うぐいすの季節にうぐいす坂でうぐいすの声は聞けるのか | 酒と散歩の日々                                               

 タイトルが長い・・・

 横須賀は坂が多い街である。海岸近くまで谷戸と呼ばれる地形が広がっていて、隣の谷戸へ行くのに、坂を上って下っての繰り返しである。そのために明治期以降、隧道が数多く作られ、現在では日本一隧道の多い市となった。

 その横須賀と江戸を結んでいた「浦賀道」。最初に通じたのは鎌倉時代らしい。

 浦賀は東京湾口にあたるために、船舶の出入りを監視する場所として、浦賀の町は栄えた。奉行所も作られ、浦賀道も整備をされたらしい。ただし先に書いたとおり、三浦半島へ入ると浦賀道は上り下りの多いそんな道となった。

 

 横須賀中央にほど近い上町から汐入へと抜けるうぐいす坂は、そんな浦賀道の一部であった。ちなみにこのうぐいす坂のアップダウンの下には、若松隧道が通っている。

 

 昨日書いたように、横須賀中央委駅から平坂を上り、「松坂屋」で買ったスカメンチをかじりながら、そのうぐいす坂へ向かう。

 

 

 うぐいす坂の上り口には、その浦賀道を説明する看板があった。横須賀市では歴史的な名所などにこのような看板が設けられている。

 

 

 このうぐいす坂を初めて訪れたのは、昨秋のことだった。歩いて感じたのは、坂の多い横須賀でも急坂の1つであるということ。特に、ここの上り始めがきつい。

 

 

 このあ坂の多い横須賀だけども、坂の多い横須賀だけども、坂の多い横須賀だけども、標高自体はそれほど高いところはない。海からいきなり坂なので、わずかな高さでも結構シビア。

 その名の通り、かつてはうぐいすの声も当たり前だっただろううぐいす坂。季節に来れば、もしかしたらうぐいすの声も聞けるかもとやってきたが、そんなことはなかった。

 

 

 こんな写真で高さの雰囲気は伝わるだろうか。谷戸というのは、こういう高いところと高いところに挟まれた地形で、そこにまずは集落が作られた。のちに、こういう高台にも家が立ち並ぶようになったんだけどね。

 

 

 もう少し進んだところで、汐入にあるメルキュールホテルが見えてきた。かつてはプリンスホテルだったが、20年ほど前にいったん閉業して別の名となり、その後フランスのホテルチェーンの一角を担うようになった。

 

 

 汐入方面への下り。下りきったところ。こちら側の道は石段のようになっているところもあり、車では入ってこれない。このうらが道の標識が見えてきたらもう間もなく汐入側の街並み、どぶ板通りへと出る。

 昨年初めて歩いた時には、このあたりで大諏訪神社が見えて、ここに出てくるんだと納得をしたのだった。