どぶ板通り そぞろ歩き | 酒と散歩の日々                                               

 昨日書いた「一福」での昼呑み(兼 昼飯)のあと、酔い覚ましではないがドブイタ通りを歩いて一駅隣の横須賀中央まで歩いた。

 

 

 ここどぶ板通りは、その昔 進駐軍(そのあとは在留米軍)の海兵さんの遊び場だった。1ドル=360円だった頃の話である。ベトナム戦争等のためだろう。艦船の上で数ヶ月を過ごした海兵さんたちは、上陸休暇の日がくるとこのドブイタあたりで呑み歩いた(ようだ)。当時は、日本人(特に当時小学生だった私などが)が歩くのは危ないとまでいわれていた。

 

 

 その海兵さんたちが好んでスーベニアとしたのが、スカジャンの始まり。最初は「スーベニアジャケット」とよばれたらしい。

 

 

 ここは、そのスカジャン作り老舗の「プリンス商会」。壁面の細工も美しい。店内は撮影禁止なので、遊びに来られた方気をつけてね。

 

 今は往時の危険な雰囲気もなく、日本人も外国人も普通に行きかう街。外国人の皆さんもファミリーで歩いていたりして、フレンドリーな感じ。

 

 

 たぶん、アメリカの皆さんはこの街角に日本を感じているんだろうなぁ。そして、私たちはこの街角にアメリカを感じる。市の観光客誘致の方針もあって、この街角発祥の「ネイビーバーガー」や「カレー」もすっかり定着した。

 バーガー類を売りにする「TSUNAMI」なんか休日は長蛇の入店待ちの行列。

 

 

 海自とアメリカ海軍を共に持つ稀有な街 横須賀を象徴する場所。それが「ドブイタ通り」。

市外の方、一度是非遊びにきてみてください。異国(アメリカ)を感じられますよ。