しおじのし -35ページ目

   しおじのし

  ー裏路地の one dropー

時限を飛び越えて香る君の匂い。
繰り返される雪。

明日もここで一緒に居よう。

知らないうちに 街を白く染めたよに
湯槽に浮かぶ 柔らかな湯気。
白い肌。

楽しい事が僕にも君にも増えた。
この街にいるしかない…
それは母の時代の話し。

明日もここに一緒に居よう。

浮かれた店から酒の臭い。
大切な君を 大雪の中におき去るよに
時空を越えて香るは 君の匂い。
それは甘き肌色。
本当は君の部屋に
キッチンがないこと知ってる。
でも会いたい。

誰かを指名する生活から
どうしても…
どうしてもに変わりたい。
君は過去を忘れられないけど。
でも会いたい。

君の部屋でクリームシチュー
薄い味から作るよ。
きっと何度でも食べに行くからさ。
レンジで温める前に
さめた僕のこれまでを知って
君の幸せ以外の全てを刻んで
煮込もうとするのは自我?
でも会いたいんだ。

希望は白い鍋の緑色の豆
そして…
純粋で女性的な僕も
昨日庭で採れたみずみずしい音や
裏木の枝になっていた甘い歌に、
一喜一憂して夜も眠れない。
昼と夜が逆上がりして
鉄棒の冷たいつゆが凍る朝も
日光から発する周波数に
君への歌詞を付けて歌います。
おはよう。おはよう。
そして、
おやすみなさい。