スピニングPEタックル | Yoshi's blog"Swing the Rod and Stick"

Yoshi's blog"Swing the Rod and Stick"

Drumと釣りが好き。
それは自分の生きた証。

今日は珍しく使ってるタックルのお話です。


何でこんな記事書こうかって思ったかというと…




試合当日にリミットメイクに貢献してくれたタックルだから(笑)




大会への参加が決まったのが実は4月末。

それからご時世もありで琵琶湖には行けませんでしたけども、大阪の例の河川で練習してました。5月は9割スピニング使った気がする。


単純に僕がその場所で釣りする時はスピニングで釣りする方が好きっていう理由もありましたけど、試合で使う想定もしてて激烈に意識して練習してました。

確変で調子よく釣れてたし、このタックルで40upを獲り慣れてたのは良かったなと振り返ってみたら思います。


今回使ったスピニングタックルの詳細を紹介すると





Rod…SHIMANO EXPRIDE 2610ML-2

Reel…SHIMANO 21complex XR 2500 F6HG

Line…SHIMANO PITBULLG50.8号+フロロ7lb


こんな感じで使ってます。
写真ではラインが違いますがこの時はPITBULL8+0.8号を使ってました。
いわゆるのライトパワーフィネスって感じのセッティングです。

本当はPEラインは8本編みが好きで、ここ最近はずっとこれでやり切ってました。


しかし琵琶湖に出る前の最終日にラインが減ってきたので、巻き変えろって事やな…で、ちょうど思い付いた事もあったので急遽高比重PEであるG5に巻き替える事にしました。

8本編みが好きなのは飛距離が出やすい、強度高い、糸鳴りが抑えられる事。本当ならこれで釣りきりたいとこだったんですが、やっぱ風に弱いって弱点だけはどうしようもなかった。

メンディングと飛距離抑えたりでフォロー出来る範囲はありましたが、それではどうにもならない状況にも数度遭遇しました。一瞬風止んだタイミングを狙い撃ちして結果的に釣れた事もありましたが、この対策だけは頭を悩ませました。

0.9g以下のシンカーはこのタックルでは場所次第ですがほぼ使わないので、ノーマルPEでも「底が取れない」って事はなかったんですがそれはそもそもその場所の水深を知っていたからで、もし知らなかったら釣りが成立しません。

高比重PEにしてからは底取りはだいぶやりやすくなりました。変えてから同条件クラスの爆風にまだ当たっていないので、その時どう思うだろうっていうのはありますが。

じゃあ何でそれまでシンキングPE使わなかったんだって事になるんですが…

それは特性上5本編みで糸鳴りが出るのでそれが嫌い(今はちょっと慣れたけど)っていうのと、これが1番大きな理由で


どうしても同番手での強度がガタ落ちするっていう部分でした。


編み本数が少ないので仕方ないのですが、シンキングPEは過去にも他のモデルを何種類か試してみて、使い勝手は良いなとは思ってましたがどうしても本採用に至らなかった理由がリーダーとの結束部分の弱さ。

例えば根がかりした時に引っ張るとノット部で切れてリーダーごと逝ってしまう事が多発していました。

シンキングPEとはいえやっぱり比重1.78のフロロカーボンの沈めやすさには敵わないので、それを補うためにロングリーダー(3m程)をとって使いたいんですが
これで根掛かりしたりしてリーダーが切れたら結ぶのが面倒くさいのは勿論、長いラインを水中に残してしまう。

なので多少の沈めやすさを犠牲にしてでも強度を優先してノーマルPEを採用しなくてはならなかったのが事実でした。

しかし今年出たピットブルG5はこの点が非常に優秀でした。


お試しで0.6号を別タックルに巻いて使ってみましたがノット切れをまだ起こしていない。リーダーは5lbです。他の号数でもこんな感じなら使える!って思ったので試合で使うスピニングにも採用してみた感じです。むしろ僕は逆に言えばこの弱点が解消されるなら

喜んで糸鳴り我慢してシンキングPE使うよ!

