こんにちは!
前回記事の続きです!気軽に読んでいただけますと幸いです![]()
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現代の人々は,生きる意義を見失ってしまっており,人と比べることや人の視線を気にし,承認を求めることによって自らの生きる意義・存在価値を見出そうとしています.
しかし,いくらその方向に努力をしても幸せは得ることはかなわず,
むしろ自身の本当にやりたいこと・やりたいと思う気持ち(自主自立の精神)を抑え込んでしまい,どこか空虚で,混迷の世界に足を踏み込み,ますます生きる意義を見失ってしまっています.
力強い人生・幸せな人生には,自主自立の生き方をはじめとした精神的豊かさが必須な一方で,なぜか人々は逆を行ってしまっているのです.この生きる意義を見失った根底には,精神的豊かさの退廃が存在します(後述).
地中海世界を主に,多くの地域を治めた世界帝国である,屈強なるローマ人を有したローマ帝国がなぜ滅亡したのか![]()
その要因(繁栄を極めたことによる代償といえる要因)は,現代の人々の精神的豊かさの退廃を起こし,生きる意義・存在価値・人生の羅針盤の喪失を起こしている要因と似ているのです.
本章ではその要因を示していきます.
この要因を認識することで,今現在つらい状況・気持ちの方が決してその非が自身にあるのではないこと,そして本来の生き方によって本来の力強い自身で生きられることを確信できると思います.ここが,本章の目的です.
それでは, どのような要因で精神的豊かさの退廃を起こし,生きる意義を喪失してしまったのかを,ローマ帝国の滅亡過程を参考にして記していきます.
◆ローマ帝国の滅亡は下記のフローで進みました.
- 自国領土の拡大とともに,繁栄を極める.
- 繁栄の栄華に陶酔し,大きな私利私欲が生じる.エゴが生じる.頑強な勤労の精神にきしみが生じる.
- 次第に私利私欲は肥大化し,節度のない私利私欲となる.勤労の精神,自主自立の精神が私利私欲に埋もれ,崩れ落ちる.
- 節度を失い,際限のない私利私欲を生じ,権利のみを主張し義務と責任を放棄.道徳心はすでに消え,精神的豊かさが退廃する.政治家や大地主にパンを要求.
- 政治家・大地主は民衆の支持を得たいがためにパンを提供(大衆迎合主義).さらなる精神的豊かさの退廃を促進.
- 民衆は必要最低限の生活を保障されることで,働かずに怠ける.仕事に費やしていた事案を遊興に使うため,サーカスが誕生(パンとサーカス)
- 実態を超えた際限のない権利の主張により,不況を招き,その不況を正しく対処する勤労の精神,建設的な思考力,目先の利益に惑わない不動心といった最も重要な精神的豊かさに付随する力を失っているローマ人はなすすべなく,自壊していく(併せてスタグフレーションが発生).
上記のフローで,屈強な精神を持っていたローマ人は皮肉にも繁栄から道徳的退廃を生じ,その結果自主自立の精神をなくし,依存心のみを残した羅針盤を失った市民と化したのです.おそらく,精神面は推察するしかかないませんが,精神的豊かさを失った時点でローマ人は生きる意義を失っていたと考えられます.
内部からはじまった弱体化(自壊)の結果,ゲルマン人による侵攻等で滅亡していったのは必然だったのです.
この人々の繁栄を極めてからの精神的豊かさの退廃,それからの総合的な活力の低下(生きる意義の喪失)の流れは部分的に現代日本に当てはまるように考えられませんでしょうか.
繁栄に起因しているのです.
>>>続く>>>
【本ブログ構成】
【はじめに】~現代社会の道徳的退廃要因.その中で力強く生きる哲学~


