「さばのそぼろ」のできあがり~!


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④ひとつのお鍋のそぼろは、焦げた固まりのカリカリそぼろ!?に。
 どうやって細かくするか思案した結果、急きょミキサーの登場!
 丹後の方はびっくり&爆笑でした。

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⑤ばら寿司の特徴は、あの色とりどりの「はなやかさ」!
 たまご焼作りも、やっぱり名脇役だけに一つひとつ慎重に焼きました!


⑥最後に、大葉を混ぜたご飯、頑張って作ったそぼろやたまご焼、かまぼこなどを、
 均等に重ねて、出来上がりです。
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ばら寿司のお供に、うす味のお吸い物と、
常吉村営百貨店でも販売している大根のお漬物を添えて。

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歯ごたえ、味加減がほどよく、お箸が止まらない方も…


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試食会では、丹後にてばら寿司の研究をされている「中村先生」の
お話をお伺いしました。同じ丹後の中でも、ばら寿司の材料や呼び名が若干違うとのこと。



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リレー塾の最後は、自分達の作った野菜を共同販売することで
全国的に有名な常吉村営百貨店に立ち寄りました。

おっきな鯖缶、イチオシのコロッケ、地域の方お薦めのちくわなど、
たくさん購入して、帰って来ました♪


常吉村のホームページはこちら

常吉村ブログ
http://tsuneyoshi.tango.gr.jp/modules/blog/details.php?bid=26

 

 

12月1日 「かやぶき美山の暮らし体感&薪で焼くピザ作り」ツアー

今日は、人気の美山地方へ。

今回は、参加者でもあり、地域活動者でもある
似内さんのブログを是非見てください。コチラです。

11月30日「洛南の世界遺産探訪&宇治コミカフェの食育体験」 ツアー

本日の地域力体感ツーリズムは、
伏見・宇治のまちづくりや歴史の研究をなされている「伏見楽舎」さんが、
一日秋深まる洛南・宇治をゆっくり&じっくりご案内をしてくださいました!!

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伏見楽舎の中井さん



最初に訪れたのは、世界文化遺産に登録されている「宇治上神社」。
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ここから先、ツアーの説明は、
伏見楽舎会員でもあり、歴史研究家の山本先生にご説明いただきました。
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説明によると、神社建築ではなんと日本最古の本殿。
建立された理由にはいろいろな説が!
なかでも、藤原氏が平等院を建立した際、鎮守社として位置づけた説が有力のこと。
お話で印象に残ったのは、「見て下さい!!」と言われた拝殿の屋根。
そこに広がる平行の屋根、平行線!
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当時、極力それまでのインド様式を省いて平行美を重んじて建設したそうです。
『日本の建築の美は、平安時代の横長、平行美から!
これぞまさしく「みやび」であり、シンプルな美しさ!』
参加者全員うなずいておりました。

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山本先生のお話を熱心に聞き入る参加者たち。



宇治橋の途中で、全員記念撮影。
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ここで山本先生からお教えをいただきました。

「陽が沈む太陽(西方)をじ~っと見ることで極楽浄土にいける」とのこと。
宇治橋からも夕方、綺麗~な太陽が見えるそうです。
あの藤原氏の教えで、藤原氏も朝日山から西方に平等院を建てたそうです。



続いて、10円玉で知られる、世界遺産「平等院鳳凰堂」へ。
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観音堂にいらっしゃる観音様。
ここで初めて知ったのは、観音様の役割について!
 「一生懸命努力している者を助け、極楽に行きたいと願う者を必ず助ける」こと。

修行中に喉をかわきすぎた人を助けるために水瓶を必ずもっていたそうで、
各地の観音様は、これが変形して花瓶や蓮の花に変わっているそうです。



【本日のお昼は、こみカフェ「ゆめ・はあと」さんにて】

ここは、2008年に宇治のふれあいルーム「ゆめ・はあと」さんが、
NPO法人「働きたいおんなたちのネットワーク」に
声をかけOPENに。
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この日も「きりさん(店主の桐上さんのお名前より)の地域ダイニング」の日。

 『誰でも、ユメはある。地域の課題は地域で解決!
カフェという手段で、「食」という大切な基本を押しつけるのではなく、
ここへ来て、ユメを語りあうことのできる地域の仲間と共に。
ここで楽しく笑ったり、働いたり、ほっとしたりしてもらいたい!』

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「こみカフェ・ゆめ・はあと」の「桐上ともこ」さん他。


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「NPO法人働きたいおんなたちのネットワーク*」吉田秀子さん

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★酢でさっぱりとした「切り干し大根の酢テキサラダ」、
★美山の米粉(美山っ粉)を使った「米粉のベジしちゅー」
★デザートは「黒豆コーヒーと抹茶の寒天」など、
主婦の参加者も食べながら料理のアイディアを質問!


*NPO働きたいおんなたちのネットワークは、子育て期の女性たちのチャレンジ支援に取り組むNPO
自分らしく行きたい!と共感する仲間で、楽しい居場所・活動を展開されています。
そんな想いが詰まった地域のカフェ♪



午後の最初は、日野家の菩薩寺、「日野法界寺」へ。
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国宝にも指定されている「阿弥陀如来像」について、住職にお伺いしました。
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藤原時代の阿弥陀如来を象徴する、閉じたかのような目元、
ややふくよかな口元がとても印象的でした!




【最後は、世界遺産「醍醐寺」へ】

五重塔の約3分の1が、上高く伸びる鉄柱。
ここでも、日本の美「平行美」を感じることができました。

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今日一日の総復習を、五重塔を見ながら、伏見楽舎の山本先生より!
五重塔を後ろに楽しく話されていました。

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説明のあとには、「詩吟」のおもてなしも。
人生初めて「詩吟」を生で聞き、迫力、声量に一堂、関心しておりました!


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最後は、伏見学舎さんより
酒粕がふるまわれました。
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ほっこり。

今回のツアーは、
宇治の歴史を、自分の足・目、そしてココロで感じることができました。
伏見楽舎のみなさま、こみカフェの皆さま、本当にありがとうございました。