香まる おでん喰いたい | 酒と散歩の日々                                               

 野毛に足しげく通わなくなって、一番寂しいのがおでんが喰えないこと。いや、野毛でも一番好きだった「あさひや」のおでんが閉まってしまって、行っても他におでんが楽しめる店は少なくはなった(知っているのは、「野毛八」とか「酒富」くらい)。

 そして、この2年もっぱら外呑みは地元横須賀。ところが、あまりおでんを用意している店がない。けっこう探したんだけどもね。

 

 寒い冬場はやっぱりおでんが喰いたくなる。そこで、再度キーワードを変えたりして「おでん 横須賀」をググってみた。すると有望そうな(おでんの美味そうな)店を3軒発見した。そのうちの1軒は若松マーケットの「白根家」の近く。昨夏の開店だったらしい。が、2~3回行ってみたのだが、灯は灯っているもののその度 まだ開店をしていない。

 そして2軒目は、平坂をのぼったところにある「香まる」。ここへ行ってみることにした。昼間散歩の折に、この店の前を通ったことは何度かある。さらにのぼったところにあった「野鳥」に通った時も前を通っている。

 

 

 初めての店に入る時、それほどものおじをしない方だが、それでもそれなりに緊張はする。意を決して戸を開けると、小料理屋的な感じ。カウンターがあって女将さんがいてという感じ。もちろんカウンター席だけではなくて、割と広い店内。女将さんともう一人の女性がカウンターの中にいた。

 客もそこそこ。うまく空いていた入り口近くのカウンター席へ。

 

 相変わらずのホッピーでお願い。氷入りでとわざわざ言うのも、横須賀的だな。

 

 

 焼酎は横須賀標準。つまり多め。

 

 

 ホッピーを注ぎ、さてと品書きをみていたら、お通しが出た。

 

 

 タコのヌタ。美味そう。いや、美味い。

 

 でもって、もちろんまずはおでんを注文。大根は欠かせない。あとは玉子とがんも。がんもも大好物。

 

 

 大根の煮え具合、味の浸み具合共に良いですな。がんもにも味が浸み浸み。

 

 

 おかれていたおてしょ皿(でいいのかな)には、可愛らしい猫のイラスト入り。

 

 さてと、もう一品ぐらいいただこうかと品書きをみる。おでんだけではなく、串揚げも色々なのがそろっているなぁ。揚げ物もいいよなぁ。迷ったあげく、串揚げではなくクリームコロッケを。

 

 

 揚げたての熱々が供された。こうして写真を見比べてみると、それぞれ器に違いがあって、細やかな気づかいをしてくれる店なのだと思う。

 

 カウンターには、常連さんらしき皆さんが並んで、楽し気に話をされていた。きっと地元で長く愛されている店なんだろうな。