田浦倉庫群から田浦神明社へ | 酒と散歩の日々                                               

 毎年恒例となっている田浦倉庫群のぶらぶら歩き。今年は例年と逆回りの京急安針塚駅から京急田浦駅まで。倉庫群を横にみながら、JR田浦駅の前を行く。

倉庫街が終わって、自衛隊横須賀病院と海上自衛隊第2術科学校となる。ここで、JR横須賀線の踏切を渡る。

 

 

 横須賀方面に目をやると隧道。抜けたところがJR田浦駅のホームである。写真をよくみると、その先にも隧道があることがわかる。JR田浦駅は、2つの隧道に挟まれるようにホームがある。長い編成の列車だとホームの長さが足りず、先頭車両が隧道内に入った状態で停車。その車両のドアは開かない。

 これも全国的に珍しいのかな。

 

 踏切を渡ったのは、田浦神明社へ参拝をするため。この神社はこの線路わきにある。

 

 

 田浦神明社は、このあたりいくつかの地域のいわゆる鎮守様を合祀する形で大正時代にここに祀られた。だからこの地域全体の鎮守様といってもいいだろう。

 祭神は御食津神(みけつのかみ)、吉備霊、闇龗神(くらおかみのかみ)。

 

 踏切からの小路に面して鳥居があり、そこからの参道は左側にL字に曲がるように続いている。

 

 

 曲がった先にもう1つの鳥居があり、その先に石段と拝殿がある。線路はその向こう側。

 石段脇には大振りな狛犬さん。

 

 

 平成4年のもの。吽型のこちらの狛犬さんは前脚で子を押さえつけているようにもみえる。ちなみに、阿型の方は玉を踏みしめるような姿。

 

 

 石段をあがったところにはもう1対の狛犬さん。こちらも子を押さえている。こちらは昭和2年の作。

 

 

 こちらの拝殿は、田浦の大作や泉町にあった貴布禰(きふね)神社のものを合祀の際に移転してここに置かれたもの。大作や泉町は、梅の里の先の方になる。ここ田浦は梅の里で有名な地なのだ。

 

 参拝を終えて、国道16号へ。ここから北上して、船越隧道を抜けるといつもカモ見をしている長浦港はすぐそこ。次の目的地はそこだ。