一平 おでん喰いたい | 酒と散歩の日々                                               

 昨日も書いたが、横浜まで通勤していた頃とは違って、現在の吞みのフィールドは横須賀である。ま、以前から横須賀でも呑んではいたのだが、横浜(主に野毛)とはやはり色々と違いがある。

 横須賀の方が魚介類が旨いのは当然である(しかも安い)。加えて、焼き鳥(や串焼き)も横須賀にはいい店が多い気がする。一方で、不思議と横須賀にはおでんを名物としている店が少ない気がする(個人の意見です)。この寒い季節、どこか美味いおでんが喰える店が横須賀にないか、リサーチをしていた。

 そして、アンテナに引っ掛かってきたのが3軒。そのうちの1軒が、昨日書いた「香まる」である。

もう一軒は、若松マーケットの「白根家」の近くに昨夏にオープンした店。ここが一番行きやすそうなんだけど、開店時間がよくわからない。18時過ぎにいってもまだ準備中だったりする。そのため、まだ入店できず。

 そして、もう1軒がここで書こうとしている「一平」である。場所は、京急の汐入駅近く。たまに立ち寄る立ち吞みの「小町」の並び。昼間に散歩でその前を歩いているはずなんだけども、記憶にない。

 寒い冬のある日、ついに突入(「続けて書いているからといって、「香まる」へ行った翌日とかではない)。

 

 入ってみると、ここも厨房に面したカウンター。後ろは小あがりというのだろうか。座敷になっていて、胡坐をかいて酒が呑めるという造り。ずっと気付かずにいたが、ここも古い店のようだ。

 カウンターの両サイドには、他のお客さん。ちょうど真ん中あたりに座る。

 

 

 品書きはなく、頭上にはずらりと短冊が並ぶ。上の段が呑みもの。下の段に様々なつまみ類。さらにホワイトボードもいくつかあって、そちらにも色々書いてあるぞ。

 みたところ、ホッピーがない。ホッピー文化が栄える横須賀の地で珍しいんでないかい。そこで、酎ハイをいただく。

 

 

 久々だなぁ。シンプルに美味い。

写真をよくみると写っている。座ったすぐ向かいにおでんの銅鍋がある。これを喰いにきたのだ。

 

 

 ここでも、大根と玉子とがんも。やっぱり、この3品がマイベストおでん種。

 

 

 こちらが昨日書いた「香まる」のもの。写真を比べれば、一目瞭然。色合いが薄め。味が薄いかといえば、そんなことはない。いいお出汁の味。いいね、美味いね。

 訊くと、年中おでんはあるのだそうだ。

 

 寡黙に料理を作っているご亭主。一方、気さくな感じの女将さん。ご夫婦なんだろうかと思いつつ・・・(前に、上大岡の「なか川」でそうだと思って聞いたら、全然違ったことがあったからね。絶対とはいえん。)もう一人おねえさんがいて・・・という、お店の方々

 女将さんが常連さんらしき方々と話しつつ、こちらにも話を振ってくる。店内のTVでやっているニュースの話題で、自然とこちらも他のお客との会話に参加をしていた。こういう感じ、いいなぁ。

 

 

 もう1品。これ、食べログかなんかに写真があげられていた。牛タンの焼いたやつ。ポテサラがついてるという記憶通りのもの。牛タンが厚くて美味い。ポテサラも好みのタイプ。ちょっとお高めだけども、2品頼んだと思えばそうでもない。

 で、他の客の頼んでいる品にも目が行く。どれも美味そうだなぁ。ここ、つまみ類がどれも美味い。次きたら絶対、あれ喰おう(実はもう行ってます)。

 酎ハイをお代わりして、おでんを喰ってタンを喰って・・・

 久々に常連になりたい店を発見。

 

 

 外見も風情があるよね。

 

 

 だそうです。