ぐらいの気持ちなのですよ。比重高いは偉大。

リーダーを7lbにしてるのはPEより強度を落とす事で(ピットブルG5の0.8号はMAX表記13lb)、根がかりしてロストしてしまう時にルアーだけが切れるようにしてるっていうのと汎用性、操作性重視。リーダーはFGノットで結束して強度は7〜8割が出てる計算をしています。

僕は釣りが下手なのでラインは太めを使いたい派ですし、まだ太くする事も出来ますし太くした方が良い時もあります。(ノーマルPEの0.8なら12lbくらいまではOK)それでも7lb。ラインが太いから釣れないって正直あんまり言いたくないんですがそれでも7lbかなと。この太さはだいぶ試行錯誤しました。


理由はリーダーを8lbにした途端に死に駒になるリグがいくつか出て来てしまったことです。

試合では出番がありませんでしたがそれが顕著だったのはダウンショットリグ。釣り方がその日に合ってなかったんやって言われたら確かにそれまでなんですが、僕が釣りしてた場所では明らかにバイト数が減りました。

太くて釣れないをあんまり言いたくないってとこに戻りますが、ライン直径が細い方がバイトが多いのは間違いないのです。操作性も7lbと8lbでは全然違う気がしています。
が、やっぱり魚に切られたくはないし、6lb以下に落とすならPEを0.6号にするかフロロ直巻きにするし。
って事で突き詰めた「細過ぎず太過ぎず」が7lbでした。

正直、7lbであればスピニングにフロロ直巻きも出来ますが、もう僕がPEを使う身体になってしまってるのとフロロ直巻きでは飛距離が出ない。なのでこのセッティングに落ち着きました。

PEを0.8号にしてるのはノット切れを防ぐのに余裕を持たせたセッティングにしたい事です。
なので本当は0.6号でも良いんですが、もうちょっと飛距離出したい!を思っていないのとノット切れリスクが少し上がってしまうので0.8号です。操作性の話もしましたけど、そこまで僕は繊細な世界の話は出来ません(笑)また1号まで行くともう少しリーダーを太く出来るので、そういう仕掛けはアリかなと思います。

PEを細くした事でデメリットが増えるなら意味がないし、もっと言うと僕はPEを使う事でメインラインの直径を細く出来ているなら仕事は果たしてると考えています。PEを使いたいというよりかは、本当はリーダーで使ってるラインを使いたいんだけどデメリットが気になる…って言うテーマでやってます。


そして、投げるリグですが

・ライトテキサス 
・ノーシンカー
・ネコリグ
・ダウンショット
・ライトキャロ

がメインで、後は小型プラグぐらい。ライトテキサス、キャロはラインにシンカーを通すので重さはやや気を使って5gまで。どうしても7gが必要とか、フリーリグのシンカーを使ったりして結び目との干渉が気になる場合は結び目にシンカーストッパーか夜光玉を挟む事で対応しています。


ロッドはおなじみシマノエクスプライド2610ML。
ファーストテーパーで良い感じの感度、魚を掛けてからは剛の力を出すロッド。大抵の魚には全然力負けしないんでかなりファイト時は安心出来ます。


リールはまだ買って1ヶ月経ってないコンプレックス2500HG。
これだけのドラグ性能あったら十分です。自重も軽いので操作感upに貢献してくれています。


ただもしかしたらこれから気が変わってノーマルPEにするかもしれないし、フロロ直巻きをやってみようってなるかもしれない。
ちなみに同じような事はベイトフィネスでも出来るかと思います。ただこの辺は好みの問題かと。僕がベイトフィネスを持っていないので、実際買ったりしてみたら違う事言うかもだけど(笑)

で、ここまで喋りましたが結局はその人の好みやFGノット面倒くせえ!ってのが人それぞれ違うのでやりやすいようにやればいいと思います。僕はこのタックルをそのまま海で使うのに回したりもするんで、多分当分はこれで行きます。

突き詰めていくとリーダー太くして何かの釣り方に特化したセッティングにしたり、ナイロン使って巻物重視…とか色々やれる事があるかと思います。

このセッティングが絶対!とは言わないのでもしタックルセッティングをお考え中の方などおられましたら、参考になりましたら幸いです。