GO WEST 伊部の街へ | 酒と散歩の日々                                               

 1月の旅行記である。1泊2日の岡山の旅、目的は2つ。備前焼とカキオコである。

旅行初日は、その備前焼の里 伊部へとむかった。

 

 午前中のうちに、岡山(駅)に到着。ホテルに荷物を預けさせていただいて、伊部へは赤穂線で約40分。ただし、この赤穂線は1時間(以上)に1本の本数。しばらく、ぶらぶらと岡山駅周辺で過ごして、駅構内へ。

 

 昼食は、伊部の街でと決めていたのに、悪い癖が出る。

駅そばってのが好きなのである。神奈川県でいうと京急線の「えきめんや」、小田急線の箱根そばといった、駅構内外にある立ち喰いのあれである。

 岡山駅在来線の改札の内側にあった・・・うどん(西日本なので、そばよりうどん!)の一杯くらいならば、いけるだろうとつれあいをホームで待たせてね。

 

 

 「めん処 吉備」。岡山らしくていいじゃないの。券売機で、かき揚げうどんをポチッとする時に、この文字がみえた。「ままかり寿司」。2秒迷った・・・ポチっとしてしまった。

 (俺の馬鹿馬鹿馬鹿)・・・うどんの一杯ならば、落語にも出てくる江戸っ子のいう「そばの一杯なんてのはおやつ替わり」でいけるがね。後先考えない性格なの。

 

 

 まずはこのうどんが美味かった。関東圏の駅そばはやっぱり、そばに合う濃いめの醤油色の汁。それと比べると、こっちのはどこも薄い色の出汁のきいた汁(金沢のも山口のもそうだった)。カツオとはちょっと違った出汁の風味。いりこを使っているのかな。

 無謀にも注文したままかり寿司も美味かった。

 ちなみに、立ち喰いではなくちゃんと椅子があった。

 ・・・ほどほどに腹は満ちた。

 

 

 赤穂線は黄色の2両編成。これに乗っての各駅停車。アナウンスの「おおだら」、さてどんな字を書くのだろう。なんてつれあいと話しながら、電車に揺られた(正解は大多羅)。

 

 

 伊部の駅。2・3Fは備前焼伝統産業会館になっている。こちらは帰りがけに見学をした。

 

 

 北口を出たところには、備前焼のレリーフ。

 

 あまり昼飯を喰えるところが多くなさそうで、事前にプリントアウトしておいた伊部探索マップを頼りに駅から右方向へ。「双葉食堂」があるはず。

 ・・・駅からすぐだった。

 

 

 いいね、この定食屋風の造り。入ってみると、定食屋だった。駅からの反対方向に寿司屋もみえたが、こっちでよかった(つれあいはあっちのが良かったカナ?)

 地元の方々が、てんでに色んなものを喰っている。こりゃあ、美味いに決まっている。

 壁には、店のメニューの人気ランキングも貼ってある。

 その中から私は、ホルモンうどんを。そばめしとかもこっちが本場なんだよね。迷ったなぁ。

つれあいはアジフライ定食。

 

 

 そしてもちろん、お疲れさんビール。つれあいと1本を分け合う。やっぱ、美味いね。

 

 

 ホルモンうどんがきた。ソース味でも醤油味でもない。足りなくなったらかけてくださいねと添えられたタレをみてなるほどと思った。焼肉のタレの味だ。

 ホルモンはこてっちゃんみたいなペラッとしたやつではなくて、その内側の脂もついたやつ。こう表現したらいいんだ?横須賀の「もつ肉ハッピー」の塩煮込みに入っているやつ(といってもかえってわからないか・・・このブログを読んでくれてる方にはわかるか・・・)

 キャベツもたっぷりで、このタレとよく合う。美味い。ビールとよく合う。しかも量がたっぷり。大盛りにしなくてヨカッタ。まぁね、うどんとままかり寿司が腹の中にあるからね。そもそも、大盛りにするつもりはなかったんだけどさ。でも、大盛りといって出されても納得するボリューム。

 

 ここからが備前の街の探索。まずは、天津神社へ参拝にいこう。

 途中の伊部小学校の外壁には、各代の卒業生の制作だろう。備前焼のレリーフが飾られている。

 

 

 さすが、備前焼の里。