BLEND | 独り言が多い珈琲焙煎士のダイヤリー

独り言が多い珈琲焙煎士のダイヤリー

流行りの珈琲に左右されない味を貫く珈琲焙煎士

僕はただひたすらに「おいしい」を届けたいだけ。
自分を磨き続け、澄んだ世界で創る最高の一杯を。

 

少し気が落ちていたのが 不思議と今日には引きずらず

 

沢山の人が朝からお店に顔をだしてくれて 沢山の笑顔を残していってくれた。

 

幼稚園児の双子ちゃんから 還暦を超えた方々まで沢山。

 

 

ありがとうございます。

 

 

その自分の声にも 力が入っていた。 沢山の感謝。

 

 

 

 

今日は ひとつの 新しいブレンドを作った。 

 

ほんとに なんとなく。 思い浮かんだままに。

 

 

名付けるとしたら・・ 月と太陽 みたいなものかなぁって。

 

 

作ろうとして作ったわけでもない。 

 

ただなんとなく よし、作ろうと思った。

 

久々の突発的なものづくり。

 

 

 

ひとりで飲んで このブレンド作るきっかけとなったひとたちにお送りした。

 

だから お店では売らないし もう残ってないし 作るブレンド比率も覚えていない。

 

一期一会 そんな一杯に あえて した。

 

 

 

月と太陽は 常に同じ所に (宇宙に) 共存し続けている。

 

どちらが欠けてもいけないし パワーバランスは崩れるべきものでもない。

 

強いとか弱いでもない。 どちらかの方が大事かどうかでもない。

 

どちらも絶対的に必要なものだと考えている。

 

 

 

このブレンドを作っている途中途中 何度も何度もテイスティングを繰り返しながら微調整。

 

同時に 先日書いたような パートナーとは のような気持ちを抱いた。

 

 

コーヒーのブレンドも 相性が必ず存在する。 豆と豆というパートナーのカタチ。

 

このA豆と このB豆をまぜたら 中間的な味になる  というわけでは絶対にない。

 

 

人も同じだと思う。

 

 

ときに足し算になり 掛け算になり また時には引き算になってしまったり。

 

どちらかがマイナスであれば どう掛けたってマイナスになる。

 

 

コーヒーな生き物だ。 だから人間関係もブレンドも同じだと僕は捉えている。

 

 

今日は感覚だけでブレンドをつくってみたけど

 

このブレンドが頭から離れきらないうちに この応用を考えてみたいと思う。

 

もしかしたら 自分の理想に近いものが出来るような気がして。

 

 

 

ブレンド という言葉を使うのではなく 共存 とか 共生 とか。

 

なんかそういうイメージ。

 

 

月と太陽(のようなひとたち) から得たインスピレーションの色が

 

自分の目指す向きにある色と 似たものだったのだろうと思う。

 

 

でも先に行っておきます。

 

イレブンブレンド は きっと生涯完成も販売もしないんじゃないかなって思ってます。

 

お店の名を持つブレンドを作るには 僕はまだあまりに未熟で経験も知識も浅いんですよ。

 

「これがウチの味だ!」 なんて まだまだ僕の口から言える人間には成れていない。

 

そんな気がするんです。

 

 

このブレンドは かなり僕の狙いに近い味に仕上がりました。 売りませんけどね笑。

 

これを飲んだひとが、笑顔になってくれたらいいなと 本当にそれだけを思っています。

 

 

 

 

喫茶店ならどこだって置いてるブレンド。

 

そのブレンドにこめられたもの・こと・想いは

 

きっと皆さんが思っている以上に 

 

深く広かったりするわけです。