花しょうぶ 白系 | 酒と散歩の日々                                               

 ここ連日の横須賀しょうぶ園の話。連れ合いとここ数年毎年のようにこの時期に、花しょうぶの鑑賞に訪れている。昨日は、紫色のど正統の花しょうぶの写真をアップしたが、今日は白色と黄色。花の写真を撮ることが楽しくなってきた。

 

 

 各品種の花の列ごとに名札がついている。物覚えが悪いせいか、片っ端から忘れる。しょうぶ園に初めてきた頃は記録のために名札の写真も撮っていたが、もうあきらめた。

 が、この品種の名は覚えている。「爪紅」という。なぜ覚えているかといえば、この花が一番好きなのだ。内側の花びらに、その名の通りほんのりと色が差している様がいい。

 

 

 こちらの花は、ほぼ全白。これはこれで悪くない。

 

 

 これとは逆に「爪紅」以上に内側の花びらに色が入っている品種もある。白と紫のハイブリッドだよね。面白いことに外が紫、内が白という品種はないようだ。

 

 

 外側の花びらに黄色の模様が入る品種。家に咲いていたのアヤメは全体は紫だが、同じ場所(ただし面積は狭い)に鮮やかなは色が入っている。あやめや花しょうぶの大元は、ベースは紫なところに黄色の紋が入るのがそもそものスタイルなのかな。その紫の色素が作れなくなって、白花の品種が生まれたとか。

 

 

 が、こんな風に全体が黄色味がかった品種もある。例年だと、この黄色の品種は花の時期がずれていて、それほど多くの花を見かけることはできなかった。今年はね、何のタイミングが紫も白も黄色もすべての花の色を楽しむことができた。ただし、もともとが晩生の種は、つぼみもまだ固かった。

 

 

 最後はこれも品種名をちゃんと覚えている種。「龍の爪」である。花がしっかりと開くことなく、ソフトクリームのようなとんがった形状でこれが花開いた状態である。

 

 

 あまりに特徴的な形なので、真っ先にこの名は記憶していた。

 いやいや、遺伝子というのは恐るべきものだ。元は同じ花しょうぶだったろうに、ここまでヴァリエーションを生むんだものね。