いい時が続く。
同時にそれは終わりが近づいている事を意味する。
僕とて他人事ではない。明日から全くドラムが叩けなくなったりするかも知れないし、バンドが出来なくなるかも知れない。
だからこそ今に賭けている思いは特別だ。2年前にいきなりバンドを失い、それからフラフラな状態でサポートで転々として、やっとバンドが組めたと思ったら色々と自信をなくす事があって、もう楽器を置こうかという挫折をして…
辛かったとかあんまり言いたくないけどこの時は全てに置いて自信をなくしていた。自分の中でうっすらと「限界」が見えていた。
そんな時から考えたら
今僕は大切な仲間がいて
大好きな音楽が楽しく出来て
本当に幸せ者だと思います。
現実的な事や将来的な事考えたらこれでええんかって思いは勿論あります。
音楽とかバンドは一生付き合うものであって、今意気込んでやらなくてもいいじゃないかという意見も凄く理解出来ます。それは紛れもない事実だ。
だけれども何て言うかなぁ。
「今しか出来ない事」があるのは確かなんだよな。
もっと言うならそれをせずに全てが無くなってしまったらどうしよう…って考えたら怖い。
だからやっぱり…今は目の前の事しか見えてないかも知れない。
今やるべき事ではないかも知れない。
だけれどもその目の前の事に
僕は見つけ出さなければならない物がある。
それがアイツに言われた
「僕の一番の長所」だ。
僕はそいつに答えを示さなければいけない。
もうあの魂の抜けた俺じゃない
それを示すのは言葉じゃない。