昨年の秋に歩いたうぐいす坂をもう1度歩いてみようと思いたった。うぐいす坂は横須賀の浦賀道の一部で上町から汐入にかけての小高いところにある。その美しい名前を知って、昨年初めて歩いた。
うぐいすの季節にうぐいす坂を歩いてうぐいすの声が聞けるだろうかというのが、今回の散歩のポイント。
まずは横須賀中央駅から平坂を上るところから。横須賀は坂の多い街で、それを避けるために日本一隧道の多い街でもある。
浦賀道が使われていた江戸時代は当然隧道はなく、江戸から三浦半島の浦賀を目指しこの辺りまでやってくると、坂の上り下りできっと大変だっただろうなと思う。
平坂を上りきったところで、まずは中里神社へ参拝。このあたりを歩くときは、必ず立ち寄っている。
神社の境内へも上り・・・
昨秋に来た時には、イチョウの葉と銀杏が境内にたくさん落ちていたことを思い出す。
ここの狛犬さんは横須賀では珍しい陶製。しかも、拝殿の中に安置されている。横須賀中の狛犬さんと巡り合おうと歩き回っていた頃、この神社へ初めて来たときのことを思い出す。
そして、また境内から石段を下りて、平坂上の三差路へ。前回は開店前だったので立ち寄らなかった「松坂屋」へ。
ここは肉の名店。海上自衛隊にも肉をおろしているらしい。さらにメンチカツやコロッケが美味い。言えば、その場で揚げてくれる。名物スカメンチを1つ所望して、揚がる間を待つ。コロッケだって普通のやつのほかに、肉じゃがコロッケとかコーンクリームコロッケとかね。どれも美味そう。
揚げたてのメンチをかじりながら、うぐいす坂方向へ改めて歩き出す。